『ドラえもん』の野比のび太役、『未来少年コナン』のコナン役などで有名な小原乃梨子(おはら のりこ)さん。
ブリジッド・バルドーさん、シャーリー・マクレーンさんなど、吹き替えの持ち役も多数あります。
今回は、そんな小原さんの現在について調べてみました。
過去の逸話や、ドラえもん役の大山のぶ代さんとの関係についても紹介していきます。
小原乃梨子のプロフィール
愛称:小原さん
本名:戸部法子
生年月日:1935年10月2日
身長:162cm
出身地:東京府(現:東京都)
最終学歴:跡見学園高等学校
所属事務所:81プロデュース
小原乃梨子、現在(2023)の活動
小原乃梨子さんは、2023年で88歳になりますが、元気に仕事をしています。
テレビアニメへの出演は減ったようですが、他にも声をいかしたさまざまな活動をしているようです。
絵本の読み聞かせは、子供たちから大人気の仕事であり、CDも発売されています。
小原乃梨子が朗読する「伝えたい心の童話シリーズ」CD、全巻セットをSTAY HOME応援セールとして、特別価格にいたしました。
お子様たちがゆっくり聴いて、お家にいる時間を充実させていただけると嬉しいです!https://t.co/QDfT035iZI#朗読 #声優— 小原乃梨子 出演情報 (@voice_nohara) April 12, 2020
長くアニメのキャラクターを演じ、子供たちに夢を与えてきた小原さん。
アニメの仕事から遠ざかってからも、昔と変わらず、子供のための仕事を続けていることがわかります。
小原さんといえば、のび太のような少年の声が有名ですが、落ち着いた語りも素晴らしいものです。
小原さんの上質な朗読は、大人のファンにも感動を与えています。
小原乃梨子さんの朗読で『銀河鉄道の夜』を聴いています。ジョバンニの声に胸がいっぱいになる。うう pic.twitter.com/g5kPRbanL8
— くまかなえ (@knekm) November 18, 2020
こうした読み聞かせの活動には、幼い頃の体験が影響しているようです。
小さい頃の小原さんは、母親の膝の上で、父親が読むたくさんの物語を聞いていたのだとか。
空想の世界に大きな魅力を感じた小原さんは、「作家になりたい」という夢を抱いたこともあったそうです。
そうした過去を考えると、アニメや吹替の仕事が落ち着いてから朗読へシフトしていったことは、自然な流れだったのかもしれません。
小原さんは、他にもコラムの執筆や講演会などを行っており、幅広く活動しています。
今日(10/5)の読売新聞 夕刊「もったいない語辞典」にコラムを執筆いたしました。少女のころ、言葉への思いが募り始めるきっかけの話です。
お手にとってご覧いただけますと幸いです。— 小原乃梨子 出演情報 (@voice_nohara) October 5, 2018
★オープンキャンパス同時開催:小原乃梨子さん母校講演会★
跡見卒業生の声優・小原乃梨子さんによる講演会「声に恋して~洋画とアニメと私自身と~」を開催!
小原さんは、のび太やドロンジョ様など、馴染み深い役を数多く演じていらっしゃいます。受験生はもちろん、在学生もぜひお越しください! pic.twitter.com/u41QwIrOsG— 跡見学園女子大学 (@Atomi_univ) November 21, 2016
これからも健康に気をつけながら、長く活動を続けてほしいものです。
引退の噂は本当?
小原乃梨子さんは2021現在も活動を続けており、引退を発表したことはありません。
しかし、ネット上では「引退したのではないか」という噂が流れています。
その理由として考えられるのは、人気キャラクターの声優交代です。
小原さんは、26年続けた野比のび太役を、2005年から大原めぐみさんに引き継いでいます。
『タイムボカンシリーズ』の三悪では毎回女性キャラクターを担当していましたが、2015年の『夜ノヤッターマン』からは喜多村英梨さんが担当。
こうした声優交代により、「小原さんは引退したのではないか」という噂が広まったものと思われます。
ドロンジョ様、喜多村英梨に完全移行したの??? まさか小原乃梨子さん引退したとかじゃないよね…
— コタチ (@U10_SUKI) October 21, 2019
また、年齢も影響しているようです。
テレビであまり声を聞かなくなったことに加えて、80代になっていることから、「もう活動はしていないだろう」と思い込んだのでしょう。
しかし改めてコナン役の小原乃梨子さんは素晴らしい声優さんだな、と。
現在、85歳とのことでとっくに声優業は引退されてると思ったがお仕事されているらしいですね。
私の中ののび太はずーっと小原さん。— みみ (@MidoMidosho) November 1, 2020
高齢になると仕事を続けられなくなる人も多いので、これは無理もないことかもしれません。
2023年現在、ドラえもん役の大山のぶ代さんは老人ホームで生活しており、ジャイアン役のたてかべ和也さん、スネ夫役の肝付兼太さんは亡くなられています。
そう考えると、86歳でも元気に活動を続けているというのは、本当にすごいことです。
小原さんは、普段から健康管理などもしっかりされているのではないでしょうか。
若い頃の有名な逸話
小原乃梨子さんには、若い頃に吹き替えの仕事で二度も恋をしたという逸話があります。
といっても、同じ声優さんに恋をしたわけではなく、役への恋だったようです。
1回目は、『ライアンの娘』でクリストファー・ジョーンズさんが演じていたランドルフ・ドリアン。
今夜のナイスガイな二枚。
Christopher Jones クリストファー・ジョーンズ
『ライアンの娘』では寒村にやってきた若い男。欲求不満の若妻の対象に。本作出演後S・テートの死を境に俳優業を廃業したとかで。。ミュージシャンが政治運動に巻き込まれる?未公開『狂った青春』ザ60年代色濃厚、見たい! pic.twitter.com/INxCTQcAwl— ツッチーフルーティー (@tuti4649) October 24, 2018
2回目は、『私生活』でマルチェロ・マストロヤンニさんが演じたファビオだそうです。
そして『私生活』で共演したマルチェロ・マストロヤンニの誕生日がべべと同じ9月28日だと教えてくれたのも、今日のTLでした。 pic.twitter.com/nXiMWYWRtj
— ヌーン・ムーン (@noonmoonpoem) September 28, 2020
ランドルフは津嘉山正種さん、ファビオは矢島正明さんが声を担当していましたが、小原さんは収録後に食事をするのも恥ずかしくなり、誘いを断ったことがあるのだとか。
なんとも可愛らしく、微笑ましいエピソードです。
大山のぶ代との仲は良好
小原のり子さんは、『ドラえもん』で大山のぶ代さんと長く共演していますが、「仲が悪いのではないか」という噂が流れたことがあります。
なんでも、収録中に隣同士のマイクを使うことがまったくなかったのだとか。
しかし実際には、喫煙者の大山さんが、いつも外に出やすいドア側を選んでいたということのようです。
タバコを吸わない小原さんは煙の影響がない奥のマイクを使っていたため、収録中は自然と距離が離れただけのこと。
不仲でないことは、大山さんもインタビューの中ではっきり答えています。
のび太くん役の小原乃梨子さん、しずかちゃん役の野村道子さんとは今でも親友です。
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