1987年にTHE BLUE HEARTSのメンバーとしてメジャーデビューした、ロックミュージシャン・甲本ヒロト(こうもとひろと)さん。
デビュー以来、歌声はもとより、その生き方に魅了されているファンも数知れません。
今回は、甲本さんの”かっこよさ”のワケと彼の歌い方について、そして彼が与えた特別な影響についてお伝えします。
甲本ヒロトのプロフィール
愛称:ヒロト
本名:甲本浩人(こうもとひろと)
生年月日:1963年(昭和38年)3月17日
身長:174cm
出身地:岡山県岡山市
最終学歴:岡山県立岡山操山高等学校卒業
所属事務所:ハッピーソング
甲本ヒロトのかっこいい名言!ただのイケメンじゃない
甲本ヒロトさんは、ファンの間でとてもかっこいいと評判で「どうしてあんなにかっこいいだ!」という声も聞かれるほどです。
単なるイケメンという訳ではなく、彼の何かが人を惹きつけるのだといいます。
男女を問わず人気だという甲本ヒロトさん。
いったい、彼の何がそこまでファンを魅了し続けているのでしょうか。
甲本さんの人を惹きつける魅力のひとつに、彼の放った数々の名言があげられるのではないでしょうか。
その言葉の数々は名言集を作ることができるほどなので、とても全てをここで紹介することは出来ませんが、いくつかを紹介しましょう。
それ言ったら、日本一のラーメンはカップラーメン
これはファンの間でも特に語り継がれている、甲本さんの伝説的な名言とされているようです。
2003年発売の音楽雑誌「bridge」に掲載されたものです。
伝承に伝承を重ねて、いまでは世界一のカップラーメンに変化して伝わっていますね。
Dragon Ashの降谷建志さんとの対談のなかで出た言葉です。
インタビュアーの「売れていることはひとつの正義」という言葉に対して、甲本さんは「そこだけじゃねぇ」「それ言ったら、日本一のラーメンはカップラーメンになっちゃう」と返したそうです。
加えて、曲を書くということは「輝いたイメージを曲に込めること」とも語ったといいます。
ヒロトのあの言葉のソースはこれだったんだ!!
"甲本ヒロト×Kj"
『bridge』vol.37 2003年2月号ヒロト「枚数だけで勝負したら、大変なことになっちゃうよ。それ言ったら、日本一のラーメンはカップラーメンになっちゃうよ(笑)」
Kj「間違いない!」 pic.twitter.com/4CWLnKzIki
— アッシ (@saikounandaze) September 4, 2018
居場所あるよ、席あるじゃん
こちらは、甲本さんがラジオでリスナーの悩みに答えた時の一言だといいます。
学校に居場所がないという子供に対するメッセージとして語られました。
「居場所あるよ、席あるじゃん。そこに黙って座っていればいい」「クラスメイトなんて友達じゃない」「たまたま近所の奴が集められただけ」と話したそうです。
続けて「電車で偶然乗り合わせた人は友達じゃない」「だけど喧嘩せず平和に過ごさなきゃだめ」「学校はそのための訓練の場」と諭したといいます。
無理に友達をつくる必要はないし、いずれは分かり合える仲間ができるはずだという意味の込められたメッセージは、多くの反響を呼んだようです。
甲本ヒロトさんの言葉
自分の居場所がみつからない全ての人に届け! pic.twitter.com/AucaIcOr8S— じゃどさん (@judsan12) August 8, 2022
やりたいことは、やればいい
テレビ番組の司会者に「やりたくてもやれない現実がある」と言われた時のエピソードです。
「そんなことない、やればいい」と切り出した甲本さん。
「やりたいことをやる為には、やらなければいけないことがある」と続けます。
「子供の頃にできなかった『やらなければいけないこと』は、大人になればできる」「10代の頃できなかったとしても諦めなくていい」と語りました。
いつになっても夢を諦める必要はないし、いつからでもチャレンジはできるんだという意味の込められたメッセージなのではないでしょうか。
この言葉にも多くの共感が寄せられたようですね。
甲本さんを良く知らない人も、話を聞いているだけで自然と引き込まれ、次第に彼に共感してしまったのではないでしょうか。
決して、良いことを言ってやろうと用意しておいた言葉を並べている訳ではない、そう感じられる点が多くの共感を呼ぶのでしょう。
身構えずに自然と発せられる言葉の数々が、彼の心の奥底にある本心・生き方を表していると感じずにはいられませんよね。
甲本ヒロトは歌い方を知らない天才
甲本さんの、その独特な歌い方もファンから愛される魅力のひとつでしょう。
しかし、ここまで特徴的な歌い方であるにもかかわらず、彼は歌い方を知らないというのです。
甲本さんは、2014年のインタビューで「僕は未だに歌い方が分からない」と語っています。
自分のスタイルや歌い方というものを限定せずに、常にその時々の感覚を大切にして歌ってきたのだそうです。
野球のフォームを練習して作り上げるような”型”を持たず、その日その時の感覚でスタイルが決まり、同じものは二度とできないのだといいます。
つまり、甲本さんの歌い方は偶然の産物だというのです。
自分自身の未熟さを認めて、ステージにあがる度に緊張する感覚を忘れず、常に心を研ぎ澄ます。
彼の「いまが大事」「最新作が最高傑作」という言葉にも符合するように思えます。
一部では、初期の歌い方から変わってしまったことで”喉を気にしている”と指摘されているようですが、歳を重ねるごとに歌い方が変化していくのは当然でしょう。
甲本さんの言う通り、いまが最高なんです。
彼の歌い方は計算されているものであって、別に天才ではないという意見も散見されます。
しかし、本当にそうでしょうか。
彼の歌声が聴こえた時に感じる、あの輝きは、計算されたものでは説明がつきません。
魂の叫びが聴こえてくるじゃありませんか。
世代を超えて男女を問わず、何十年もの間ファンを魅了し続けている甲本さんの歌声をしっかりと感じ取れば、彼が天才であることに疑念を挟む余地はないでしょう。
自分の歌い方とかスタイルとか。“コレが俺の歌だ!”っていうのがなくて
甲本ヒロトの影響
甲本さんがマンフレッド・マンやセックス・ピストルズに影響を受けたとか、スピッツやアクア・タイムズに影響を与えたという話は有名でしょう。
しかし、既に語りつくされたことでもあり、ここでそれについて言及することは避けさせて頂きます。
そこで今回は、ある映画を紹介しましょう。
Netflixで公開されている「ミックステープ:伝えられずにいたこと」という作品です。
両親を亡くした少女が、残されたミックステープに収録されている曲を探し求め、両親のことを知ろうと奔走する物語。
90年代が舞台となっており、世界中の様々な名曲が登場しますが、そこで唯一の日本人アーティストの曲として「リンダリンダ」が流れます。
「リンダリンダ」は言わずと知れたTHE BLUE HEARTSのデビュー曲で、甲本さんが作詞・作曲を手がけています。
少女は「リンダリンダ」を聴きながら歌詞を書き写し、踊り歌うのでした。
これはフィクションではありますが、実際、当時から海外のファンも多かったと言われていますし、国内外を問わず、同じように甲本さんの歌声を聴いて影響を受けた人たちが大勢いるはずです。
そう、かつて影響を受けたあなたも、最近になって知ったばかりだというあなたも、”いまが一番大切”なのではないでしょうか。
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