年を重ねるごとに男性としても魅力が増している草刈正雄（くさかりまさお）さん。
過去に起こした交通事故がスターになるきっかけだったようです。
ただ、若い頃は桁外れのイケメンだった事からブレイクは必至。
とはいえ働きながら高校に通っていた頃はこんな日が来るとは夢にも思わなかった事でしょう。
草刈正雄のプロフィール
本名:草刈正雄
生年月日:1952年9月5日
身長:185cm
出身地:福岡県北九州市
最終学歴:放送大学教養学部教養学科
所属事務所:バービィオフィス
草刈正雄は交通事故のおかげで映画に出演出来た？
交通事故を起こした事で謹慎する芸能人は少なくありません。
起こした事故によっては長期間、謹慎するというケースも。
あまりに悪質な場合は芸能界引退に追い込まれてしまう事もありますよね。
ところが草刈正雄さんは交通事故を起こした事で知名度と好感度を上げているんです。
それはモデルから俳優に転身したばかりだった19歳の頃。
その日、仕事が休みだった事から群馬県の高崎を訪れていた草刈正雄さん。
運転していた車で事故を起こし、相手に怪我をさせてしまったそうです。
自ら「蚤の心臓」と語るほど気が小さい草刈正雄さん。
事故を起こして以降、仕事に集中する事が出来なくなり当時出演していたドラマからの降板を申し出たそうです。
その後、事故を起こした高崎に3か月ほど下宿。
そして許しを貰えるまで被害者が入院する病院を訪れていたそうです。
駆け出しの新人が交通事故を起こしてドラマを降板するなんて。
そのまま芸能界から干されてしまってもおかしくありません。
ですが芸能人の前に一人の人間。
「人として誠心誠意謝罪しなければならない」と考えての行動だったのでしょう。
もしかすると芸能界から引退する事も覚悟していたかもしれません。
ただ、こうした善行は見ている人は見ているもの。
この行動に感心した映画監督の篠田正浩さんが映画「卑弥呼」に草刈正雄さんを抜擢。
しかも主演を務める岩下志麻さんの弟役という大役でした。
そしてその後、岩下志麻さんのマネージャーの推薦により映画「神田川」に出演。
これも主演の高橋惠子さんの相手役という重要な役柄。
それ以降も次々と映画やドラマに出演し続けた草刈正雄さん。
事故を起こしてしまった事を後から後悔してもどうしようもありません。
その後、どのような対応をするかが如何に重要な事か良く分かりますよね。
草刈正雄の気になる経歴
アメリカ軍人の父、日本人の母の間に生まれた草刈正雄さん。
ただ、母親が草刈正雄さんを妊娠中に父は戦死。
そのため母子家庭となり貧しい暮らしをしていたそうです。
少しでも生活を楽にしようと小学生の頃、新聞配達と牛乳配達を掛け持ち。
中学卒業後は働きながら定時制の学校に通っていたそうです。
そんな時、アルバイト先のバーのマスターに勧められモデルとして活動するように。
そして17才の頃に地元の福岡から上京すると資生堂の化粧品ブランド「MG5」への出演をきっかけに資生堂の専属モデルに。
それ以降も順調にモデルとしてのキャリアを積んだ草刈正雄さん。
モデルから俳優してからも目覚ましい活躍ぶり。
次から次へと話題作に出演し続け、芸能界での地位を確固たるものとしました。
ただ、仕事に恵まれチヤホヤされた事で天狗になってしまったそうです。
その結果、仕事が減少するだけでなく、徐々に役も小さくなっていってしまったんだとか。
そんな時に転機となったのが女優、若尾文子さんの「舞台をやりなさい」という言葉。
演技の実力が問われ、観客の生のリアクションが直に伝わってくる舞台。
当時の草刈正雄さんにとっては舞台出演は全く考えられない世界だったそうです。
ですが、この言葉が胸に残っていた事から、その後に届いた舞台のオファーを承諾。
仕事に困っていた事もオファー受けた理由だったそうですが。
初の舞台は大変なことばかりだったようですが、無事にやり切った事が大きな自信に。
それ以降はドラマや映画だけでなく舞台にも積極的に出演。
こうした着実な活躍が実を結び2016年の大河ドラマ「真田丸」で再ブレイク。
そして2019年に出演した朝の連続テレビ小説「なつぞら」での演技も大きな話題となりました。
2020年には芸能生活50周年を迎えた草刈正雄さん。
まだまだ日本芸能界には欠かせない名優として今後も素晴らしい活躍を続ける事でしょう。
若い頃は超絶イケメンだった
今もイケメンっぷりが話題となる事が少なくない草刈正雄さん。
ですが、若い頃は今以上のイケメンっぷり。
「息を呑むほどの美しさ」とはまさにこの事。
それに加えて185cmという長身。
アルバイト先のマスターがモデルを進めた事も頷けます。
前述の通り上京後、資生堂のモデルを務め人気を博した草刈正雄さん。
このモデルを務める事になったのも他を圧倒するほどのイケメンだったから。
実は当初、このモデルには別の人が決まっていたそうです。
それでも「顔見世」として会社を訪れるとそこにいたのが当時、資生堂のCMディレクターを務めていた杉山登志さん。
そしてカメラテストを受けた事で資生堂のモデルに決定したそうです。
今も「天才」と高く評価される杉山登志さん。
草刈正雄さんのイケメンっぷりはそんな杉山登志さんをも魅了してしまったようです。
その後、俳優として活動するようになってからはブロマイドの売り上げで1位になった事も。
日本中が草刈正雄さんのイケメンっぷりの虜となっていた事が良く分かります。
草刈正雄の出身高校は夜学で苦労
草刈正雄さんは母子家庭で裕福ではなかった事から定時制の小倉西高校に進学。
昼は本のセールスマンとして働きながら夜は高校で勉強。
非常に大変な苦労があった事は容易に想像できますよね。
なお、セールスマンとしては非常に優秀。
歩合制だった事もあり当時の大学卒の初任給以上の給与を貰っていたそうです。
ただ、給与は自分のために使う事はなく全て母親に渡していたんだとか。
外見だけでなく内面も美しいなんて、きっと母親の育て方が良かったのでしょうね。
そして17才で上京後は青山高等学校の定時制に転校。
卒業後は芸能活動に専念すると思いきや放送大学に進学しています。
「日本で一番簡単に入れる大学」とも言われる放送大学。
ですが、無事に卒業するのは約50%と言われています。
実際にキャンパスに通う事なくテレビやラジオで授業を受けられる
そのためよっぽど学習意欲が高くなければ続かないのでしょう。
そんな中で草刈正雄さんは仕事の合間を縫って勉強を継続。
そして放送大学を無事に卒業しているようです。
飽くなき向上心と好奇心、そして学ぶことへの意欲。
これが長く芸能界で活躍できる秘訣なのかもしれません。
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