ペギー葉山の夫は俳優の根上淳、息子が陶芸家。孫はいる？

「ドレミの歌」を日本に広めた事で知られるペギー葉山(ぺぎーはやま)さん。
女性で初めて社団法人日本歌手協会の会長になるなど音楽界に多大なる貢献をしました。

ペギー葉山の夫は根上淳？

ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中歌の1つである「ドレミの歌」。
この楽曲の訳詞と歌唱を担当して日本に広めたのがペギー葉山さんです。

幼少期から歌を歌う事が好きだったというペギー葉山さん。
中学生の頃から声楽家の内田るり子さんに師事し声楽を学んでいました。

当初は音大への進学を志していたそうですがFEN放送（現在のAFN）から流れるアメリカの音楽に興味を持ったそうです。
そして高校生の時に観た映画「我が道を往く」で主演のビング・クロスビーさんが歌った「アイルランドの子守唄」に感動しポピュラー・ジャズに転向。

その後、ほどなくして友達の紹介により進駐軍のキャンプで歌い始めたペギー葉山さん。
すると歌声とセンスを見込まれて当時の一流ビッグバンドだった「渡辺弘とスター・ダスターズ」の三代目専属歌手に抜擢されることに。

専属歌手となったペギー葉山さんは1952年11月に「ドミノ/火の接吻」でデビューすると1954年にはNHK紅白歌合戦に出場。
1955年2月に専属が解除となったことで渡米。
渡米後も各地で歌声を披露し大盛況となったそうです。

日米での活躍が認められたペギー葉山さんは1960年8月の日米修好百年祭に日本人代表として出席。
「サウンド・オブ・ミュージック」を鑑賞したのはこの時でした。

帰国後にペギー葉山さんが日本語に訳して歌った「ドレミの歌」。
NHKの「みんなのうた」で使われ、音楽の教科書に掲載されたことであっという間に日本中に広まりました。

「ドレミの歌」の普及により国民的歌手となったペギー葉山さんが結婚したのは1965年。
お相手は俳優の根上淳さんでした。

1947年に入社した大映では二枚目スターとして大活躍し1956年にアメリカの映画「八月十五夜の茶屋」にも出演。
1967年に大映を退社後は活動の中心をテレビに移した根上淳さん。
本格派ドラマ「白い巨頭」から特撮ドラマ「帰ってきたウルトラマン」など幅広く活躍しました。

元々、互いにファンだったというペギー葉山さんと根上淳さん。
書道の展覧会に夫婦で出展したり本を出版したりと芸能界きってのおしどり夫婦として知られました。

1998年に根上淳さんが糖尿病の合併症による脳梗塞で倒れて以降、2005年に亡くなるまで在宅で介護をするなど夫婦愛は生涯変わることはありませんでした。

1965年に根上淳さんと結婚したペギー葉山さんは1968年に息子を出産しています。

二人の息子である森英児さんは陶芸家として活躍。
書道家の碩襄さんと「2人展」という展示会を東京で開催するなど精力的に活動しています。

ペギー葉山さんが自身のコンサートで森英児さんの作品を展示していたこともあるそうです。
森英児さんの活動を少しでも応援したいという親心なのでしょう。

陶芸家として素晴らしい作品を生み出し続ける森英児さんですが実は自閉症であることをペギー葉山さんは明かしています。
しかも世話をする人が必要な程、症状は重いそうです。

そんな息子を残してペギー葉山さんは2017年4月12日に肺炎のために亡くなってしまいます。
葬儀は親族のみで行われ、喪主を森英児さんが務めたことから他に子供はいないのでしょう。

ペギー葉山さんと根上淳さんの遺産を相続することになった森英児さん。
悪い人に騙されたりしないよう信頼できる親族が気を配ってあげて欲しいものです。

祖父母と孫が一緒に歌える曲を集めたオムニバスCDの「おじいちゃん、おばあちゃんといっしょ孫と歌いたい!童謡&コーラス」。
このCDにはペギー葉山さんの「祈り」という新曲も収録されています。

ではペギー葉山さんに孫はいるのでしょうか。

調べてみましたがペギー葉山さんに孫がいるという情報は見当たりませんでした。
そのため、ペギー葉山さんに孫はいないと思われます。

もしもペギー葉山さんに孫がいたら「祈り」や「ドレミの歌」を一緒に歌っていたのではないでしょうか。
きっと孫からも好かれる優しいお祖母ちゃんになっていたことでしょう。