吉野朔実の死因と闘病。結婚&名言について。短期大学を卒業、代表作まとめ

『少年は荒野をめざす』『ジュリエットの卵』などの漫画で知られる吉野朔実(よしの さくみ)さん。

心理学や文学に造詣が深く、知性を感じさせる作風や印象的な台詞が評価されてきました。

2016年に57歳の若さで亡くなってしまったことが惜しまれますね。

死因と闘病の詳細を確認しつつ、結婚の情報、名言の数々について見ていきます。

併せて出身大学を確認し、読んでおきたい代表作を紹介します。

吉野朔実のプロフィール

本名:非公表

生年月日:1959年2月19日

死没:2016年4月20日

身長:不明

出身地:大阪府、熊本県、千葉県

最終学歴:短期大学卒業

吉野朔実の死因、闘病の詳細は不明

吉野さんの死因と闘病生活について確認します。

2016年4月20日、吉野さんは57年の生涯を終えました。

ファンや業界関係者は、早すぎる訃報に衝撃を受けたはずです。

寿命で亡くなるような年齢ではないため、多くの人が病気や事故を連想したのではないでしょうか。

確認しましたが、吉野さんの死因は「病死」としか明かされていません。


詳しい病名や闘病生活の様子については、一切非公表となっています。

同じ飲み屋の常連だった漫画家の吉田戦車さんによると、死の直前まで映画鑑賞や食事を楽しんでいたそうです。

翌日は母親に会う約束をして、料理も手作りしていた矢先の出来事でした。

心臓発作などの急な病気によって、突然亡くなってしまったようですね。

吉野さんは2003年から「月刊IKKI」に『Period(ピリオド)』を連載し、2014年まで同作の執筆を続けていました。

また2016年には亡くなる直前、「月刊フラワーズ」6月号に読み切り『いつか緑の花束に』とインタビュー記事が掲載されます。

さらに「本の雑誌」では連載『吉野朔実劇場』を執筆し続け、最後まで精力的に活動していたことがうかがえます。

あまりに突然の出来事のため、周囲の人々はもちろん、吉野さん自身も無念だったに違いありません。

吉野朔実の結婚情報は非公表

吉野さんはプライベートに関する情報を、ほとんど明かしていませんでした。

結婚していたかどうかは不明で、もしかすると独身だった可能性もあります。

亡くなったとき、異変に気付ける家族がいれば、早めに救急搬送されて助かっていたかもしれません。

しかし手遅れだったということは、人知れず苦しみながら亡くなってしまった可能性が高いですね。

翌日に母親と会う予定があったにもかかわらず、姿を現さなかったため、家族が通報したのではないでしょうか。

倒れている姿が見つかったときには、すでに亡くなっていたのでしょう。

充実した漫画家生活を送っていたはずですが、最期の様子を思うと非常につらくなりますね。

吉野朔実の名言

吉野さんは作品の中で、数々の名言を残しています。

代表作『少年は荒野をめざす』では、「自分の正義と常識の折り合い」という言葉が高く評価されています。

世間の常識に従うだけでなく、自分が正しいと思うことと常識との折り合いを付けて行動すべきだと思わされる言葉ですね。

また『恋愛的瞬間』では、登場人物に友情と恋愛の違いを語らせ、深遠な恋愛哲学を披露しました。

「友情」が抵抗に打ち勝てない「疑似恋愛関係」なのに対し、「恋愛」は「あらゆる抵抗に打ち勝つ相思相愛の力」とのこと。

まるで文学作品のように、深く考えさせられる上、思わず納得できてしまう言葉がちりばめられています。

吉野さんの作品は少女漫画であると同時に、数多の名言から人生訓を学べる文学と呼んで良さそうですね。

吉野朔実は短期大学を卒業


吉野さんの最終学歴は短期大学だったそうです。

ただ学校名は公表していませんでした。

千葉県立柏高校を卒業していることが分かっているため、県内の短期大学に進学した可能性はありますね。

あるいは上京して都内の短期大学に通っていたのかもしれません。

短期大学を卒業すると、1980年に少女漫画雑誌「ぶ~け」に掲載された『ウツよりソウがよろしいの!』でデビュー。

卒業直後のタイミングで、うまくプロデビューできたということですね。

吉野朔実の代表作

デビューから5年後、『少年は荒野をめざす』を「ぶ~け」に掲載します。

自分のことを男だと考えて育った少女が、かつての自分とそっくりな男の子に出会うストーリー。

斬新な展開の同作は読者を惹きつけ、吉野さんの代表作となりました。

また1988年から同じく「ぶ~け」で連載された『ジュリエットの卵』も代表作の1つです。

愛し合ってしまう双子の兄妹を描いたストーリーに、胸をつかまれた読者は多いようですね。

他にも宗教の「教祖」を題材とした『Eccentrics(エキセントリクス)』や『霜柱の森』。

晩年に連載していた、幼い兄弟の物語『Period(ピリオド)』などが代表作と呼べるでしょう。


いずれも読み始めたら止まらなくなるほど面白いストーリー展開が特徴です。

もう今後は新作を楽しめないことが残念ですが、ぜひ不朽の名作の数々を手に取り、吉野ワールドを堪能してみてくださいね。

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