立川談四楼の師匠(談志)&志らくとの関係。独演会が名物&ツイートが左翼?

立川流の落語家であり、ロングセラー『声に出して笑える日本語』の著者としても知られる立川談四楼(たてかわだんしろう)さん。

故・立川談志さんとは40年を超える師弟関係にありました。

師匠が落語協会を離脱して立川流を立ち上げるきっかけになったのが立川談四楼さんです。

脱会騒動のエピソードを交えながら、ブレイク中の弟弟子・志らくさんとの二人会や、地元・世田谷区での独演会についてお送りします。

ツイッターではたびたび政権批判を発信していることから、左翼認定される向きもあるようですね。

師匠・談志の協会脱会の陰に立川談四楼が?

立川談四楼さんは本名を高田正一さんといい、1951年6月30日に群馬県邑楽郡で生まれました。

県立太田高校を卒業した18歳の3月、34歳の談志師匠に入門します。


師匠は「伝統を現代に」をモットーに、古典落語の現代風リメイクで独自の世界を構築した異端児。

熱狂的なファンを持つ一方で、毒舌キャラや破天荒ぶりから好き嫌いが分かれる落語家でもありました。

『笑点』の初代司会者としても知られていますね。

もともと『笑点』は、寄席の大喜利をテレビでやろうという談志師匠のアイディアから生まれた番組。

『笑点』でもブラックユーモアが冴えわたっていましたが、もし師匠がツイッターをしていたら毎日炎上騒ぎになっていたかもしれませんね。

談志師匠のターニングポイントは、1983年の落語協会脱会と立川流の創設でした。

立川談四楼さんはそのきっかけを作った弟子の一人です。

それは真打昇進試験の出来事でした。

試験官を務める予定だった師匠が仕事で不在の中、談四楼さんは同門の小談志さんと試験に臨みます。

手ごたえは感じたものの、結果は二人とも不合格。

明らかに芸が劣る他の落語家が合格したことから、談志師匠は選考基準を開示するよう落語協会に求め、試験制度の運用をめぐって会長の柳家小さん師匠と対立。

その年のうちに協会を離脱して立川流を創設します。

どのみち脱会するつもりだった、おまえのせいじゃないと告げられたという談四楼さん。

談志師匠が喉頭がんで他界して1年ほどたった2012年12月、追悼小説『談志が死んだ 』を発表しました。

タイトルが回文です。

入門以来、憧れが強すぎて筆跡まで似てきてしまったといいますから、よほど談志師匠に惚れこんでいたのでしょう。

立川談四楼と志らくの二人会に注目!

ワイドショーのキャスターなどメディアへの露出度が急上昇中の志らくさん。

立川志の輔さん、立川談春さん、立川談笑さんとともに「立川流四天王」と呼ばれる一人です。

大の映画ファンで、映画監督や映画評論家としての顔を持つほか劇団も主宰しており、脚本家や演出家としても活動中。

本業の落語に関しても、師匠に言わせれば一門の中で才能はNo.1。

志らくさんが立川流に入門したのは1985年、大学4年生の時でした。

談四楼さんより12歳年下の弟弟子です。

真打昇進後はシネマ落語で新境地を開拓。

シネマ落語とは、名作映画の舞台を江戸時代に置き換えて落語にアレンジしたもので、『タクシードライバー』が『人力車』、『ゴースト/ニューヨークの幻』が『幽霊 江戸の幻』という演目になっています。

ファンにとっては談四楼さんと志らくさんの二人会も楽しみのひとつ。

談志師匠のDNAを受け継ぐ弟子たちの共演であり、その相手がブレイク中の志らくさんということで大人気を博しているようです。

地元の師匠として名物の独演会も

真打に昇進してから積極的に独演会を開催してきた立川談四楼さん。


本拠地である東京・下北沢では長年にわたり立川談四楼独演会を開いています。

毎月偶数月の15日、会場は北澤八幡神社の参集殿。

前売り券はなく、当日券のみで、一般客は2,500円。

終演後の打ち上げは参加費無料で、誰でも参加できるそうです。

最近では居住地にちなんで「豪徳寺の師匠」と呼ばれているのだとか。

立川談四楼さんには、立川わんださん、立川寸志さん、立川だん子さん、立川只四楼さん、立川語楼さんという5人の弟子もいます。

立川談四楼は左翼?

立川談四楼さんといえば、安倍政権に対する反骨的ツイートもよく知られるところ。

沖縄の米軍ヘリ事故や台風災害を取り上げて、その弱腰対応や被災者に寄り添う気持ちの希薄さをつぶやき、首相の退陣を希望しています。

左翼認定するフォロワーも増えているようですね。

これに対して談四楼さんは、落語家の政治風刺は今にはじまったことではないと説明。

落語の黎明期には幕府をこき下ろして流刑になった先人もいたそうです。

確かに、『笑点』でもネタとして政権批判をすることがありますから、演芸・お笑いと政治風刺ネタは切っても切れないものなのかもしれません。

ただ、ネタとして披露するのとツイッターで発信するのとでは受け取られ方に若干の違いがあるでしょう。

「立川流四天王」ではないけれど、立川流が誕生する以前から談志師匠の弟子だった立川談四楼さん。

高弟として、正統な後継者として、ますますの活躍を期待したいと思います。


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