五嶋龍、父と母も元ヴァイオリニスト。姉みどりとの仲、幼少期のエピソードとは

空手で鍛えたたくましい腕で華麗な旋律を奏でる黒帯のヴァイオリニスト・五嶋龍(ごとうりゅう)さん。

今回は家族や生い立ちにフォーカスしてお送りします。

五嶋みどりさんと父親が違う姉弟であることは知られていますが、龍さんの父はどんな方なのでしょう。

また二人の子供を世界的ヴァイオリニストに育てた母や、姉みどりさんとのとの仲、幼少期のエピソードをまとめました。

五嶋龍のプロフィール

本名:五嶋龍

生年月日:1988年7月13日

身長:176cm

出身地:アメリカ合衆国ニューヨーク州

最終学歴:ハーバード大学物理学科

所属事務所:オフィスGOTO

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五嶋龍の父・金城摩承(かねしろまこと)は元ヴァイオリニスト

五嶋みどりさんの弟として注目され、幼い頃からたびたびメディアでも取り上げられてきた五嶋龍さん。

これまで『題名のない音楽会』の司会を務めたり、CM出演もしているため、お茶の間の認知度は姉のみどりさんより高いかもしれませんね。

二人は17歳年の離れた異父姉弟であり、龍さんの父は母の再婚相手である金城摩承さんです。


摩承さんも6歳でヴァイオリンをはじめ、桐朋学園大学に2年在学したのち、ジュリアード音楽院に留学したヴァイオリニストでした。

ジュリアードでは大学と大学院に通い、修了後は師であるドロシー・ディレイ女史のアシスタントに。

ディレイ女史は五嶋みどりさんも師事した名教授です。

ディレイ女史のアシスタントを務めていたことが、龍さんの母・五嶋節さんとの運命の出会いを引き寄せました。

二人は恋に落ち、摩承さんは日本人の妻に離婚をきりだします。

離婚の条件として音楽との決別を突きつけられた彼は条件をのみ、1987年に正式に離婚。

翌年に生まれたのが龍さんです。

摩承さんと節さんが晴れて夫婦になったのは、龍さん誕生の1年後でした。

お互いに籍を入れるつもりはなかったそうですが、「いい年してボーイフレンド、ガールフレンドなんて言ってないで、結婚したら?」とみどりさんに言われたことが決め手になりました。

音楽界から身を引いた摩承さんは、イェール大学でMBAを取得してビジネス界に転身。

ソニー勤務を経て、セガの現地法人の副社長に就任しました。

しかし企業買収や経営権争いに巻き込まれ、45歳で辞任。

2021年現在はヴァイオリン検定でおなじみの東京国際ヴァイオリン協会の代表理事や、東京都中央区にあるヴァイオリン教室、アモローソ音楽院のアドバイザー兼特別講師を務めていることが明らかになっています。

五嶋龍の母・五嶋節は人生をかけて渡米

母の節さんは、みどりさんに英才教育を受けさせるべく家族の反対を振り切って渡米したことで、まもなく夫と離婚しました。

空手師範の父と薬剤師の母との間に誕生した彼女もまた、5歳の時からヴァイオリンを習っていました。

高校は音楽科に進み、大学ではオーケストラのコンサートマスターを務め、ドイツへの留学試験にも、オーケストラの入団試験にも合格していたのです。

しかし両親の反対にあい、ヴァイオリンを取り上げられてしまいます。

親が決めた相手と結婚したのは、結婚すればヴァイオリンを返してくれるという約束だったから。

この最初の結婚で授かったのがみどりさんです。

このような経緯があったからこそ、娘のことでは折れることができなかったのでしょう。

節さんは若い頃からかなり勝気で型破りな性格だったようですが、幼い娘の非凡な才能にいち早く気づき、二人の子供を一流のヴァイオリニストに導いたのも事実。

ご本人も留学などを反対されていなければ、世界的を舞台に活躍するヴァイオリニストなっていたかもしれません。

五嶋龍、姉みどりとの仲は良好

父親が違う姉弟であり、同じヴァイオリニストでもあることから、とかく姉弟仲が注目されるのはしかたないことでしょう。

五嶋龍さんがインタビューで語ったところによると、姉は自身の可能性の限界に挑戦し続けているすばらしい音楽家で、音楽を学ぶうえでの気づきを与えてくれる存在なのだとか。

みどりさんを音楽家としてリスペクトしていることがわかります。

一方、プライベートをあまり語らないみどりさんも昔を振り返り、弟とは17歳離れているので、一緒に遊ぶというよりは思いきりかわいがったと明かしたことがありました。

五嶋家の人々は、話す時はお互いに本音で会話をしているそうで、みどりさんが龍さんを誉めることもあるそうです。

姉みどりさんとの仲は良好といえそうですね。

余談ですが、五嶋龍さんが使っているストラディヴァリウスのジュピターは、かつてみどりさんが使用していたヴァイオリンです。

3歳からヴァイオリン、7歳から空手の幼少期

姉のみどりさんと同じく、五嶋龍さんも3歳からヴァイオリンを学びました。

母の厳しい指導は毎日続き、4歳の時に、ヴァイオリンをやめたいと父親にこぼしています。

もちろん節さんの厳しすぎる訓練に音を上げた部分もあったのでしょう。

ですが、父親に説明した「やめたい理由」なるものが、とても4歳児の理屈とは思えません。

それは、ヴァイオリンが弾けても将来どう役立つのかわからないというものでした。

たとえばお医者さんなら、誰かの病気を治してあげて、お金をもらう。

でもヴァイオリンを弾いても何のためになるのかわからないと切々と訴えたのです。

答えに窮してしまった父。

節さんは、誰かの心が病気になった時、あなたのヴァイオリンがそれを治してあげられるかもしれないと答えます。

節さんはヴァイオリンの指導では厳しくても、そのほかではやさしい母親でありたかったようですね。

7歳になった息子に空手を習わせようとした時、「いやだ」と言われてがっかりしたそうです。

ところが空手着を買って着せてあげたとたん、息子は鏡で空手着姿の自分を見て「ぼく、空手やる」。

龍さんは空手に夢中になりますが、やがて時間の折り合いがつかなくなり、空手の練習時間を減らされることに。


「ぼくは時間がないから、いっぱい空手ができないの」と、泣きべそをかきながら大人の空手仲間にグチをこぼしていたそうです。

母・節さんの行動力と、ヴァイオリンを捨てることを厭わなかった父・摩承さんの決断が姉弟の今の成功につながっていると思うと、運命の不思議を感じますね。

五嶋龍さんの活躍は、クラシック界にとってもファン層を広げる絶好の契機になるのではないでしょうか。

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