箱根駅伝5区での活躍から“山の神”と呼ばれた長距離陸上選手・神野大地(かみのだいち)さん。
2018年にはプロに転向するも、思うように活躍することはできず苦戦しています。
そんな神野さんの気になる年収や今後についてまとめました。
神野大地のプロフィール
愛称:3代目山の神
本名:神野大地(かみのだいち)
生年月日:1993年(平成5年)9月13日
身長:165cm
出身地:愛知県津島市
最終学歴:青山学院大学総合文化政策学部卒業
所属事務所:M&Aベストパートナーズ
神野大地の年収は増えていない?かつての就職先と比較!
神野大地さんが2018年にプロランナーへの転向を発表した時は、大きな話題になりました。
それと同時に、日本では陸上競技において企業・団体に所属しないプロの選手というのは非常に珍しいため、彼の収入面について不安視する声もあったといいます。
そこで気になるのは、安定した収入を捨てた結果得られた年収は、はたして増えたのかということではないでしょうか。
当然のことながら神野さんの年収額は非公開となっていますが、どうやら、驚くほど増えたという訳でもないようです。
コニカミノルタ時代の推定年収400万
青山学院大学を卒業後、神野さんが就職したのは「コニカミノルタ株式会社」でした。
実業団チームであるコニカミノルタの陸上競技部に所属し、社会人としての競技人生を始めたのです。
基本的に、実業団チームのメンバーは所有する企業の社員によって構成されています。
つまり、神野さんもコニカミノルタの社員だったということになります。
上場企業が提出することを義務付けられている有価証券報告書などから、ある程度、当時の年収を予測することが可能です。
近年におけるコニカミノルタ株式会社の平均年収は、年によって多少のばらつきはあるものの、おおよそ750万円前後となります。
しかし、この750万円という数値はあくまで平均値であり、職種や年代別にみると違った結果が見えてきます。
大手就職情報サイトなどでは企業ごとに年代別の推定年収が公開されていますので、簡単に調べることが可能です。
20代のコニカミノルタ株式会社の平均年収は、およそ500万円ほどとなっています。
神野さんが在籍時の年齢である20代前半では、360万円から400万円弱といった金額です。
一般社員のモチベーションにも影響するでしょうし、神野さんの年収もそれと大幅な差はなかったのではないでしょうか。
スポンサー契約
神野さんは、2018年4月30日付でコニカミノルタを退社しプロに転向しました。
その後の主な収入源として考えられるのは、有名企業とのスポンサー契約やマラソン大会などでの賞金です。
スポンサー契約料については非公開になっていますので、予測することは困難といえます。
神野さんは、2018年11月から「セルソース株式会社」とスポンサー契約を結んでいましたが、2023年12月に契約満了となったそうです。
この度セルソース株式会社と所属契約を結ばせていただきました。
夢や想いを共有し、共に世界の舞台へ挑戦できる企業と出会うことができました。引き続き、神野大地(セルソース)の応援をよろしくお願いします。https://t.co/d6U0AsLsfO
— 神野大地 Daichi Kamino (@daichiagu) November 21, 2018
久しぶりにnoteを書きました。
プロになってから、ずっと所属企業としてサポートして頂いたセルソースとの5年間。
本当にありがとうございました。https://t.co/uNyhJxTBOu
— 神野大地 Daichi Kamino (@daichiagu) December 22, 2023
神野さんの公式ホームページには、「宇佐美鉱油」「浜松いわた信用金庫」「小林製薬」「ヨシヅヤ」のロゴが掲載されています。
ウェブCMにも出演していますので、テレビCMほどではないものの、ある程度の収入に繋がったと思われます。
マラソン大会の賞金
賞金についてですが、神野さんがプロに転向後、2019年12月22日に開催された『アジアマラソン選手権』の優勝を除き、大きなマラソン大会で優勝した記録はありません。
2024年から考えると、もう4年以上も前のことです。
2021年12月19日に開催された『第52回防府読売マラソン』では自己記録を更新し2位に入っています。
賞金が出たのかというと、残念ながら、ありませんでした。
防府読売マラソンは「JMCシリーズ」(ジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ)の“シリーズ1”に組み込まれており、大会単体での賞金は出ないのです。
日本陸上競技連盟の公式サイトによると、1つの年度を「期」とし、2期分を「シリーズ」として2年間ごとに総合成績を決めるのだとか。
モータースポーツでいうところのポイントによるシーズン争いのようなものですが、各シリーズ期間が重なり合うなど、複雑怪奇なものとなっています。
最初のシリーズ「シリーズⅠ」と次の「シリーズⅡ」の対象となる「第0期」と「第1期」は、変則的に、第0期を2020年度12月~21年度10月、第1期を21年度11月~3月とします。
シリーズ1では、総合優勝・600万円、2位・300万円、3位・100万円の賞金が出たそうです。
神野さんは、総合成績で上位には入っていません。
いまのところ、それ以外に好成績をマークしたことはなく、マラソン大会の賞金は思うように得られていないと思われます。
株式会社NewEffort取締役
神野さんは、スポーツブランド「RETO」を立ち上げました。
僕が「自信を持っておすすめできる商品」にこだわって、アスリートやランナーがあったら良いな、と感じるものを形にしていきたいと思います。
アパレル商品を販売する傍ら「RETO Running Club」のコーチも務めています。
運営会社である「株式会社NewEffort」は2018年11月設立、会社概要には2024年現在も取締役として神野さんの名が記載されていますので、しっかりと報酬が支払われていると思われます。
ちなみに、代表取締役の髙木聖也さんは、マネージャー兼コーチとして神野さんを支えてきた人物です。
YouTubeはあくまで宣伝
神野さんは自身のYouTubeチャンネルも開設していますが、ツールによる予測では最大でも年間収益50万円ほどのようですので、主な収入源とはいえません。
あくまでも宣伝効果を狙ったものだと思われます。
総合すると、プロ転向後の神野さんの年収は大幅に増えてはいないと考えられます。
一部のトップアスリートのように、数千万円以上も稼いでいるとは考えにくいのではないでしょうか。
コニカミノルタに在籍し続けていた場合を考えると、30代で600万円以上の年収が貰えていたはずです。
加えて、遠征費用やトレーニング費用などの経費もあり、決して楽な道のりだったとはいえないでしょう。
新たに実業団チーム発足!
神野さんにとって、2024年夏のパリオリンピックへの切符となるはずだった、2023年10月15日開催のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)は56位という結果に終わりました。
セルソースとのスポンサー契約も終了し万事休すかと思われた神野さんですが、しっかりと次の一手を考えていたようです。
2023年12月27日、新たに発足する「株式会社M&Aベストパートナーズ」陸上部のプレイングマネージャーに就任することが発表されました。
ゼネラルマネージャーは、髙木聖也さんが務めます。
ここでも2人は一緒なんですね。
今後は選手のスカウトを行い、2025年4月から本格始動する予定だということです。
”山の神”こと、神野大地さんをプレイングマネージャーとして迎え、2025年4月より本格的にチーム活動を開始する予定です。
現在(2024)も引退せず
神野さんは、2025年1月から本格始動するという新チームのプレイングマネージャーに就任しました。
とはいえ、引退して完全に管理職になるわけではなく、現役を続けるものと思われます。
「プレイングマネージャー」とは、実際の業務を遂行しながら管理職も兼任するというポストです。
陸上競技に置き換えると、選手として活動しながらマネージメントもするということになります。
つまり、引退する訳ではないということですね。
パリオリンピックでは神野さんが活躍する姿は見ることができませんが、その先の未来の活躍が楽しみですね。
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