歌舞伎という伝統芸能の世界にいながら破天荒な振舞いで話題になることが多かった市川海老蔵(いちかわえびぞう)さん。
結婚して家族を持ったことで市川海老蔵さんの行動に大きな変化が見られるようになりました。
若かりし日の市川海老蔵は態度の大きさ、性格の悪さで評判
市川海老蔵さんといえば歌舞伎界の中でも1,2を争うといっても過言ではないほど態度・性格が悪い人物でした。
機嫌が悪いとスタッフへの態度もあからさまに悪くなるのは業界でもよく知られていました。
特にお酒を飲んでのトラブルが耐えず、元暴走族の男性から暴行を受け左頬骨の陥没骨折、前歯の損傷などの大怪我を負ったこともありました。
世間的には市川海老蔵さんの態度の大きさ、性格の悪さばかりが報道されていましたが市川海老蔵さんを擁護する声があったのも事実です。
というのも市川海老蔵さんは歌舞伎役者としてはまさに天才。
暴行事件が起きたときには既に父である12代目 市川團十さんを超えているとさえ言われていました。
過去に市川海老蔵さんは「俺は国から2億貰える」と発言をしています。
これは後々、市川海老蔵さんが人間国宝となることを示唆しての発言と言われていますが、歌舞伎役者としてだけ見れば市川海老蔵さんにはそれだけの実力があるんです。
市川海老蔵さんの態度の大きさと性格の悪さは自身の才能と「成田屋」という梨園の中で一番の名門に生まれ育ったという環境が大きく影響しているようです。
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家族思いの市川海老蔵がいい人として見直されている
市川海老蔵さんは2010年にフリーキャスターの小林麻央さんと結婚し1女1男の父親となりました。
結婚後に暴行事件を起こしてしまいましたが、父である市川團十さんが亡くなり市川宗家当主の家督を引き継いだ頃から明らかに市川海老蔵さんは変わったように感じます。
特に市川海老蔵さんの家族愛が顕著となったのは妻である小林麻央さんの乳がんが発覚してから。
芸能記者へ取材自粛のお願いしたり、献身的に介護したりとこれまでのダーティーなイメージから一躍いい人というイメージに変わりました。
まだ小さいお子さん2人の面倒を見ながら自身は歌舞伎の稽古や舞台をこなさなければなりません。
麻央さんが亡くなってからも、子供さんと一緒に健気に生活をされていて、世間のイメージは一新されました。
小林麻央さんの姉である小林麻耶さんやご両親の協力があるとはいえ、ストイックに歌舞伎に取り組む市川海老蔵さんなので苦労は並大抵のものではないでしょう。
「地位が人を育てる」という言葉があるように現在の困難な環境が市川海老蔵さんを男として成長させたのだと思います。
父親が健在で奥さんが元気なうちにこのような成長を遂げて欲しかった気もします。
歌舞伎役者としての市川海老蔵の評価
さて序盤で少し触れましたが市川海老蔵さんは人間性には難がありましたが歌舞伎役者としては本当に優れた人物です。
成田屋という歌舞伎の名家に産まれた市川海老蔵さんは歌舞伎を演じることを半ば強制された人生でもあります。
できない、やりたくない、僕にも権利がある
と反発したこともあるようです。
そんな市川海老蔵さんを変えたのが祖父である11代目 市川團十さんの勧進帳。
その映像を見た市川海老蔵さんは
歌舞伎ってこんなにかっこいいこともあるんだ
と感じ歌舞伎をやることを決意したそうです。
歌舞伎に集中していたいがためにプライベートが苦痛に感じるという市川海老蔵さん。
人間国宝である五代目 坂東玉三郎さんも同じ悩みを感じているそうで市川海老蔵さんは歌舞伎に対する考え方は既に人間国宝レベルと言っても過言ではありません。
歌舞伎界を支えることを宿命付けられた市川海老蔵さん、
これから歌舞伎の世界をどう盛り上げて行くのか非常に楽しみです。
コメント
海老蔵氏の良いイメージは作られた物。結婚前の性格がそんな簡単に変わるはずがない。
もっと歳を取り苦労するか刑務所にでも入らない限り悪い性格は直らない。
今は子供を溺愛している様なイメージを前面にだしてるが裏で何してるかわからない
性悪な人間はそんな簡単に変わらない