数々の人気作に出演する俳優・上川隆也(かみかわたかや)さん。
どんな役でも演じきる名優ですが、素の性格が意外だと話題になっています。
実は趣味がオタクそのもので、無類のアニメ好き・ゲーム好きというのです。
そんな外見と中身のギャップも魅力なベテラン俳優が一番面白いと思っていることは何かもご紹介します。
上川隆也のプロフィール
本名：上川隆也
生年月日：1965年(昭和40年)5月7日
身長：175cm
出身地：東京都八王子
最終学歴：中央大学経済学部中退
所属事務所：ゼロライトイヤーズ
上川隆也は真面目、芸能界でも性格がいい事で有名
しっかりしていて頼りがいのありそうな見た目の上川隆也さん、本人の性格は真面目でとてもいい人と言われているようです。
俳優である上川さんは仕事で色々な役を演じます。
2019年のドラマ『執事 西園寺の名推理』ではいわゆる善人執事を好演。
一方そのすぐ後に出演した『ノーサイド・ゲーム』では主人公の敵役・滝川常務に抜擢された上川さん。
視聴者からは「上川さんの悪役ぶりに痺れる」なんて声が上がるほど嫌な人の役も見事に演じきりました。
いい役者であればあるほど、演じる役によってイメージが変わり一体本当はどんな性格なのかなと興味が湧きますよね。
そこで素の上川さんの性格がわかるようなエピソードや発言を探してみました。
業界人が認める見た目通りの真面目な性格
上川さんは真面目そうな見た目をしていますが、中身もその印象を裏切らないくらい真面目のようです。
彼のインタビュー記事などを読んでいると頻繁に出てくる言葉があります、それは「真面目」の3文字。
最近では持ち味の“真面目さ”を生かして、バラエティでも活躍する上川隆也（48）。
考えながら、言葉を選びながら、丁寧に話す。真面目な人柄は見るからに明らかだが、どこか笑いが挿し込む隙もある。
映画や舞台、さらにはその真面目で柔和な人柄でも愛されている役者さんです。
メディアに掲載される記事を書く記者は芸能人に直接接する機会も、芸能人の噂に接する機会も多いでしょう。
そんな彼らにこうも「真面目」というワードを連発させる上川さん、やはり真面目は間違えではなさそう。
上川さんと言えば2013年から14年までぐるナイの『グルメチキンレース・ゴチになります』にレギュラー出演していましたよね。
その時のあるエピソードからも彼の真面目さが伝わってくるのでご紹介します。
ある日上川さんがどう見ても落ち込んでいることがあったそう。
彼はその前日に負けて飲食代を支払ったためそれで落ち込んでいるのかと思われたのですが、実は別の理由があったよう。
何でも人気俳優は収録で面白いことが言えなかったことで沈んでいたそうなのです。
彼は本業が役者ですし、面白いことが言えなくてもそこまで落ち込む必要はないはず。
しかしお笑い番組と言えど仕事として受けた以上、面白くするのが仕事と考えていたのでしょうね。
どんな仕事にも全力に挑む姿勢は、まさに真面目さんそのものです。
性格が良い男性俳優ランキングにランクイン
2023年3月に発表された「テレビ関係者500人に聞いた 性格がいい男性俳優ランキング」。
上川さんはなんと25位にランクイン。
選ばれた理由は、彼の受け答えの仕方・話し方が紳士そのものだからというものでした。
確かに舞台挨拶やテレビ出演時の様子を見ていると、丁寧で誠実な受け答えをしている印象がありますよね。
目上の人や自分より立場が上の人に対して感じよく受け答えする人は多いですが、彼の場合分け隔てなく誰にでもそういう態度で接しているイメージです。
誰に対しても丁寧に対応する上川さんはやはり性格がいいと言えそうです。
本人が語る上川隆也は「無頓着な性格」
とてもきちんとされていそうな印象が強く好感度も高い上川さんですが、本人が思うご自身の性格はどうなのでしょうか。
以前あるインタビューでは自らの性格を次のように表していました。
どちらかと言うと、無頓着な性格で、無計画で走り出すタイプ
客観的に見れば、無頓着どころかむしろ発する言葉や振る舞い一つ一つを注意深く選び取っているように見えますが本人にはそういう認識はないようです。
テレビの中はともかくとして、普段の上川さんはあまり色々考えすぎず、柔軟にアクションを起こせるタイプなのかもしれませんね。
上川隆也はオタク、趣味でアニメ好き・ゲーム好き
実は上川隆也さんはアニメやゲーム好きのオタクだというのをご存じでしたか。
ザ・大人の男、紳士といった雰囲気の上川さんの意外な趣味について深堀してみましょう。
バラエティ番組で明らかになった止まらないアニメ愛
アニメ大好き俳優上川さん、深すぎるアニメへの愛情を隠すつもりはないようです。
2021年2月には『超逆境クイズバトル!!99人の壁』に出演、その際には公共の電波を使いアニメ愛を惜しげもなく披露しました。
アニメソングの知識王を決定するバトルに参戦した有名俳優ですが、なんと自宅に数百本ものアニメDVDをお持ちなのだそう。
また別の番組のアニメスペシャルに出演した後には、放送を見た視聴者から「コメントがガチのアニオタ」とコメントが寄せられました。
そんな本物のアニメオタクはどのようにして作られたのでしょうか。
実は彼が小学生～高校生だった時代は数多くのアニメ作品が誕生した時期。
そんな頃に少年時代を過ごした上川少年は当然のようにたくさんの作品を見て来たと言います。
高校時代にはアニメ好きが高じてアニメーターを志していたことも。
アニメを自主制作する集団に所属するなどアニメ漬けの青春を送っていたと言います。
その時のメンバーには『かぐや姫の物語』、『シン・エヴァンゲリオン:Ⅱ劇場版』でも有名な美術監督・串田達也さんといった才能溢れるメンバーが多かったそう。
上川隆也さんは自分の才能の無さを悟りアニメ制作の夢は諦めたと言います。
その後芝居に出会い俳優となった上川さんですが、アニメへの夢が成就するような出来事も。
アニメ『天元突破グレンラガン』でアンチ＝スパイラル役に抜擢され、声優としてアニメ制作に携わる機会がやってきたのです。
アニオタ俳優は同キャラクターにキャスティングされる前から作品のファンで、毎エピソード欠かさずに視聴していたといいます。
好きなアニメに参加出来てさぞかし幸福であろうと思いきや、インタビューではオファーを受けたことを後悔したと告白。
せっかく収録参加までのエピソードは一般視聴者として楽しんでいたのに、キャスティングされたことから資料や台本に目を通さなければならなくなり、その後の展開を全て知ることになってしまったからというのが理由。
毎週次がどうなるのかと楽しみにしていたのに、その楽しみがすべて奪われてしまったのですね。
好きな作品に携わるというのも複雑なものがあるようですが、ともあれアニメオタクの少年時代からの夢が少しだけかなった声優体験のエピソードでした。
筋金入りのゲーム好きでもある
オタク気質が明らかになった上川さん、アニメだけでなくゲームもお好きなのだとか。
2018年に出演した『メレンゲの気持ち』では休日はゲームやアニメ三昧であることを告白。
曰く自身は外の世界に刺激は求めないタイプと言います。
ゲームを始めたのはゲーム機が出始めたころからというので、ゲーマー歴30年以上の熟練ゲーマー。
お休みには許される限り一日中ゲームをやっているのだとか。
そんなベテランゲーマーはその豊富な経験と知識を活かしゲーム関連の仕事もこなします。
人気ゲーム機Play Stationの魅力を伝えるべくナタリーが実施した企画では、お気に入りのソフトのプレイとともにゲームの楽しみ方・存在意義までを熱く説いたことも。
真面目と言われどんな仕事にもベストを尽くすイメージの上川さん、ゲームにも真剣に向かい合ってる姿が目に浮かぶようです。
俳優・上川隆也の原動力は芝居が面白いという気持ち
人それぞれ自身のキャリア選択には理由があるでしょうが、役者の道を選んだ上川隆也さんの原点は「芝居が面白い」という一言に尽きるようです。
大学時代にアルバイトとして入った劇団で日本中の小中学校を廻るうちに演劇の世界に魅了されていった上川さん、1989年に演劇集団・キャラメルボックスに入団します。
芝居をするのは「面白いから」という理由だけで、この道で食べていこうというような志があったわけではなかったそう。
しかしそんな彼にも転機が訪れます、NHK『大地の子』で無名だったにも関わらずいきなり主人公を任されるのです。
この作品への出演で仲代達也さんをはじめとする名優たちの演技を目の当たりにした上川さん。
そこで受けた衝撃から「死ぬまで芝居をやりたい」と役者として生きていくことを決意したようです。
その後は順調に演者としての経歴を重ねていき、既にベテランと呼ばれるような域に達している彼ですが、それでも決して自分には才能があるわけではないと言います。
面白い、楽しい、と感じたもの（＝芝居）をただ続けてきただけ
名優を動かし続ける原動力は常に芝居の道に足を踏み入れた時の初期衝動と同じ「面白い」という純粋な感情のようです。
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