「元祖コマーシャル・ソングの女王」と呼ばれた歌手・女優の楠トシエ(くすのき トシエ)さん。
昭和のテレビCMやドラマで活躍しましたが、2024年現在はどのように過ごしているのでしょうか。
今回は楠さんの近況と結婚した夫、家族の情報を確認します。
併せて、若い頃の活躍とアツギのCMの詳細を紹介します。
「ミツワ石鹸」 CM
ワ・ワ・ワ~ワが三つ
ワ・ワ・ワ~ワが三つ
ミツワ・ミツワ・ミツワ石鹸
歌:楠トシエ・東京混声合唱団
作詞曲:三木鶏郎/編曲:小町昭@retoro_mode pic.twitter.com/HEou8N1Ms6— 青空 (@lrigykseulb) August 23, 2022
楠トシエのプロフィール
愛称:ビンチャン
本名:楠山敏江
生年月日:1928年1月11日
身長:不明
出身地:東京市神田区(現在の東京都千代田区)
最終学歴:芙蓉女学校(現在の東京女子学院高校)
楠トシエの現在(2024)は?
楠さんは2004年にNHKドラマ『菊亭八百善の人びと』に出演したのを最後に、メディア出演の記録が途絶えています。
かつてはドラマ人間模様『夢千代日記』、朝の連続テレビ小説『青春家族』などに出演し活躍する名脇役でした。
人形劇『ひょっこりひょうたん島』では声優も務めており、当時を知る人々にとってはおなじみの芸能人だったことがうかがえますね。
NHK人形劇『ひょっこりひょうたん島』声優陣勢揃い(1964年=昭和39年)
若山弦蔵、滝口順平、柳沢真一、増山江威子、藤村有弘、熊倉一雄、伊藤牧子、新道乃里子、中山千夏、江美京子、青島幸男、松島トモ子、千葉信夫、楠トシエ、藤田淑子、桑山正一、谷幹一。当時の『グラフNHK』より。@retoro_mode pic.twitter.com/ZEr5e6T3bk— 萬象アカネ@レトロ (@bansho_akane) February 22, 2019
しかし2000年代に入るとほとんどメディア出演をしておらず、近況についても正確な情報は見当たりません。
2024年現在、存命だとすれば96歳を迎えるはずです。
訃報は見当たらないため、おそらく今もご健在なのでしょうが、どのように過ごしているかはわからないのが現状。
病気や怪我などとは無縁で、元気に生活を送っていることを願うしかなさそうですね。
金翁師匠91歳、楠トシエさん93歳でご健在です!
本日1月11日は楠トシエさんのお誕生日です。 pic.twitter.com/WGlT8NE7N1
— 濹東キネマ☆濹東名人会 (@bokutoukinema) January 10, 2021
楠トシエ、ご存命なのか……(訃報が出ていないだけ、かもしれんが) pic.twitter.com/8Y0wt0JsdD
— king-biscuit (@kingbiscuitSIU) April 13, 2022
インターネット上の噂によると、2009年時点で、全国各地の講演会に出演していたとされています。
2007年には初のCD「“元祖コマソンの女王” 楠トシエ大全(キング)」を発売しており、コンサート出演も続けていたようです。
久しぶりに「楠トシエ大全」(2007・キング)を聴く。ライナーに大瀧詠一さんの寄稿が。CM大全ものでは他にも天地総子、のこいのこ、浜口庫之助などあるけど、とりわけこのCDはのどかな時代を追体験できてとてもいいです。楠さんのインタビューも13ページに渡って掲載。濱田高志・鈴木啓之さんの企画。 pic.twitter.com/g04ZxOOa1J
— 佐藤 宗睦 (@munechika_sato) March 26, 2022
本日は、のど飴の日です、画像はヴィックスドロップ初期1960年代後半から現在まで、昔は楠トシエさんがCMソング担当でしてました。 pic.twitter.com/LsJISb5O6d
— 町田忍 (@kerorin_machida) November 14, 2021
おはようございます〜😊
今日9月7日は「CMソングの日」という事で楠トシエが歌う「天満橋から三条へ 京阪特急」〜♪ テレビCMは萬年社(日本最古の広告代理店で現在は解散)制作によるもの。萬年社では京阪以外にもロート製薬や日清食品などのテレビコマーシャルを制作していたそうですネ。 pic.twitter.com/lI7AzIybZP— ✨*:.。. forest .。.:*✨ (@miraikun610) September 7, 2022
噂が正しいとすれば、80歳前後までは精力的に活躍していたことになりますね。
2024年現在はコンサートの開催情報が見当たらないため、年齢を重ねた今は事実上引退し、ゆったりと生活しているのかもしれません。
楠トシエが結婚した夫の情報はなし
楠さんに関する結婚や夫の情報は一切見当たらず、詳細は不明です。
そのため一般人の夫と結婚しているか、独身を貫いているのかは推測するしかありませんん。
年齢的には離別・死別を経験した可能性もありますね。
1949年、楠さんはパリの劇場を真似てレビューや軽演劇を上演する「ムーラン・ルージュ新宿座」で歌手を務め始めました。
「なつぞら」に出てくる ムーランルージュ新宿座は、昭和26年に閉館。ドラマではその四年後。そろそろテレビ放送がはじまり、ムーラン出身者が活躍する。「名犬ラッシー」の母親の声の香椎くに子、「お笑い三人組」の楠トシエなど。 pic.twitter.com/DIFBEmzFyh
— ムーランルージュの青春公式 (@akaifusha) May 1, 2019
ムーラン・ルージュの出演者は現代で言えばアイドルのような存在です。
きっと熱烈なファンに囲まれて、求婚されたこともあるのではないでしょうか。
戦争の時代に会いにいけるアイドルが!
その名は明日待子(あしたまつこ)
特集ドラマ #アイドル 8月11日(木祝)よる7時30分#古川琴音 #正門良規 #山崎育三郎 #愛希れいか #田村芽実 #椎名桔平
ステージは新宿 #ムーランルージュ
映像解禁!キラキラちょっとだけ見せちゃう#剣よりも強く #内田P pic.twitter.com/ioEmf4mfgH— NHKドラマ (@nhk_dramas) July 29, 2022
ファンの男性と結婚したのかまでは不明ですが、かつてのロマンスを想像してみるのも面白いかもしれませんね。
楠トシエの家族は東京の神田で生活
楠さんの結婚した夫や子供などの情報と同様に、実家の家族に関する情報も見当たりません。
金曜日だョ!!このあと10時からのFMあばしりは あおぞら歌謡曲です♪
コーナーは昭和歌謡人物図鑑、元祖CMソングの女王「楠トシエ」さんの特集です。
10時半~のGreatestCoversと共にお付き合い下さい。
早いもので3月20日は長さんの17回目の命日ですね。#FMあばしり#あおぞら歌謡曲#Gカバ#楠トシエ pic.twitter.com/pR2wYnMeP9— あおぞら歌謡曲@FMあばしり (@aozorakayokyoku) March 19, 2021
ただ1928年1月11日、東京市神田区(現在の東京都千代田区)で生まれているため、家族は東京で働いていたことがわかります。
旧制・芙蓉女学校を卒業すると、三菱銀行(現在の三菱UFJ銀行)に入行しています。
芸能界に入る前は銀行員として就職するほど真面目な性格だったことがうかがえますね。
両親も娘が手堅い仕事に就くことを望む、真面目な性格の夫婦だったのかもしれません。
楠トシエは若い頃に歌手・女優として活躍
両親からコツコツと働くことを求められていた可能性が高い楠さん。
しかし芸能界で生きることを決意し、21歳で先述したムーラン・ルージュ新宿座で歌手となりました。
放送作家・三木鶏郎さんの誘いでNHKのラジオ番組に出演してから、一躍全国的な知名度を確立し人気歌手となりました。
1953年には「NHK専属タレント第1号」としてテレビ番組でも活躍。
黒柳徹子さんらとともに「テレビ女優第1号」と呼ばれ、NHK紅白歌合戦には7年連続出場を果たしています。
Jさん「歌っているのは、掟ポルシェの大好きな楠トシエです」
#杉作ナイト pic.twitter.com/dMw5fg0XAm— 地獄サンダー (@LakeofIllusions) January 18, 2022
楠さんはテレビ黎明期の大スターだったのですね。
楠トシエはアツギのCMソングで人気
1947年の設立以来、ストッキングやタイツ、インナーウェアを販売する老舗メーカーのアツギ株式会社。
かつて同社のCMが放送されたとき、コマーシャル・ソング「アツギのタイツで」を歌ったのが楠さんでした。
幼少期に楠さんの歌声を知らず知らずのうちに聴いていた人は多いはずです。
♪アツギのタイツでタッタカター、タッタカター・・・。唄:楠トシエさん pic.twitter.com/dlsiUSu5sH
— EverPolyTank (@everpolytank) November 3, 2020
#Nowplaying アツギのタイツで(厚木ナイロン) – 楠トシエ (オリジナル版 懐かしのテレビ・ラジオ番組主題歌大全集 [Disc 8] 想い出のテレビCM BEST集) … ♪アツギのタイツでズンタカタッズンタカタッ〜 … あーの娘も履いてるアツギのタイツ〜 この娘も〜 の歌詞。アツギは最近、布マスクでも話題に。 pic.twitter.com/xOgebOEpKh
— REORGE 🌧 (@reorge_) July 17, 2020
何度も聴いているうちにメロディーが耳に残り、気が付けば口ずさんでいるのがコマーシャル・ソングの特徴です。
とても印象的なメロディーを歌い上げている楠さん。
視聴者に強いインパクトをもたらしたことで、CM界の女王として君臨したのですね。
関連記事
中山千夏の現在(2023)は作家。夫は佐藤允彦。学歴に大学なし。父親公表せず母親は毒親?子役の仕事
名古屋章の死因の病とは。息子2人と家族。近年はポテトヘッドで話題
黒柳徹子は結婚歴なし。未婚で夫なしも子供の噂。熱愛の恋人とは