北島 三郎(きたじま さぶろう)さんは流しの歌手から芸能界デビューを果たし、数々の名曲をヒットさせて演歌界の頂点に上り詰めたレジェンドです。
裸一貫から築き上げた生涯年収や総資産の額が注目を集める一方、キタサンブラック号の活躍で脚光を浴びた馬主業の赤字もファンの間で話題になっていました。
今回の記事では北島さんの気になる”フトコロ事情”についてリサーチしていきます。
北島三郎のプロフィール
北島三郎、2022年元旦よりサブスク/DL販売解禁。「まつり」も「与作」も聴き放題に https://t.co/I2doYLUYwi pic.twitter.com/OOyN19xh1K
— PHILE WEB (@phileweb) December 27, 2021
本名:大野 穣(おおの みのる)
出身地:北海道
生年月日:1936年10月4日
所属事務所:北島音楽事務所
代表的な作品:北の漁場 / まつり など多数
北島三郎の生涯年収は?
まずは北島三郎さんがこれまでに稼いだ生涯年収を見ていきましょう。
芸能人の年収や所得はあまり表に出てきませんが、情報番組「ミヤネ屋」(読売テレビ)は1985年から2004年分の長者番付を参考にした芸能人の年収ランキングを放送しています。
数多くの有名人の中には当然のように北島さんの名前もあり、そこには「38億7,555万円」という詳細な金額が記されていました。
当時は歌番組が多かったこと、レコードの売り上げが2023年現在とは比べ物にならないこともあって凄い総額になっていますが、20年の平均だと約5千万円といったところでしょうか。
ただ、2005年以降も「北の漁場」や代名詞にもなった「まつり」がロングヒットをしているので、しばらくは同等の年収を維持、もしくは増やしたという可能性も十分にあります。
北島さんの活動の幅は歌手だけにとどまらず、自らも座長として演出や脚本に関わる舞台「北島三郎特別公演」やバラエティ番組への出演、一門への曲提供など多岐にわたります。
それらに60年という長きにわたる芸歴(1962年デビュー)を掛け合わせると、北島さんの生涯年収は50億円を超えていても決して不思議ではありません。
もちろん50億円という数字は筆者の推測の域を出ませんが、北島さんほどのレジェンドになれば巨額の富を得る、という話の方が夢があって良いですね。
北島三郎の総資産や貯金は?
生涯年収の次は北島三郎さんの総資産や貯金額について見ていきます。
資産の中で多くを占めるのは、東京都八王子市の閑静な住宅地にある自宅でしょう。
具体的な場所はプライバシーを考慮して記載はしませんが、近くには「小宮公園」があり、自宅の総工費は一説では20億円と言われる豪邸です。
敷地内にはテニスコートもあるオシャレな作りになっており、部屋数も自身の芸名”三郎”にかけて36室もあるというケタ違いのスケールでした。
個人名義以外にもマネジメントの「北島音楽事務所」や競馬関連の「有限会社大野商事」、さらに不動産の管理・運営をする「株式会社三雅」は地上9階30戸のマンションを所有しています。
加えて、出身地の北海道知内町には観光名所にもなっている立派な実家があるので、北島さんの総資産は50億円を超えているかもしれません。
奇しくも前項の「生涯年収は50億円」と同じ見立てになりましたが、衣装や交際費、趣味や生活費等を差し引いても同額があるとすれば資産運用に成功したと言えるでしょう。
ちなみに、もう一つのテーマである「貯金額」は当然ながら判明していません。
そもそもの話ですが、第三者に貯金額が漏れ伝わっていたとすれば結構な問題なので、正確な数字を紹介できないというのは北島さんや銀行の情報管理がしっかりしている証拠ですね。
北島三郎は馬主の赤字もすごいらしい
最後に馬主としての北島三郎さんの収支を見ておきましょう。
北島さんの所有馬で有名なのは、有馬記念を含めてG1を7勝もしたキタサンブラック号です。
獲得賞金は「18億7,684万円」にもなり、引退後も種牡馬としてドバイシーマクラシックを勝利したイクイノックス号を輩出するなど馬主孝行として知られています。
賞金額だけでも驚きですが、週刊誌の報道によると北島さんは種牡馬の権利も10口ほど所有しているらしく、種付け料として毎年1億円以上を受け取っているとのことでした。
1年のうち2~3か月の種付シーズンだけで、多い馬だと200回以上種付に臨みます。諸経費を引いた後の種付料は、所有口数に応じて分配される仕組みのため、北島さんには、今後も毎年1億円以上が入ってくる計算になる
こう聞くと「サブちゃん儲かってるね」と思われがちですが、実際はそうでもないそうです。
確かにキタサンブラックは賞金とグッズなどで20億円近くを稼ぎ、年間1億円の種付け料を生み出し続けていますが、馬主としてのトータルはかなりの赤字と言われています。
それもそのはず、北島さんは約60年の馬主人生でJRAと地方を合わせて200頭前後の競走馬を所有していますが、G1レースを勝ったのは前述のキタサンブラックのみ。
1億円以上を稼いだのは他に6頭、反対に1円も稼げなかったのは38頭で100万円以下は22頭。
一方、馬主としての支出は競走馬の購入費だけでなく、調教師に支払う預託料が1頭当たり月70万円(JRA調べ)ほど必要なので、1年に直すと840万円かかることになります。
馬の飼養管理にかかる費用です(飼料代、飼育・調教費用等)。
競走馬を購入してから発生する費用となります。JRA施設内(美浦、栗東トレーニング・センター)の預託契約は馬主と調教師の直接契約となり、預託料は厩舎によって異なります(1頭1か月70万円程度)。
預託期間を平均3年として2,520万円、それが200頭だと約50億円ということになるので、預託料だけでもキタサンブラックの稼ぎが消えてしまうのは間違いありません。
もっとも、預託期間や料金は馬や調教師によって幅があるので一概には言えませんが、少なくとも北島さんの馬主業は黒字ではなく赤字と断言しても良いでしょう。
ガラスのように繊細なサラブレッドの脚に馬主や関係者、ファンの期待を背負わせるのは酷な気もしますが、それもまた競馬の厳しさや儚さなのかもしれませんね。
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