唐十郎の息子と再婚した妻。三田佳子・蜷川幸雄とのエピソード

1967年からスタートした「紅テント公演」の斬新な手法が脚光を集め、アングラ演劇の旗手といわれた唐十郎(からじゅうろう)さん。

劇団・唐組の座長として2020年現在も精力的に活動中です。

今回は唐十郎さんの私生活に注目して、過去の妻や再婚した妻、息子についてみていきたいと思います。

また、三田佳子さんとの意外な関係や、盟友だった故蜷川幸雄さんについてもお送りします。

唐十郎の二人の息子は義丹と佐助!

1940年2月11日に東京府東京市で生まれた唐十郎さん。

劇作家として広く知られていますが、芥川賞作家であり俳優でもあります。


映画監督だった父には医者になるよう勧められたそうですが、唐十郎さんは演劇への思いが断ち切れず、明治大学文学部演劇学科へ進学。

1963年には劇団・シチュエーションの会を旗揚げし、翌年には自ら座長として劇団名を状況劇場に改めます。

のちに妻となる李麗仙さんと出会ったのはこの頃のようです。

二人は1967年に結婚し、翌年4月24日に長男の大鶴義丹さんが誕生。

唐十郎さんの本名は大靏義英(おおつるよしひで)さんといいます。

大鶴義丹さんは日本大学在学中に『スプラッシュ』ですばる文学賞を受賞して小説家デビューを果たしているほか、映画監督としてもすでに何作品ものメガホンをとっている多才な俳優。

プライベートではマルシアさんと結婚して1女をもうけるも、2004年に離婚していますね。

2012年に再婚した一般女性は高校時代からの知人でキャリアウーマン。

父・唐十郎さんは、人生の後半戦を一緒に歩む人ができてよかったと喜んでくれたそうです。

次男は俳優の大鶴佐助さんです。

佐助さんは唐十郎さんが再婚した妻の子であり、大鶴義丹さんの異母弟にあたります。

1993年11月14日生まれですから、2020年に27歳を迎えるという期待の若手俳優ですね。

テレビドラマ『わたしが子供だったころ〜劇作家・演出家 唐十郎〜』では父の幼少時代を演じています。

新宿の花園神社でも上演された2018年の唐組『吸血姫』をはじめ、近年は舞台への出演が多いです。

唐十郎の過去の妻と再婚した妻

60年代、神社、公園、街頭などで上演される「紅テント公演」は、会場の選定からテントの設営、宣伝、上演に至るまで一切を担当する劇団のパイオニアでもありました。

サーカスからヒントを得た斬新な公演は多くの若者たちの支持を得て、以降「劇作家・唐十郎」のシンボルに。

劇団・状況劇場を旗揚げした頃、テント費用を含む劇団の資金作りのために、唐十郎さんと李麗仙さんは全国のキャバレーをまわる営業活動の日々を送りました。

舞台芸術学院の生徒だった李麗仙さんを劇団に勧誘し、結婚した二人でしたが、生活は苦しく、わずかなアルバイト代も演劇につぎ込んでいたようです。

最初の紅テントは、李麗仙さんがキャバレーで金粉ショーのダンサーをして貯めた資金で購入したもの。

劇団を陰で支えた立役者ですね。

けれども、苦楽をともにした二人は1988年に離婚。

同時に状況劇場も解散して、新たに唐組を立ち上げることに。

翌1989年には萩原美和子さんと再婚し、同年に唐組としての紅テント初公演を開催しています。

萩原美和子さんという女性については情報がなく、詳細は不明ですが、元劇団員か演劇関係者の可能性があると思います。

唐十郎が三田佳子の次男の身元引受人に!

三田佳子さんの次男・高橋祐也さんの覚せい剤取締法違反による数度の逮捕劇は世間に衝撃を与えました。

三田佳子さんとは家族ぐるみのつきあいという唐十郎さんは祐也さんの身元引受人になり、唐組の舞台での俳優デビューをバックアップ。

しかし祐也さんは数本の舞台に出演したのち唐組を退団しています。

4年後の3度目の逮捕の一報を受けた唐十郎さんは、自身で痛みを痛感するしかないとコメント。

祐也さんは手を差し伸べてくれた人間を裏切る形になってしまったようです。

蜷川幸雄が俳優をあきらめたのは唐十郎のせい?

自分は唐十郎さんにさらわれた人間という言葉を残している蜷川幸雄さん。

演劇の出発点は意外にも俳優でした。

ある日、唐十郎さんの劇作の世界に触れた蜷川幸雄さんは、活動の軸を俳優から演出家にシフトすることを決意。

唐十郎さんの作品群には自分に演じきれる役がなく、それなら俳優を続けても意味がないと考えたからだそうです。

唐十郎脚本、蜷川幸雄演出で初めてタッグを組んだのは1973年の舞台『盲導犬』でした。

初演からすでに40年以上たちましたが、古田新太さんら名優を迎えて再演が重ねられています。


小林薫さん、根津甚八さん、渡辺いっけいさんら名だたる俳優を送り出した劇団・状況劇場。

唐十郎さんは21世紀に入った今も演劇活動を続けている、数少ない60年代アングラ演劇界のカリスマです。

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