常識に囚われる事なく斬新な発想で人気作を生み出す峰倉(みねくら)かずやさん。
未目麗しい登場人物の数々も人気の要因となっている事は間違いありません。
彼女の代表作である漫画『最遊記』は、1997年の連載開始当初から今日まで、世界中のファンに愛されています。
一方プライベートでは、高校の同級生と結婚し順風満帆かと思いきや……度重なる大病と闘い、波乱の日々を送っていることがわかりました。
2023年現在、峰倉さんの体調は回復しているのでしょうか。
そこで今回は、病気の状態や、結婚について深堀りしていきます。
あわせて、彼女が大ファンという「野猿」にまつわるエピソードも紹介していますので、注目です。
峰倉かずやのプロフィール
生年月日:1975年3月23日
出身地:神奈川県
身長:詳細不明
血液型:A型
最終学歴:詳細不明
峰倉かずやが侵された病気とは
1997年に連載をスタートした『最遊記』が大人気となった峰倉かずやさん。
ちなみに「峰倉かずや」というペンネームから男性だと勘違いする人は少なくないかもしれません。
ですが、峰倉さんは男性ではなく女性です。
色々な作品でモチーフにされる伝奇小説『西遊記』。
峰倉さんは登場人物を美化させ性格も変えるなど全く新しい西遊記を生み出しています。
シリーズ化され外伝も発売される人気となった『最遊記』。
アニメや映画、ラジオ、ゲームに舞台などメディアミックスも多数。
連載開始から20年以上が経った今でもその人気は衰える事はありません。
漫画家として間違いなく大成功したと言える峰倉かずやさん。
ですが私生活は決して順風満帆と言えるものではありません。
というのも峰倉さんはこれまでに何度も大病に侵されているのです。
手術を行うも体調不良が続く
まず2007年に子宮肥大と筋腫のため子宮を全摘出する手術を受けています。
それから3年後にはエナメル上皮腫の一種により顔の大手術をしているのです。
その結果、右上顎骨を歯を含めてほぼ全摘出。
物を食べる事も出来ず発音もちゃんとする事が出来ない時期があったそうです。
また、右目の骨の一部も削り取る際に神経も切断したため顔の右側の感覚が無いのだとか。
峰倉かずやさんの顔には摘出した骨の代わりに人工の義顎が嵌められているそうです。
ただ、見た目は改善されても骨を摘出した事で体調不良をきたすことが多くなってしまったようです。
【悪い報告】先日仕事で外出した際、目眩で転倒し、欠損している顔の骨を庇って変な体勢で不時着してしまい、右腕を骨折しました…orz折れたのは腕というか肩とのジョイント部分の骨で、右腕が自分の意志では上がりません。手首から指にかけては動くので、かろうじてキーボードは打てます。(続く)
— 峰倉かずや (@kaz_minekura) 2013年12月24日
【このツイートは後に削除します】
「地震大丈夫ですか?」私は大丈夫ですよ〜ちょっと酔いましたが…(顔の骨半分無くなってからめっちゃ酔い易くなった、バランス悪いからかなぁ)
皆さんもまだまだ余震にお気をつけ下さい!— 峰倉かずや (@kaz_minekura) 2015年5月30日
立て続けに大病に襲われている峰倉かずやさんですが身体より漫画を描けない方が辛いそうです。
本当に漫画を描くことが大好きなのでしょう。
新たな病気が発覚
大病により長期の休載となった峰倉かずやさん。
現在も未完である『最遊記REROAD BLAST』の連載を再開したのは2012年のこと。
その後も身体の様子を見ながら漫画連載を継続していきました。
【お知らせ】本日発売の月刊コミックゼロサム7月号にて『最遊記RELOAD BLAST』表紙&巻頭カラー5ページ+漫画本文40ページが掲載となっております。またジワジワと歩んで参りますので宜しくお願い致します。コミックス3巻の続きから掲載ですのでこの機会にゼヒ。
添付画像は表紙イラストのラフ画です。 pic.twitter.com/thfCdIqppL— 峰倉かずや (@kaz_minekura) 2019年5月28日
また、2018年に公演された舞台『最遊記歌劇伝-異聞-』では製作から関わった事も明かしています。
漫画の執筆だけでなく舞台製作にも関わっている様子を見て、「体調が戻りつつある」と考えた人も多かったかもしれません。
ただ、ブログの執筆やTwitterの更新は暫く止まったままでした。
そんな彼女のSNSが沈黙を破ったのは2021年4月16日のこと。
【近況ご報告1】ご無沙汰してしまい大変申し訳ございません、峰倉です。
細々とイラスト等のお仕事はさせて頂いていたのですが、漫画に復帰する事が出来ぬままズルズルときてしまいました。心配して下さっていた皆様には不義理を働く形となりご迷惑をお掛けしておりますと共に、お心遣い痛み入ります。— 峰倉かずや (@kaz_minekura) April 16, 2021
ツイートは【1】〜【7】にわかれて連続して更新。
ツイートを見ると、彼女が新しい病と闘病していることがわかりました。
その病というのが「脊柱管狭窄症」です。
この病はいわゆる”背骨”と呼ばれるところの中央に通る神経の通り道がなんらかの原因で圧迫され、神経症状をきたす病気とされています。
主に腰やお尻・下肢のしびれや、動作性の低下を引き起こすと言われています。
漫画家さんのように、長時間座っていることが多い方などに起こりやすい病気とされているようです。
さらに病気や手術が重なる
ツイートの中では、「ファーストバイト症候群」という病気を患っていたことも明かしています。
これは食事の最初の咀嚼時に耳下腺部に強い痛みを生じる病態だそうで、おそらくはエナメル上皮腫の一種とされる腫瘍の摘出術後に伴う合併症といえるでしょう。
そしてツイートの翌日17日には涙嚢の手術を控えていることを明かしています。
涙嚢については詳しい病名を明かしていませんが、そのせいで片目が長らく使い物にならない状態だったのだそう。
日常生活は送ることができても、絵を描くには厳しい状況だったことを明かしています。
こちらもおそらくは腫瘍の摘出術に伴う合併症なのではないでしょうか。
こうしたこともあってか、「10年前に上顎骨を失った後もこの仕事を続けると決めたけど、果たしてあの選択は正しかったのだろうか」と、吐露している峰倉さん。
【7】10年前に上顎骨を失った後、この仕事を続けると決めて、果たしてあの時の選択は正しかったのか、正直今もまだ分かりません。
ただ心や体が不安定な時に余計な事考えたり外に垂れ流しても、良い事はひとっつも無いので、今は明日の手術とその後の治療に専念します。落ち着いたらまた来ます〜〜
— 峰倉かずや (@kaz_minekura) April 16, 2021
仕事関係者やファンに対して誠実な彼女であるからこそ、体調のせいで期待に応えられないのがもどかしいのでしょう。
大勢の熱狂的なファンが国内外にいる峰倉かずやさん。
ファンの殆どが漫画の続き以上に峰倉かずやさんの回復を待ち望んでいるはず。
峰倉かずやさんが受けた手術はあまりにも大手術なので以前のような体調に戻る事は難しいかもしれません。
ですが仕事をするうえで支障がない程度には体調が戻る事を願わずにはいられません。
峰倉かずやの現在
2023年現在、『最遊記REROAD BLAST』は休載中となっており、本格的な漫画製作はなかなか再開できない様子の峰倉さん。
ですが、イラストはずっと描き続けているようです。
2022年は、『最遊記』シリーズ連載25周年記念の原画展が開催され、新たな描き下しイラストが公開されたことで注目を集めました。
アルマビアンカ様主催による原作原画展が開催されます。20周年時の原画展同様、各地の催事場を回るそうですので(開催地追加予定)コロナ禍により最フェスに参加できなかった方にもお届けできたらよいな。キービジュアル含め描き下ろしやデザイン等で私も協力させて頂いております。
→ @saiyuki_genga— 峰倉かずや (@kaz_minekura) October 27, 2022
【「最遊記25th EXHIBITION」会場情報】https://t.co/bwx3x5eRdJ
<大阪会場>
2022年12月30日(金)~2023年1月15日(日)
なんばマルイ 5F<東京会場>
2023年5月12日(金)~5月28日(日)
有楽町マルイ 8F<福岡会場>
2023年8月11日(金・祝)~9月3日(日)
博多マルイ 7F#最遊記 pic.twitter.com/2USXcCZUlT— 最遊記25th EXHIBITION (@saiyuki_genga) October 27, 2022
漫画の続きはまだ読めなくても、こうした豪華なイベントを楽しめるのは、ファンにとってとても嬉しいことでしょう。
峰倉さんが描き下したイラストは、さまざまなグッズとなり、会場で販売されていました。
▼本日の商品紹介4-1▼
【バディデザインA3ポスター】描き下ろしイラストをコンビショットでデザインした、シックでお洒落なミニポスターです!シャツが他の商品とは柄違いです!大阪会場の入場券抽選受付は12月4日(日)23:59まで!https://t.co/bwx3x4XObJ#最遊記 pic.twitter.com/PjwpmpHEvE
— 最遊記25th EXHIBITION (@saiyuki_genga) December 4, 2022
こうしたグッズには、過去のものも含めて多くのイラストが使われています。
そんな贅沢なアイテムは、先生や作品のファンならぜひとも手に入れたいお宝だったことでしょう。
会場に行った人たちからは嬉しい悲鳴が多数上がっており、感動の涙を流した人もいるようです。
キャー/////絶対行くマン🥰🥰🥺🥰🥰
8/11〜9/3✍
貯金しなきゃ!!https://t.co/IcRjRqkWgl— こぅれん (@koulen_Hamster) November 26, 2022
最遊記原画展のグッズ見て半泣きになるゅうな家族
母が子に教えた教育は最遊記な故に全員情緒馬鹿になる🫶🥹— ゅうな卍あおむち (@hungry16) December 1, 2022
こうした仕事からは、峰倉さんがファンを大切にしていることが伝わってきます。
漫画の方は進められないものの、25周年記念のお祭りイベントは、思い切り楽しんでほしかったのでしょう。
現在も新たなファンを獲得中
連載25周年となる2022年は、新作テレビアニメも放送されました。
しばらく漫画を読んでいないファンも、最新技術で描かれる『最遊記』の世界を楽しんだことでしょう。
記念作品となったこのアニメの放送前は、峰倉さんの原画を使用したPVも公開されています。
PVは峰倉さんも絶賛しており、アニメに期待するファンをさらに盛り上げることになりました。
【お知らせ】いつもの一迅社CM制作チームが、アニメ放送に先駆けて『原作版RELOAD』のPVを作って下さいました(楽曲も羽鳥氏の新作です)。なんかもうスゲーやつなんで是非観てください。ありがたや。https://t.co/Gc1AX77qDM
— 峰倉かずや (@kaz_minekura) November 29, 2021
アニメ版は数年おきに新作が登場する人気シリーズとなっており、20周年となる2017年も久々の復活が話題になりました。
漫画の新作エピソードが発表できない中でも、こうしたメディアミックスは続いているのです。
おそらく、近年のアニメから新たにファンとなり、既刊のコミックスを読破した人もいるはず。
峰倉さんが丹精込めて作り上げた作品は、2023年現在も多くの人から愛されているのです。
連載再開は未定だが仕事は継続中
原画展で新作イラストを見たファンは、連載の再開に期待を膨らませた人も多かったかもしれません。
2022年は、新作のペンを使ってイラストを描いたことも報告していました。
Too様(@COPIC_Official)より、8月1日発売の『コピックマルチライナー限定色・ターコイズカラー』を先行で頂いたので(ありがとうございます!)早速スケブに落書きしてみました。夏らしい爽やかな色合いです。この絵はブラックと併用してみましたが、様々な使用アレンジが効くと思うので皆様も是非。 pic.twitter.com/feBs58v5eS
— 峰倉かずや (@kaz_minekura) July 29, 2022
再開の情報はまだ発表されていませんが、こうしたイラストを描き続けているなら、少しずつ製作を進めることもできそうです。
とはいえ、無理は禁物。
ファンを大切にする峰倉さんなら、早く再開したい気持ちも強いと思われますが、体調を見ながらゆっくり仕事をしてほしいものです。
少々スローペースでも、作品のファンはきっと待っていてくれることでしょう。
峰倉かずやは結婚してる?
峰倉かずやさんは2008年に高校の同級生と結婚しています。
しかも高校生の頃から16年間の交際を実らせての結婚でした。
前述の通り峰倉かずやさんは2007年子宮を全摘出する手術を受けています。
つまり結婚する前には子宮を摘出してしまっていたのです。
子供が欲しい、という理由で離婚する夫婦は少なくありません。
芸能界でも何組かがこの理由で離婚しています。
そのため峰倉さんも結婚に躊躇いがあったかもしれません。
ですが、夫は峰倉かずやさんと結婚しています。
「子供が欲しい」という思いよりも「一緒にいたい」という思いの方が勝ったのでしょう。
その証拠に夫は峰倉さんが顔の大手術を受けた後も何も変わる事なく愛してくれているそうです。
きっと大病に負けずに頑張れるのは優しい夫の支えがあるから。
本当に良い伴侶に恵まれた事がうかがえるのではないでしょうか。
峰倉かずやは野猿の大ファンだった
バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』から誕生した音楽ユニットの「野猿」。
とんねるずの二人以外は番組スタッフという異色のグループでしたが瞬く間に大人気に。
リリースしたシングルは全てオリコンのトップ10に入り、アルバムも全てトップ5入り。
紅白歌合戦にも2年連続で出場するなど国民的アーティストとなりました。
老若男女問わずファンが多かった野猿ですが峰倉かずやさんも大ファンの一人。
野猿のメンバーをモデルに『獣ノ烙印』、『stigma』という漫画も描いています。
そうか、みんなstigma知らないのか…峰倉かずやのフルカラー漫画でね、主人公が野猿のテルリンに激似でね…読みたい人貸すんで読んでください pic.twitter.com/g42W76apVG
— 風蓮@痩せろ (@babylon2525) February 10, 2016
そのため峰倉かずやさんきっかけで野猿の存在を知った、という人も多いようです。
大人気ユニットだった野猿ですが2001年5月に惜しまれつつも「解体」。
その後は番組の企画などで再結成する事はありましたが本格的な音楽活動は行わず。
ところが解体から約18年が経った2019年9月17日。
石橋貴明さんと野猿の主要メンバー2人が新ユニット「B Pressure」を結成する事が発表され大きな話題となりました。
野猿の再結成ではありませんが主要メンバーが再結集しての新ユニット。
きっと峰倉かずやさんもこの吉報を心から喜んだことでしょう。
いつの日か峰倉かずやさんが「B Pressure」のメンバーを描く日が来るかもしれません。
峰倉かずやの経歴
プロの漫画家として活躍する人の多くが幼少期から絵を描いていた経験を持っています。
なかにはプロデビュー前に同人作家として活動していた、という人も少なくありません。
実は峰倉かずやさんもプロデビューする前に同人作家として活躍していた一人。
ただ、他の同人作家と異なることがあります。
それは同人作家時代に発表した作品もその後、商用となっていること。
それだけ峰倉さんの作品のレベルが高かったという何よりの証拠です。
峰倉かずやさんは1993年にデビュー。
大ヒット作である『最遊記』の連載が始まったのはそれから僅か4年後のこと。
連載誌や出版社の移籍はあったものの現在も連載が続く『最遊記』シリーズ。
峰倉かずやさんにとっては、ライフワークといっても過言ではないかもしれません。
2022年に連載25周年を迎えた『最遊記』シリーズですが西遊記の三蔵法師が旅をしたのは約16年間。
既に漫画が現実を超えた事になります。
ただ、いつか『最遊記』シリーズも終わりの時を迎えるはず。
三蔵法師一行の旅はどのような終わり方をするのでしょうか。
最近は作者の体調不良により未完のまま連載が終わる漫画も増えています。
体調不良が続く峰倉かずやさんですが何とか『最遊記』を描き切って作者も読者も納得する終わり方をして欲しいものです。
峰倉かずやは美人と評判?
お顔を手術されたこともあってか、峰倉さんの素顔が気になる方が多いようです。
また、術前は美人だったとの噂も。
そこで調査を試みましたが、残念ながら顔写真を見つけることはできませんでした。
握手会で直接あった人の証言を見ると「決して美人というわけではない」という発言がありました。
信憑性は定かではありませんが、現状有力な情報がないため、この証言がもっとも有力なのかもしれません。
峰倉さん自身、上顎骨の手術後に「本当にこれでよかったのか」と発言していることから、今後の顔出しはまずないと考えて良いでしょう。
となると、峰倉さんの術前に彼女に直接会えている方は、貴重な経験をしたといえるかもしれません。
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