十代目松本幸四郎(市川染五郎)の父と母。家系図が凄い。松たか子との気になる仲とは

歌舞伎界のプリンスとして注目を集める十代目松本幸四郎(市川染五郎)さん。
間違いなく今後の歌舞伎界を支える役者の一人と言えるでしょう。

十代目松本幸四郎(市川染五郎)の父も歌舞伎役者？

卓越した演技力で二枚目から悪役、女形まで演じる松本幸四郎さん。
歌舞伎だけでなくドラマや映画、舞台にバラエティとマルチに活躍しています。

歌舞伎役者の松本幸四郎さんですが意外にもデビュー作はテレビドラマ。
1978年12月にNHK大河ドラマの「黄金の日日」に子役として出演したのが初仕事でした。

歌舞伎の初舞台を踏んだのは約半年後の1979年3月。
当初は「三代目松本金太郎」を名乗っていましたが1981年10月に「七代目市川染五郎」を襲名。
「十代目松本幸四郎」を襲名したのが2018年1月2日と日が浅いので人によっては「市川染五郎」の印象がまだ強いかもしれません。

そんな松本幸四郎さんの父親は二代目松本白鸚さん。
松本幸四郎さんが十代目を襲名するまでは松本白鸚さんが九代目の「松本幸四郎」でした。

松本白鸚さんが初舞台を踏んだのは3歳の頃。
その後も歌舞伎俳優として活躍した松本白鸚さん。
市川團子さん、弟である中村萬之助さんと「十代歌舞伎」と呼ばれ大変な人気となりました。

松本幸四郎さん同様、松本白鸚さんも歌舞伎以外にドラマや舞台、映画など様々なステージで活躍。
特に1969年に公演が始まったミュージカル「ラ・マンチャの男」は松本白鸚さんの代表作と言える作品の一つ

1970年にはミュージカルの本場ブロードウェイで英語での公演を行い、2001年には同じ俳優が主演するミュージカルの上演回数日本記録を更新。
公演回数が1000回を超える大ヒットミュージカルとして今なお根強い人気を誇る作品となっています。

役者としての活動だけでなく舞台の演出や作詞、作曲までこなせるという松本白鸚さん。
松本幸四郎さんにとって高い壁となっている事は間違いありません。

ですが松本幸四郎さんならば松本白鸚さんを超える活躍を見せてくれるはず。
きっと松本白鸚さんもそんな日が来る事を待ち望んでいる事でしょう。

松本幸四郎さんの母の名前は藤間紀子さん。
福岡県の医師の家庭で生まれ育ち、慶応義塾大学に進学するために上京。

縁戚にあたる女優の香川京子さんの紹介で松本白鴎さんと知り合ったそうです。
藤間紀子さんと松本白鴎さんは1969年に結婚。

それから2年後の1971年に長女の松本紀保さん、1973年に松本幸四郎さん、1977年に松たか子さんが誕生しています。

陰に日向に松本白鴎さんを始めとする高麗屋を支え続ける藤間紀子さん。
梨園の妻という大変な役割を担いながら、株式会社松本幸四郎事務所の社長も務めているそうです。

歌舞伎界が誇る名優、松本白鴎さんの妻にこれ以上ふさわしい女性はいないかもしれません。

家系図が話題になる事が少なくない歌舞伎役者。
代々続く歌舞伎の名門だと豪華な家系図になるのも必然と言えるでしょう。

では松本幸四郎さんの家系図は一体どうなっているのでしょうか。

前述の通り松本幸四郎さんの父は二代目の松本白鴎さんで、母は藤間紀子さん。
姉が女優の松本紀保さんで妹が松たか子さん。

これだけでも凄い家系図ですが、松本幸四郎さんの家系図には更なる豪華な顔ぶれ。
人間国宝に指定されている七代目尾上菊五郎さんに女優の寺島しのぶさん、五代目尾上菊之助さんも親戚。
十一代目の市川海老蔵さんも親戚に名を連ねています。

松本幸四郎さんの息子も「八代目市川染五郎」を襲名し歌舞伎役者としての道を歩んでいます。
まだまだ凄い家系図になっていきそうですね。

歌舞伎俳優として活躍するのは男性ばかり。
そのため、女性は歌舞伎の舞台に立つことは出来ないと思われるかもしれません。

ですが、幼少期であれば女性も歌舞伎の舞台に立つことが出来るんです。
松本幸四郎さんの妹である松たか子さんも初舞台を踏んだのは1993年の歌舞伎「人情噺文七元結」でした。

その翌年にNHK大河ドラマ「花の乱」でテレビドラマに初出演した松たか子さん。
先代の松本幸四郎さんの娘というブランドに加え類まれなる演技力と美しい容姿。

1995年のドラマ「藏」で主演を務めると瞬く間にスター街道をまっしぐら。
1996年には史上最年少で紅白歌合戦の司会に抜擢され、1997年には歌手デビューも果たしています。

押しも押されぬ名女優となった松たか子さん。
共にスターとなった今も松本幸四郎さんとの仲は良好なようす。

活動する舞台は違えども互いの活躍が刺激になっている事は間違いなさそうです。