白洲次郎の家系図。孫は総理秘書で兄も秀才。ひ孫が白洲迅&ハーフの噂は間違い

白洲 次郎(しらす じろう)さんは戦後日本の独立に多大な貢献をした人物として知られており、人気の高が高まるにつれて家系も関心を集めています。

また、端正なルックスから”ハーフ”という噂も散見されているので、今回は白洲さんの孫やひ孫など「白洲家の家系図」について見ていくことにしましょう。

白洲次郎のプロフィール

本名:白洲 次郎 (しらす じろう)

出身地:兵庫県芦屋市

生年月日:1902年2月17日

没年月日:1985年11月28日 (83歳没)

最終学歴:ケンブリッジ大学卒

主な役職:貿易庁長官 / 東北電力会長など

白洲次郎の家系図

まずは白洲次郎さんを含めた白洲家全体の家系図をチェックしていきますが、さすがに文字だけの説明だと分かりづらいので当サイトが作成した図をご覧ください。

白洲家系図

この家系図を見て何よりも目を引くのは次郎さんの妻・正子さんの血筋でしょう。


父方・母方の祖父が海軍大将を務めた軍人であり、伯爵の位を持つという別格の家柄でした。

正子さんとの出会いは明らかになっていませんが、ふたりとも当時としては珍しい海外留学を経験しているので何かしらの繋がりがあったのかもしれません。

お互いに「一目惚れ」だったという情報もあることを踏まえると、中身や家柄だけでなく外見についても相思相愛というお似合いのカップルだったのでしょうね。

補足すると、次郎さんの父親・文平さんは芦屋市で貿易商を営んでいたので、もしかすると海外と交わる家業だったことが海外志向を強めた理由かもしれません。

次郎さん夫婦は春正さんと兼正さんという息子と娘の桂子さんを授かっており、息子たちはいずれも企業の社長を務めたという経歴を持つ実業家でした。

また、兼正さんの妻は文芸評論家・小林秀雄さんの娘なので、家系図全体を見ると軍人や伯爵、企業の社長や文筆家など幅広い人材が集まっていると言えるでしょう。

孫や兄については別の項目で取り上げているので引き続きご覧ください。

白洲次郎の孫は細川護熙元総理の秘書

次は白洲次郎さんの孫が細川護熙さんの秘書だった件を見ていきましょう。

秘書をしていたお孫さんは信哉(しんや)さんといい、父は次郎さんの次男・兼正さんです。

首相の秘書を務めたと聞けば親戚や官僚と思ってしまいますが、実は総理になる前(熊本県知事を辞めた頃)に採用されていたのでハードルは少し低めでしょう。

また、細川さんの秘書になった経緯もスカウトや紹介ではなく、自分から「秘書にしてください」と手紙を送ったことが採用に繋がったという珍しいものでした。

秘書になった翌年に「日本新党」が結成され、1993年の「第40回衆議院議員総選挙」で勝利を収めたことで首相に就任し、信哉さんも総理秘書官になったのです。

もっとも、細川内閣は発足から約9ヶ月で瓦解したので総理秘書官の期間も短いものでした。

総理秘書官を退任後は文筆家としてエッセイやコラムを手掛ける一方、日本文化の普及や振興に携わるなど文化人として忙しい日々を過ごしているそうです。

白洲次郎の兄は早くに亡くなった秀才

この項目ではあまり話題に出ない白洲次郎さんの兄について見ておきましょう。

次郎さんには尚蔵(しょうぞう)さんという5歳年上のお兄さんがいますが、弟に比べると話題になることも少なく、詳しい情報もあまり見当たりませんでした。

ただ、尚蔵さんは神戸一中から三高に進み、京都帝国大学(京都大学)を経てオックスフォード大学に進学しているので学力に限れば次郎さんより優秀かもしれません。

オックスフォード大学を卒業した尚蔵さんは帰国せずロンドンのスラム街に住み、先進国や資本主義の闇である「貧困」を間近で見てショックを受けたそうです。

貧困層を見たことで自分がいかに恵まれているかを実感してギャップに苦しみ、最終的には精神を病んで帰国をしています。


それからほどなくして尚蔵さんは亡くなったそうですが、異国の地の貧困層に精神を病むまで心を寄せたことを考えると優しい人だったのは間違いないでしょう。

尚蔵さんが鈍感で留学するほどの学力が無ければ長生きをしていた可能性もありますが、優秀な人だからこそ神様が欲しがって手元に呼んだのかもしれませんね。

白洲次郎のひ孫が白洲迅やハーフ説は嘘

最後に白洲次郎さんのひ孫やハーフ説についてリサーチしていきます。

人気・実力ともに急上昇中の俳優に白洲迅さんという男性が居ますが、同じ苗字で端正な顔立ちをしていることから「お孫さん?」との声が上がっていました。

言われてみれば次郎さんと雰囲気が似ている気がしないでもないですが、この”白洲迅”は芸名で本名は「佐々木 迅」さんなので白洲家と直接の関係はありません。

付け加えると、迅さんの出生地は青森県なので親戚という可能性も低いでしょう。

本物のお孫さんについては存在しているのかどうかも分かりませんでしたが、一般人として生活をしているのであれば過度に踏み込まない方が良いかもしれませんね。


また、ひ孫と同じぐらい話題になっている「ハーフ説」ですが、家系図で紹介した通り両親とも日本人なのでハーフという可能性は限りなく「ゼロ」に近いでしょう。

もっとも、孫が俳優やハーフという噂が出るのはイケメンの証拠でもあるので、次郎さんも「うんうん、男前だろ?」と笑っているかもしれませんね。

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