往年の二枚目スター・佐田啓二さんを父もち、「中井貴一の姉」としても知られる中井貴惠(なかいきえ)さん。
金田一耕助シリーズ『女王蜂』で華々しくデビューしたあともスター街道をひた走っていましたが、結婚後は一転して芸能界から距離をおいた印象があります。
2023年現在の活動状況や札幌在住という噂、夫と娘について調べました。
中井貴一のプロフィール
生年月日:1961年9月18日
出身地:東京都世田谷区
身長:181cm
血液型:A型
最終学歴:成城大学経済学部
中井貴惠のプロフィール
本名:中沢 貴惠子
生年月日:1957年11月27日
身長:167cm
血液型:O型
出身地:東京都世田谷区
最終学歴:早稲田大学卒業
中井貴一の姉は女優&エッセイストの中井貴惠
「中井貴一の姉」として知られる中井貴惠さんは、70年代後半から80年代半ばにかけて、映画・テレビドラマ・CMで活躍した人気女優です。
早稲田大学出身のインテリでもあり、クイズ番組にもよく出演していました。
女優デビューは市川崑監督による1978年公開の『女王蜂』。
高峰三枝子さん、岸惠子さん、司葉子さんという過去3作の犯人役の大女優が勢ぞろいする中でのヒロイン役でした。
同作は松竹の二枚目スターだった佐田啓二さんの娘である中井貴惠さんを大型新人として大々的に売り出そうとした作品。
カネボウのタイアップ作品でもあり、口紅のCMにも中井貴惠さんを起用するという破格の待遇でした。
劇中では「よし、わかった!」でおなじみの加藤武さんが、CMのキャッチコピーである「口紅にミステリー」を台詞として口にするシーンも。
撮影時、彼女はまだ大学2年生だったそうです。
『女王蜂』で数々の新人賞を受賞したあとも『制覇』『人生劇場』などの映画で活躍し、女優としてのさらなる飛躍が期待されていた中井貴惠さん。
ところが、1987年の結婚を機に女優業とは距離をおくようになりました。
早稲田大学在学中から活動していた女優業、結婚を機にスッパリと女優業を引退し、家庭を優先させたのです。
以降はエッセイや翻訳などの執筆活動や、朗読劇「大人と子供のための読みきかせの会」などの活動を続けています。
現在はテレビで観る機会はなかなかないのですが、最近だと『徹子の部屋』に「エッセイストの中井貴恵」として出演。
ご本人が語ったところによると、女優業を休業すると宣言したつもりはなく、自身がその時にやりたいことを優先してきた結果とのこと。
女優業から離れたのは、不器用な自分では子育てと両立できず、どちらも中途半端になる気がしたからなのだそう。
2013年には映画『じんじん』で久々のスクリーン復帰を果たし、2017年には『じんじん其のニ』にも出演しています。
中井貴惠の20212年現在と札幌在住の噂
北海道の札幌在住という噂がある中井貴惠さん。
結婚後は夫の勤務地であるアメリカのニューハンプシャー州で暮らし、帰国後は、同じく夫の勤務地である札幌に住んでいたことがわかりました。
その後は東京に転居して、2023年現在は東京在住だそうです。
1998年に結成した「大人と子供のための読みきかせの会」はすでに1450回以上を数え、大人気の朗読劇に。
中井貴惠さんののびやかで安定感のある朗読と、キャラクターごとに使い分ける魅力的な声色は、聴き手の年齢を問わず物語の世界に引き込んでいるそうです。
女優としてのキャリアは朗読にも生かされているようですね。
3日に行われました「おとな絵本の朗読会」無事終了。御来場いただいた皆様、配信をご覧いただいた皆様ありがとうございました😊今回は「アンジェロ」の初演でしたが、たくさんの反響をいただきました。あ!見逃した!という方、配信は9日21:00までご購入いただけます。https://t.co/9t79IpUY5W pic.twitter.com/PPiWlZDsgK
— 中井貴惠/Nakai_Kie (@kie_nakai) July 4, 2021
そのほかにも朗読と音楽だけによる「音語り」シリーズ、「小津安二郎映画を聞く」シリーズ、また大人が絵本の朗読を楽しむ「おとな絵本の朗読会」など、新しいスタイルの朗読劇を展開中。
中井貴惠さんは『貴恵のニューイングランド物語』『父からの贈りもの』といった著作を発表していますが、絵本の翻訳やコラムでも活躍。
2021年10月27日には翻訳絵本『ふたりのバナナ』を出版。
翻訳を担当した絵本『ふたりのバナナ』(作:ブレア・ソーンバーグ 絵:ケイト・ベアビー イ刊:マジネイション・プラス)が10/27に発売決定!サイン入り絵本の先行予約を10/8から受付開始いたします!詳しくはこちらで!是非手に取って頂きたい作品です。https://t.co/Fx39Z6Ag7M pic.twitter.com/XJIPKoow4i
— 中井貴惠/Nakai_Kie (@kie_nakai) October 6, 2021
2021年7月からは、日本経済新聞夕刊の「あすへの話題」の金曜日のコラムも担当しています。
中井貴惠の夫は研究者、子供は娘が2人
女優になって数年後、あまりの多忙さに不満が芽生えてきたという中井貴惠さん。
結婚もしたいし、子供も産みたいという夢があり、自分を見つめ直すためにしばらく女優業を休むことに。
そこで思いついた口実が海外留学でした。
生まれて初めての一人旅となったハーバード大学のサマースクールで、のちに夫となる中沢直樹さんに出会います。
中沢さんは岩手県盛岡市の出身で、水摩擦強度の研究等の功績で知られる研究者。
才女であるだけに、知性が高い男性と波長が合ったのかもしれません。
2人が結婚したのは1987年でした。
中沢さんの勤務先がニューハンプシャー州の極地工学研究所だったため、新婚生活は同地で送ることになります。
東日本大震災の際は、岩手県に住む夫の親族に動画でメッセージを送っています。
夫・中沢直樹さんとの間には、2人の娘が誕生。
2人とも一般人のため、画像は見つけることができませんでした。
エッセイ『娘から娘へ』には、子育てのほか、娘たちを囲む家族の時間や夫婦のことが温かな目線でつづられています。
オフィシャルブログ『おかえり! ごはんできてるよ』には、娘たちの話題が投稿されることも。
記事によると、長女は1990年3月23日生まれで、姉妹ともに海外で学生生活を送ったことがわかります。
2019年9月放送の『徹子の部屋』では、長女が国際結婚をして、イタリアで結婚式を挙げたことが明らかになりました。
朗読劇は演技とは違う難しさがあり、奥が深いと語る中井貴惠さん。
女優をやめてしまったわけではないことがわかって、ひと安心ですね。
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