梶原一騎の娘・白暁燕の誘拐事件は台湾史上最悪。黒幕や犯人のその後

梶原 一騎(かじわら いっき)さんは「巨人の星」や「あしたのジョー」の作者として有名です。

私生活では台湾人タレントとの間に娘をもうけましたが、誘拐事件によって命を落としました。


今回は梶原さんの娘・白暁燕さんの情報や大きなニュースになった”誘拐事件”を見ていきます。

梶原一騎と娘・白暁燕のプロフィール

本名:高森 朝樹(たかもり あさき)

出身地:東京都

生年月日:1936年9月4日

没年月日:1987年1月21日(50歳没)

代表作品:「巨人の星」 / 「あしたのジョー」など多数

本名:白 暁燕(パイ シャオイェン)

出身地:台湾

生年月日:1980年6月23日

没年月日:1997年4月18日~19日(16歳没)

白暁燕の両親や生い立ち

まずは白暁燕さんの誕生や生い立ちについて見ておきましょう。

白暁燕さんが生まれたのは1980年6月23日のことで、父親は言わずと知れた梶原一騎さん、母親は歌手やタレントとして活躍した台湾人の白冰冰(パイ ピンピン)さんです。

白冰冰さんは1975年に歌や演技など芸能関係の勉強をするため日本を訪れており、そこで梶原さんと知り合って1979年に結婚をしています。

しかし、梶原さんの家庭内暴力や女癖の悪さに失望をして台湾へ帰国し、離婚が成立(1981年)するより前の別居期間中に白暁燕さんが生まれたという経緯がありました。

そのような事情もあってか、梶原さんの娘とは言っても直接の面識は無いそうです。

そんな白暁燕さんは台湾ですくすくと成長する一方、人気タレントの娘という「二世」のポジションで現地のテレビに多数出演して注目を集める存在になりました。

ある意味で順調とも言える人生を歩み出したかに思えましたが、幸せそうな親子の下に誰もが想像しなかった悲劇がヒタヒタと迫っていたのです。

白暁燕の誘拐殺害事件が発生

1997年4月14日、醒吾(せいご)高級中学2年生だった白暁燕さんはいつも通りに家を出て学校に向かいましたが、登校の途中で犯人グループに誘拐をされてしまいました。

外国だと有名人の子供は誘拐の危険があるので身辺警護を付けることが多いですが、母親の白冰冰さんは普通の生活を送って欲しいという思いから警護を付けていなかったそうです。

誘拐の翌日に犯人から500万ドル(当時のレートで6億2,000万円)という身代金の請求が届き、白冰冰さんの懸命な金策と警察による誘拐捜査「0414特別案件」が始まりました。

白冰冰さんは身代金を用意したものの犯人グループとの接触が上手くいかず、2度目の受け渡し予定日だった4月23日の時点ですでに亡くなっていたことが後の検死で判明しています。

受け渡しが上手くいかなかった理由は報道陣が現場に殺到したことですが、どこからマスコミに情報が漏れたかについては2022年現在も明らかになっていません。

報道の過熱ぶりを見て激高した犯人グループは白暁燕さんに対して繰り返し乱暴し、爪を剥いだり殴って歯を折るなど文字に起こすのも忍びないほどの地獄を味わいました。


4月28日、台北県泰山郷にある川に捨てられていた白暁燕さんが発見されましたが、第一発見者のコメント「豚の死骸があるのかと思った」からも事件の悲惨さが伝わるでしょう。

また、白暁燕さんの死因は検死によって”頭部と腹部の出血多量や内臓破裂”とされています。

この誘拐殺害事件は梶原一騎さんの娘ということもあって日本でも大きな話題になったものの、あまりに悲惨な内容だったので事件の詳細は隠して報道されました。

白暁燕さんの誘拐事件は考えられる中でも最悪な結末を迎えてしまい、台湾では”史上最大(最悪)の誘拐殺害事件”や”検索してはいけないワード”として名を遺しているそうです。

身代金の受け渡しが上手くいっていたら違う結末を迎えた可能性があったことを考えると、白冰冰さんや捜査関係者の無念さは察するに余りあります。

誘拐殺害事件の黒幕や犯人の最期について

最後に白暁燕さん誘拐殺害事件の黒幕や犯人の末路について見ておきましょう。

暴行の酷さから犯人は素人ではない「プロ」という説が根強く流れており、母親の白冰冰さんが暴力団追放運動に取り組んでいたことへの報復という見方もあるそうです。

一般人の感覚であれば少女にあそこまで酷い暴行はできないので、いわゆる「カタギ」ではないプロが黒幕という説には一定の説得力があるでしょう。

一方で犯人たちは過去にも同様の誘拐事件を起こして身代金を手にしていたことから、味を占めて再犯に及んだという短絡的犯行説も有力とされています。

今回の犯人グループは7人で構成されており、中でも主犯格の林春生・高天民・陳進興は警察から逃走してる間も殺人や強盗を繰り返すなど極悪人として恐れられました。

しかし、懸命な捜査の甲斐もあって主犯格の3人は当然の報いと言える末路を迎えています。


※林春生 (8月19日に警察との銃撃戦の末に自殺)

※高天民 (11月17日に警察との銃撃戦の末に自殺)

※陳進興 (1999年10月6日に死刑執行)

もっとも、白暁燕さんや白冰冰さんからすると自殺は生温い最期と言えるかもしれません。

一応の決着を見た「白暁燕さん誘拐殺害事件」ですが、加熱するメディアの報道合戦が親子の運命を大きく狂わせたという大きな社会的問題を内包した事件でした。

この問題は後にメディアから一般の手に移り、SNSの普及でより深刻になったと言えるでしょう。

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