前田 智徳(まえだ とものり)さんは抜群の才能でプロ野球選手からも天才と評価されています。
あのイチローさんや落合博満さんも認める”天才”とは一体どのような部分を指すのでしょうか?
今回は前田智徳さんの天才ぶりや引退のきっかけになった江村投手との対決を見て行きます!
前田智徳のプロフィール
本名:前田智徳
生年月日:1971年6月14日
身長:176㎝
出身地:熊本県玉名
最終学歴:熊本工業高校
あのイチローも憧れた前田智徳
まずは前田智徳さんにイチローさんが憧れていた件について見て行きましょう。
言わずと知れた日米球界を代表する伝説のイチローさんは昔から前田智徳さんに強い憧れを持っており、オールスターに出場した際には最初に会いに行っていました!
普段は冷静なイチローさんも憧れの前田智徳さんを目の前にすると少年に戻っていました(笑)
特にバッティングセンスについて尊敬していたと言われており、取材で前田智徳さんについて聞かれると「あの人のバッティングにはかなわない」とコメントしています。
また、憧れの例として挙げられる”背番号を同じ51にした”と言うエピソードがありますが、これは後のインタビューで「こだわりはない」と発言していました。
イチローさんはドラフト4位だったので背番号を選べる立場では無かったと触れていますが、空いていた番号から希望したという可能性はあるかも知れませんね。
ヤンキースに移籍した際に背番号を31番へ変更していますが、実は前田智徳さんも過去に31番を着けていた事があるので意識した可能性はありますよね。
落合博満も絶賛する前田智徳の天才ぶり
次は辛口の落合博満さんですら褒める前田智徳さんの天才ぶりを見て行きます。
めったに人を褒めない落合博満さんですが、前田智徳さんについては絶賛していました!
落合博満「天才は俺じゃない。前田(智徳)だよ。彼の打撃を一年中、見ていたい」#落合博満 #前田智徳 #カープ pic.twitter.com/pORdHVWpH3
— カープのコトバ (@akakotoba) 2019年1月30日
落合博満さんは当時現役だった選手の中でイチローさんと前田智徳さんを天才として挙げ、選手を指導する際にも「前田を参考にしろ」とお手本にするように言っていました。
さらに、バッティングフォームについても「理想とされてきた形」と絶賛しており、自分のポイントまで呼び込んでから打つスタイルなども”生きた教材”と表現していました!
3度も三冠王を獲った落合博満さんが無冠の前田智徳さんを絶賛するのは何となく不思議な気もしますが、タイトル争いは周りの環境に左右されるので仕方ないところでしょうか。
仮に1995年の右足アキレス腱断裂が無ければ違う結果になったのは間違いないでしょうが、清原和博さんと同じ様にタイトルに縁が無いところも人気の秘密なのかも知れませんね。
いつの日か落合監督&前田打撃コーチというクセの強い首脳陣も見てみたいですよね(笑)
前田智徳は高校時代に3回も甲子園出場していた
次は前田智徳さんの熊本工業高校時代について見て行きます。
前田智徳さんは地元の熊本工業高校に進学し、2年時(春・夏)と3年時の夏に出場しています。
特に3年時の地方大会では打率.611という恐ろしい記録を残しており、熊本工業高校は2回戦で敗退したにもかかわらず前田智徳さんには西武以外の11球団が声を掛けたそうです!
前田智徳「(高校時代のコメント)いきなり強く振るとフォームが乱れる。まず最も(ミートする)確率が高いスイングで数多く振り、感覚を身体で覚え込ませる。それができたら次第にスイング力を上げ、さらにフルスイングが何度もできるようにした」#前田智徳 #カープ #熊本工業 #熊工 pic.twitter.com/cWwyacbnwi
— カープのコトバ (@akakotoba) 2019年6月14日
前田智徳さんは同じ九州の福岡ダイエーホークスを希望していたそうですが、ダイエーは上位指名を匂わせていたものの指名せず広島カープが4位で指名しました。
他球団が指名しなかった理由について関係者は「後輩のかたき討ちで他校の生徒を殴った」という怪文書が出回り、その点を重くみた各球団は二の足を踏んだそうです。
ドラフトで指名されてからも前田智徳さんは入団に否定的でしたが、広島のスカウトだった宮川孝雄さんの熱意や人間性にひかれて入団を決意したそうです。
ただ、この怪文書がどこから出たのか今も謎のままです。
前田智徳は江村のデッドボールで現役引退
ここでは前田智徳さんの最終打席となってしまった江村将也さんとの対決を見て行きます。
2013年4月23日のヤクルト戦で8回表に代打の切り札として出場しますが、対戦相手であるヤクルトの江村将也さんから左手首にデッドボールを受け途中交代していました。
普段の前田智徳さんからは想像できないほど激怒していますが、1打席の中で2度も内角の危険なボールを投げられ(しかも当てられた)たら誰でも怒ると思います。
病院での診断結果は「左尺骨骨折」という深刻な結果となってしまいました。
浜中が骨折した橈骨は手首から肘の間、親指側にある腕の骨で肘との接地面。人間は手首や腕を滑らかに回すために橈骨と尺骨の2つの骨が平行して並んでいるんだけど、馬は足を回す必要があまりなきのと、体重を支えることに特化してるので、橈骨と尺骨が途中からくっついてる。 pic.twitter.com/rOzgurvPMc
— モトイチ (@motoichi561) 2017年9月16日
※尺骨を簡単に言えばヒジから手首にある骨の小指側です。
復帰を目指してリハビリに励みましたが良好な結果にならず、同年9月27日にマツダスタジアムで引退の記者会見を開き、10月3日のホームでの中日戦が引退試合になりました。
前田智徳さんほどの大打者を打ち取るために”きわどいところ”を攻めるのは当然の作戦ですが、さすがに1打席中で2度も危険なボールを投げさせるのはどうかと思いますよね。
また、江村将也さんは広島県福山市生まれで小さい頃から前田智徳さんは憧れだったそうです。
そんな憧れの選手を自らのミスで引退に追い込んでしまっただけでなく、心無いカープファンが江村将也さんの実家に嫌がらせ行為をしたことで二重にダメージを受けたそうです。
当然ですが、一線を超えた少数のファンがとった行為は到底許されるものではありません。
周囲が責める以上に当事者の江村将也さん自身が悔いているのは間違いないでしょう。
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