1969年、大映映画『女賭博師十番勝負』でデビューし、多くの映画やドラマに出演した夏純子(なつ じゅんこ)さん。
女優としての活動期間は10年ほどでしたが、現在はどのように過ごしているのでしょうか。
今回は夏さんについて、子供の出産、引退後の生活の詳細を確認します。
また出演したドラマを紹介し、経歴をまとめます。
夏純子のプロフィール
本名:坂本道子
生年月日:1949年3月21日
身長:160cm
出身地:東京都西多摩郡五日市町(現在の東京都あきる野市)
最終学歴:立川女子高等学校
夏純子の現在、2013年のインタビュー
夏さんは2023年に74歳を迎えます。
1981年に女優を引退してからおよそ40年。
近況について詳しいことはわかっていませんが、2013年にロングインタビューを受けています。
このときの記事を読む限り、引退後は家庭をもうけて平穏に暮らしている様子であることがわかりました。
インタビューではデビュー当時の思い出を楽しそうに振り返っていました。
1970年に夏さんは日活へ入社し「第2の浅丘ルリ子」として期待されます。
影のある役を演じたいと考えていたとき、『女子学園 悪い遊び』で映画初主演の話が舞い込みました。
『女子学園』はシリーズ化され、夏さんは毎回異なる役で主演を務め続けます。
今夜は夏純子さんの女子学園シリーズ第1弾「女子学園 悪い遊び」見ようっと。 pic.twitter.com/9lf5lEIMQx
— バロン (@EclecticKirika) March 28, 2015
この画像がデヴィ夫人の若い頃として使われてるけど、これ日活映画『女子学園 ヤバい卒業』の夏純子だよ。https://t.co/OnbnMZVPAv pic.twitter.com/rjzkZsR23Q
— 青井邦夫 (@AoiKunio) February 14, 2017
撮影現場には同世代の女優が多くいたため、女子会に参加しているような気分で楽しかったそうです。
その後は女優として順調にキャリアを築きましたが、デビューからわずか10年ほどで引退します。
夏純子の子供は息子が2人
1978年に実業家の男性と結婚した夏さんですが、2年後に離婚。
1981年に再婚して女優を引退しました。
演技力のある人気女優だったため、引退後もよく出演依頼が舞い込んでいました。
しかし引退直後に長男、さらに4年後には次男が生まれ、育児が大変なため仕事の依頼を断っていたそうです。
引退後は家庭に入って、専業主婦として息子さんたちを育て上げていたのですね。
女優としての出演作品と大切な子孫たちのいずれも世に残すことができ、夏さんは幸せを噛みしめているのでしょう。
夏純子は1981年に結婚して引退
初婚相手と離婚した翌年、夏さんは作曲家・編曲家の神山純一さんと再婚しました。
神山さんは400曲以上のCM音楽や150曲以上のテレビ番組音楽を作った実績があります。
森で生活しながら、自然環境保護の大切さを訴えるための曲作りを行ってきました。
作曲の際は長野県八ヶ岳山麓のスタジオで仕事をするそうです。
きっと夏さんも夫と一緒に、自然豊かなスタジオで過ごすことがあるのではないでしょうか。
詳しい馴れ初めはわかっていませんが、表現者同士、芸術関連の話で意気投合したのかもしれませんね。
夏さんは女優として最後の舞台となった、名古屋の御園座公演『鶴の港 長崎異人館』で、賞を受賞しています。
受賞の挨拶のときに引退宣言をするつもりでしたが、どうしても言葉が出ませんでした。
引退を決意していたものの、最後の瞬間に感極まって、舞台を去るという事実を伝えられなかったのですね。
そのため涙が止まらず、周囲の人からはそれが嬉し涙だと勘違いされてしまったようです。
女優業を捨てるのはつらい決断だったはず。
それでも家庭をもうけて子供を育てたい気持ちがあったため、結果的には前向きに引退を果たしたのです。
夏純子の出演ドラマ
夏さんは1970年代、数々の人気ドラマに出演しました。
『キイハンター』や『プレイガール』『はぐれ刑事』『太陽にほえろ!』などでの演技を覚えている人は多いのではないでしょうか。
ふとテレビつけたら黒髪ボブの夏純子さんが!!=大好き(*^^*) #太陽にほえろ pic.twitter.com/EF7oshvWUi
— チェリーボウイ(CHERRYBOWIE) (@cherryb0wie) June 11, 2019
特に『太陽にほえろ!』では、沖雅也さん演じるスコッチ刑事の婚約者役として人気を博しました。
ふとテレビつけたら黒髪ボブの夏純子さんが!!=大好き(*^^*) #太陽にほえろ pic.twitter.com/EF7oshvWUi
— チェリーボウイ(CHERRYBOWIE) (@cherryb0wie) June 11, 2019
引退して40年近くが過ぎても、夏さんが演じた美しいヒロインは、多くのファンの記憶に焼き付いています。
夏純子の経歴まとめ
夏さんは1949年に東京都で生まれました。
小学校時代に日記を書いていたことがきっかけで、文章を書くことに興味を持ちます。
中学校に入ってからは詩や小説を書き始めました。
しかし作家の夢を抱くのではなく「小説の主人公そのものになりたい」と考えるようになります。
「実現するためには女優になるしかない」と思い、中学校では放送部、高校では演劇部に所属しました。
高校に在学中、両親の反対を押し切り、女優の道を進み始めます。
1968年に若松孝二監督の映画『犯された白衣』に出演し、唐十郎さんの相手役を演じました。
大映や東映作品への出演を経て、1970年に日活と契約を結びます。
映画「女子学園」シリーズや『いちどは行きたい女風呂』に出演。
映画『不良少女 魔子』ではジェームズ・ディーンのような影のある演技を心がけ、注目されます。
今日の夏純子@不良少女魔子1971 pic.twitter.com/YI051pYA6S
— 武邑廢杖子@ハイパー=セレンディピティスト (@P0LYPHEMUS) August 12, 2021
さらに『キイハンター』『プレイガール』『シルバー仮面』などのドラマにも次々と出演しました。
1981年に結婚をして引退。
その後は夫と2人の息子さんに恵まれ、平穏に暮らしてきたようです。
夏さんはわずか10年ほどの間に、多くの人に愛され続ける作品を残し、いさぎよく芸能界を去ったのですね。
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