鈴木宗男(すずきむねお)さんは北海道出身の政治家として広く国民に知られる存在で、北方領土問題やロシアに太いパイプを持つ実力派としても政界で一目置かれています。
今回は鈴木宗男さんが事件を起こして刑務所に入った件に加え、元秘書についてや北方領土(ロシア)問題への取り組みについて見て行こうと思います!
鈴木宗男は事件を起こして刑務所に入っていた?
鈴木宗男さんは内閣官房副長官時代に製材会社から500万円を受け取ったとされる「やまりん事件」
北海道開発庁長官時代に受注の口利きをして600万円を受け取った「島田建設事件」
自らの資金管理団体の政治資金を流用(自宅購入や裏金化)した「政治資金規正法違反事件」
など合わせて4つの事件と証人喚問での3件の偽証について有罪判決が下り、最高裁判所まで争ったものの懲役2年の実刑が確定しました。
刑務所に入ってから1年後の2011年12月6日に仮釈放されましたが、いわゆる”塀の中”の生活はとても大変だったと振り返っていました。
今までは「先生」としてチヤホヤされていた生活が一変し、受刑者として扱われる環境に心が折れそうになったそうです。
「表現のしようがない落差ですよね。完璧に自由がない。自分が世の中から取り残されるという恐怖感がありました」
刑務所では”衛生係”の仕事を任されていたらしく、食事の準備や掃除に加えて洗濯物の収集、さらには高齢受刑者の入浴のサポートをしていたそうです。
しかし、刑務所の中で「東日本大震災」に接して社会貢献への想いが再燃し、社会復帰へ向けて積極的に活動するようになったそうです!
鈴木宗男さんは昔から体力自慢の政治家として有名でしたが、出所後も精力的に活動をしていました。
ちなみに、鈴木宗男さんが入っていた刑務所は「喜連川(きつれがわ)社会復帰促進センター」と言う名前ですが、なんとなく不思議なネーミングだと思いませんか?
この施設は民間企業が運営に参加するPFI方式の刑務所であり、暗いイメージの鉄格子がほとんどない建物になっているそうです。
ですので、テレビや映画で見るような「刑務所」とはかなり違う施設に入っていた事になります。
鈴木宗男の秘書だったムルアカは何をしている?
鈴木宗男さんの秘書で有名なのは209cmの高身長&アフリカ出身のムルアカさんですよね!
元々はコンゴ民主共和国から電気工学の勉強をするために来日し、経歴の珍しさからテレビでタレント活動もしていました。
※参考 ムルアカ(右の人) pic.twitter.com/RKn98ZPEoQ
— 洗濯猫(せんたくねこ) (@nyu4hands) 2015年2月1日
鈴木宗男さんの”私設秘書”を務めつつ、日本工業大学で非常勤講師をするなど学力の方も優秀だったそうです!
しかし、鈴木宗男さんの逮捕や落選で全ての仕事を失い、しばらくは神奈川県で農業をして自給自足の生活をしていたそうです。
現在は「千葉科学大学」の教授に就任し、日本国籍を取得して武流阿迦(むるあか)と名乗っていました!
ムルアカさんには3人の子供がいますが、長男の名前は”むねお”と言います(笑)
鈴木宗男にとってロシアや北方領土問題はライフワーク!
鈴木宗男さんは北海道十勝地方の足寄(あしょろ)町出身で、農業よりも漁業関係に強い議員として知られています。
北海道の漁業と言えば北方領土のカニが有名ですが、それもあって鈴木宗男さんは北方領土問題に詳しくなったのかもしれませんね。
国後(くなしり)島には日本企業が建てた”日本人とロシア人の友好の家”がありますが、この建物が”ムネオハウス”と呼ばれるほど影響力があったそうです。
丸山穂高議員(元・日本維新の会)が北方領土でトラブルを起こした際には、国会議員では無い鈴木宗男さんのところへ駐日ロシア大使から連絡があるほどのパイプの持ち主です。
安倍首相からもロシア問題で意見を求められたり、自らロシアを訪問して外務省幹部や大統領府の役人と面会するなど存在をアピールしていました!
その有り余る熱意をもって、1日も早い領土問題の解決に取り組んで欲しいですね。
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