浜美枝はハーフ?イギリスで人気。息子も有名人&夫が凄い。今は古民家暮らし

往年の名女優の1人として知られる浜美枝(はま みえ)さん。
名前がビートたけしさんのギャグになるなど、圧倒的な人気と知名度を誇っていました。

浜美枝はハーフ?

中学卒業後に東京急行電鉄自動車部に入社し、バスガイドをしていた浜美枝さん。
1959年に映画「侍とお姉ちゃん」のコンテストに応募したことがきっかけとなり東宝に入社。

16歳だった1960年に映画「若い素肌」で女優デビューを飾ると、「東宝スリーペット」の1人として大々的に売り出される事に。


ただ、浜美枝さんは1本映画に出演したら東京急行電鉄に戻るつもりでした。
ところが東宝が東京急行電鉄と交渉し、浜美枝さんは退社扱いとなってしまったそうです。

こうして女優として活動を続ける事になった浜美枝さん。
当時の東宝ではお嬢様系の女優が多かったのに対して浜美枝さんの持ち味は活発さ。

その活発さと明るさから「クレージー映画」の常連となり植木等さんの相手役を務めるように。
その後も東宝を代表する女優として数多くの映画に出演した浜美枝さん。

1967年にはハリウッド映画「007は二度死ぬ」に出演。
しかもショーン・コネリーさん演じるジェームス・ボンドの妻という大役でした。

世界中に熱狂的なファンが多い007シリーズ。
この映画に出演した事で「浜美枝」名は世界中に知れ渡りました。
なお、007への出演のインパクトが強いためハーフと思われる事も少なくないそうですが純粋な日本人です。

浜美枝さんは専属契約制を打ち切った事で1970年に東宝を退社。
その後はテレビドラマや司会、コメンテーターにラジオDJとマルチに活躍しています。

順風満帆の芸能生活を送る浜美枝さんですが、1990年代初めに女優業を引退。
そもそも女優を続ける予定ではなかった、という思いがずっと残っていたのでしょう。

女優業を引退後は環境や農業、食の問題を研究するライフコーディネーターに転身。
エッセイを数十冊出版するなど精力的な活動を行っています。

浜美枝は今もイギリスで人気?

イギリス人作家、イアン・フレミングさん原作の007シリーズで世界的にも有名になった浜美枝さん。
2019年にとある番組がイギリス人に「有名な日本人」というアンケートをとった所、浜美枝さんは9位にランクイン。

浜美枝さんは今もなお、イギリスで高い人気を誇っているようです。
ちなみに10位にランクインしたのは世界的にも有名なバレエダンサーの熊川哲也さん。
熊川哲也さんを抑えて9位に入るなんて改めてその凄さが伝わってきますよね。

浜美枝さんは「007は二度死ぬ」に出演する前に語学留学のため数週間ロンドンに滞在。
また、撮影中に発音等のチェックをしたのもイギリス人。

浜美枝さんは何かとイギリスに縁があるようですね。
そのためか浜美枝さんはプライベートでも何度かイギリスを訪れているようです。

きっと浜美枝さんにとってもイギリスは忘れられない地となっているのでしょうね。

浜美枝の息子は有名なガイド

浜美枝さんには長女、長男、次女、次男と子供が4人。
名前は上から令奈さん、順さん、未来さん、森(しん)さんというようです。

長女の令奈さんはアンティークショップ「FLORAL」を経営。
お店で取り扱うのはイギリスのビンテージ食器や雑貨、アクセサリーなど。
イギリスの商品を取り扱っているためか買い付けには浜美枝さんが同行する事もあるようです。

次男の金子森さんは「株式会社やまぼうし」の代表を務めると共に通訳案内士としても活動。
通訳案内士とは簡単に言えば訪日外国人のツアーガイド。

ですが国家資格の1つであり語学力に加えて地理や歴史の知識も求められます。
2019年度の合格率は8.5%という事からその難しさがお分かりいただけるでしょう。

箱根で生まれ育った金子森さんは中・高をフランスで過ごし、アメリカの大学に進学。
帰国後はイオン株式会社などに勤務した後、30歳で地元の箱根にUターン。

2017年度、2018年度と2年連続でトリップアドバイザーのエクセレンス認証を受けるなど通訳案内士としての腕も確か。
年々、訪日客が増えている事から今後も多忙な日々が続くことでしょう。

なお、浜美枝さんの長男と次女については詳細な情報は見つかりませんでした。

浜美枝の夫は凄い人だった

浜美枝さんは29歳の頃に当時、フジテレビに勤務していた金子満さんと結婚。
実はこの金子満さんがとてつもなく凄い人なんです。

慶応義塾大学を経てフジテレビに入社した金子満さん。
フジテレビでは編成部に配属され、多くの番組を手掛けていました。

社内留学制度を利用して南カリフォルニア大学のシネマスクールに留学。
その後、アメリカの巨大マスメディア企業であるメトロ・ゴールドウィン・メイヤーで研修を受け帰国しています。

1974年にフジテレビを退社した金子満さんは映像企画会社MK COMPANYを設立。
同社では原作やプロデューサー、シナリオライターとしてアニメ製作を行っていました。

1980年には日本で初となる商業CGスタジオJCGLを設立。
JCGLはブティック風の2階建ての造りながら地下にはスタジオやマシンルームを完備。
その遊び心に富んだ造りはビル・ゲイツさんも興味を惹かれたようで来日した際には見学に訪れたそうです。


そして1984年にはニューヨーク工科大学の技術を導入して映画「SF新世紀レンズマン」を製作。
宇宙船等を3DCGで表現するなど大きな話題となりましたが12億円の製作費に対して配給収入は2億5300万円と大赤字。
また、日本のアニメ映画として初めてアメリカでも上映されましたが、当時のアメリカ人が字幕上映に慣れていなかったため失敗。

財務状況悪化に加え、機器の高性能化と低価格化による所有機材の陳腐化によりJCGLはナムコに吸収されてしまいます。
ただ、JCGLと金子満さんが日本におけるCGの発展に多大な貢献したことは間違いありません。
そのため金子満さんは「日本のコンピュータグラフィックスの父」と呼ばれています。

その後、金子満さんはロサンゼルスでメトロライトスタジオを設立。
ハリウッド映画「トータル・リコール」を手掛け、アカデミー特別業績賞を受賞するなどその手腕は世界でも高く評価されています。

東京国際アニメフェアの審査委員長や東京工科大学大学院の教授など後身の育成にも力を入れていた金子満さん。
金子満さんがいなければ日本のCG技術は世界に大きな差をつけられていた事でしょう。

それにしても浜美枝さんの旦那さんがこんな凄い人だったなんて驚きですよね。
逆に言えばこれだけの人だから浜美枝さんと結婚できたのでしょうね。

浜美枝の住まいは古民家

芸能人の住まいと言えば都内の一等地に建つ豪華な一戸建てを思い浮かべる人も多いでしょう。
「誰々が数億円の豪邸を建てた」という事が話題になる事も少なくありません。

では、浜美枝さんは一体どんな自宅に住んでいるのでしょうか。
夫の金子満さんの稼ぎも凄そうなので、高級住宅街に豪邸を建てて暮らしていると思われます。

ところが意外な事に浜美枝さんが暮らすのは箱根の古民家。
しかも約40年前から箱根の古民家で暮らしているそうです。

若い頃に見たヨーロッパの田園地帯に古い家々が建つ風景が忘れられなかったという浜美枝さん。
自分もそんな家に住みたいと思い、日本各地で計200軒以上の古民家を訪ね歩いたそうです。

その結果、見つけた12軒の古民家を解体。
その材木を箱根に運び組み上げられたのが浜美枝さんの自宅です。


浜美枝さんは自宅を「やまぼうし」と名付け定期的にイベント等を開催。
バスツアーの中に浜美枝さんの自宅見学が組み込まれる事も。

ここ数年、人口減少や過疎化などにより空家が大きな問題となってきています。
浜美枝さんの自宅のように解体して新たな家を建て直すというのが空家の活用法の1つとして注目を集めるかもしれませんね。

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