テレビで見ない日はないほどの人気タレントから一転、今や全国ネットから姿を消してしまった元オセロの中島知子(なかじまともこ)さん。
体調不良による休養はなぜ長期化したのか、なぜ洗脳騒動が起きてしまったのかを探っていきます。
同居していた女性は占い師とも霊能者とも報じられていますが、いったい何者なのでしょう。
中島さんの口から語られた騒動の真相のほか、マンション家賃滞納についてもまとめました。
中島知子の洗脳騒動はなぜ起きた?
そもそものはじまりは、2011年4月、体調不良を理由に芸能活動を休止したことでした。
中島知子さんはその後、自称占い師(霊能者)の女性による洗脳騒動、家賃滞納、所属事務所との契約解除、オセロ解散など次々とトラブルに見舞われます。
こうした一連の騒動につながっていった休養については、ご本人いわく、39歳を迎え、仕事について考え直したいと悩んでいた矢先に腸の具合が悪くなったのがきっかけ。
その背景には、所属事務所の松竹芸能との方向性の違いや、相方の松嶋尚美さんの独立があったそうです。
自宅マンションに引きこもったのは、事務所をやめるための強硬手段、つまり仕事をボイコットするためだったと説明しています。
平たくいえば、活動休止の原因は事務所と松嶋さんにあったという主張ですね。
もともとプライベートでも仲良しで知られていたオセロの二人。
松嶋さんは2007年に松竹芸能から独立し、個人事務所ステッカーに移籍しました。
同時にオセロの育ての親であった松竹芸能のスタッフもステッカーに移籍。
この人物こそ、大学在学中の中島さんをスカウトした男性です。
中島さんの目には、信頼していた二人が示し合わせて独立、それを止めない松竹と映ったかもしれません。
一方の松嶋さんはオセロの看板を守って活動を続け、相方が帰る場所を用意して待っていました。
松嶋さんにとって洗脳騒動はまさに寝耳に水の出来事で、コンビ仲を女性占い師に引き裂かれたようだと悔しさをにじませたことも。
しかし二人は2013年4月11日に2年ぶりに会って話し合い、オセロは解散に至ります。
この時中島さんは、「あんたの独立がいちばんこたえた」と告げたそう。
コンビ最後のツーショットは松嶋さんのブログで見ることができます。
仕事を休みはじめてまもなく、中島知子さんは女性霊能者のマインドコントロール下にあると報じられて世間を驚かせます。
報道によると、休養に入った頃はすでに同居しており、日常のあらゆることを彼女に指示されていたとのこと。
同居生活のスタートと時期を同じくして激太りしたり、松嶋さんを避けるようになるなど、異変は顕在化していました。
霊能者に傾倒していった理由として、ある二枚目俳優との破局も指摘されています。
破局後ほどなくして彼が結婚したことで、中島さんは相当なショックを受けたと証言する知人も。
さらにその後、大物歌手と不倫関係になり、こちらも結婚には至らず破綻したと書かれます。
これらの報道が事実だとすれば、幸せな結婚生活を送っている松嶋さんとはまさに対照的。
傷心の中島さんが、心のよりどころとして霊能者に心酔したとしても不思議ではないでしょう。
中島知子がハマった占い師(霊能者)の正体と手口
占い師・霊能者とされる女性について、まずは中島さんご本人の説明をまとめます。
出会いは2005年、もともとはショップで出会ったお客同士で、そのうちに悩みを相談するようになり、友人関係に。
同居生活については、自分は仲良くなると一緒に住む癖があるとしたうえで、彼女に借金をしており、それを現金で返すのも嫌らしいと思ったので、同居する形で返済しようとしたのだそう。
家賃で返すということですね。
洗脳報道には「意味わかんない、されてないし」と完全否定。
むしろ自分に関わったことで占い師を騒動に巻き込んでしまい、申し訳なく思っているとのことでした。
一貫して「彼女は悪くない、悪いのは私」というスタンスに、洗脳が解けていないと思った人も多かったようです。
一方、カルト問題に詳しい有田芳生さんは、中島さんの関係者から相談を受けていました。
有田さんは「二人は教祖と信者の関係で、霊能者を名乗る彼女は寄生虫のような存在」と断罪。
お金を吐き出してくれそうなターゲットに狙いを定め、取り込んでしまうのが常套手段で、これまでに何人も被害者がいるとのこと。
「神の計画」という言葉をよく用いるのが特徴で、神の名を語ってターゲットをコントロールし、自分の欲望をかなえていくのが手口だそうです。
彼女の出身は大分県で、地元の高校を卒業後にタウン誌の編集部などで働いたのちに上京。
編集プロダクションに勤務して、ライターや旅行雑誌の編集をしていたそうです。
霊能者を自称して除霊やカウンセリングをするようになったのは1999年頃からで、メディアのコネを生かして芸能界にも人脈を広げていったよう。
放送作家を自称したり、小泉純一郎元首相や中田英寿さんも顧客と吹聴していたそうです。
2023年現在、中島知子さんは大分県を拠点にタレント活動をしていますが、2020年3月の時点で、この女性と大分でスナックを経営していると笑福亭鶴瓶さんが発言しています。
騒動が収束したあとも行動をともにしている可能性が高いのが心配ですね。
中島知子が語った真相の信憑性は?
中島知子さんは2013年3月29日、事務所を通さないまま、およそ2年ぶりにテレビ出演。
これ以降もテレビに登場して騒動の真相について語っています。
彼女の発言を総括すると、女性占い師と友人なのは事実だけれど、同居はしておらず、報道内容は嘘だらけ。
占い師にお金を使っていたのではないかという疑惑についても否定しています。
また騒動に発展した理由は、実家への送金をやめたことに家族が腹をたて、中島さんの嘘の情報をメディアにリークしたからと弁明。
洗脳騒動を完全否定した中島さんですが、ご本人の説明と報道と実際の状況とで食い違う点が多く、真相は闇の中。
視聴者がもっとも違和感を感じたのは、彼女が標準語で話していたことでした。
京都生まれ、京都育ちの中島さんから関西弁が消えていることで、いまだマインドコントロール下にあると思われてしまったようですね。
そのほかに筆者が少し気になったのが表情です。
通常、人間は楽しい話なら顔がゆるんだり、輝いたりするもの。
また申し訳ない気持ちがあれば表情がくもるでしょう。
ですが、ほとんど変化を感じず、どこかロボットのようです。
洗脳は、自分が洗脳されていることを認識できないのが特徴ですから、すべては自らの意思で行っていると思い込んでいるのかもしれません。
オセロの中島知子さんに お会いしました。#大分 #オセロ pic.twitter.com/hg809VMksD
— 磯田久美子 (@IsoIsokumikumi) May 13, 2019
中島知子、マンション家賃滞納分を一括返済していた
中島知子さんの洗脳騒動によるとばっちりで、思いもよらぬ注目を集めたのが本木雅弘夫妻でした。
中島さんは、東京・渋谷区の自宅マンションと、その近くにある個人事務所名義のマンションの家賃を長期滞納。
松竹芸能に所属していながら個人事務所を設立したのは税金対策でしょうか。
本木雅弘さんがオーナーだったのは自宅マンションのほうです。
家賃滞納については、仕事を休む手段という独自の理屈を説明した中島さん。
不動産管理会社から「意味不明」「常識外れ」と言われるのも当然のように思えます。
この一件が訴訟に発展したことで、世間に「中島知子と本木雅弘の直接対決」のように勘違いされてしまい、本木さんは困惑していたとのこと。
もちろん間には不動産管理会社や家賃保障会社が入っていました。
中島さんが自宅マンションの滞納分約785万円を一括返済したのは2012年5月。
月65万円の家賃9か月分プラス日割り分の家賃、さらに更新料などの総額です。
あわせて個人事務所のマンションの滞納分650万円も完済したといわれています。
芸人ながら女優のような美貌をもち、多方面で活躍していた中島知子さん。
売れっ子だった彼女にいんちき霊能者が近づいて、マインドコントロールをして搾取した可能性が非常に高いですね。
今後、中島さんの芸能活動が厳しいものになることは間違いなさそうです。
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