2018年、美しいグレイヘアでテレビ番組に登場して反響を呼んだ近藤サト(こんどうさと)さん。
グレイヘアブームとはいえ、ロマンスグレーなどと呼ばれて好意的に受け入れられる男性の白髪に対し、まだまだ女性の白髪にはネガティブなイメージが先行しがちです。
この記事では近藤サトさんが「白髪染めやめた」と決断した理由とグレイヘアの髪型に注目しながら、その生き方や今について迫ります。
近藤サトのプロフィール
生年月日: 1968年7月11日
血液型: B型
出身地: 岐阜県土岐市泉町
最終学歴: 日本大学 芸術学部 放送学科
所属事務所: ベルベットオフィス
近藤サトが白髪染めやめた理由と髪型
近藤サトさんが、それまでの黒髪からグレイヘアになってメディアに登場したのは2018年5月のことでした。
1968年7月11日生まれですから、その時は49歳。
反響は大きく、「最初、誰だかわからなかった」「なんで染めないの?」といった否定的な声があがる一方で、「自然体がすてき」「似合う」という肯定的な意見も。
近年ブームになっているグレイヘアですが、これまでグレイヘアの女性著名人がいなかったわけではありません。
先駆けは島田順子さん、加藤タキさん、落合恵子さんあたりでしょうか。
近藤サトさんは元フジテレビアナウンサーであり、若い頃から自然体をセールスポイントにしてきた女性ではなく、むしろアナウンサーのイメージを体現してきた人物だからこそ、グレイヘアへの大胆な変身がひときわ注目を集めたのでしょう。
20代後半から白髪に悩まされていたという近藤サトさん。
長年にわたり、白髪染めの煩わしさや、かゆみやかぶれの症状から解放されたいという思いを抱いていたそうです。
白髪染めをやめた直接的なきっかけは東日本大震災でした。
震災のあと、自宅で災害用グッズをそろえていた時に白髪染めを入れようとして手が止まり、「非常時なのに白髪染め?」と自問自答。
これは必要のない行為ではないか、そこまでして若づくりをする意味があるのかと疑問を抱いたわけですね。
\ロケレポ/
京都を訪れた
近藤サトさんから
メッセージが届きました📩退蔵院の枯山水庭園と余香苑を訪ねます😌✨#京都 妙心寺塔頭 退蔵院の庭
🌟きょう4月11日(土)よる10時放送🌟#新美の巨人たち pic.twitter.com/nz7DdrljmR— 新美の巨人たち (@binokyojintachi) April 10, 2020
やめる決意をしたとはいえ、すぐに髪全体がきれいなグレイヘアになるわけではありません。
移行への道のりは試行錯誤の連続で、3年かかったといいます。
染めずに白髪が伸びるのを待つのがいちばんという美容師のアドバイスを参考に、毛先のカットを繰り返しながら、人前に出る時は白髪染めスプレーなどで根元の白髪を隠す日々。
毛先の黒髪を生かしたアップの髪型にするなどの工夫もしたようです。
やがてフェイスラインに白い髪が流れ、後頭部から襟足にかけては黒髪と白髪がミックスした美しいコントラストになりました。
髪型はファッションに合わせてアレンジ。
着物の時はシックにまとめ、カジュアルな服装ではナチュラルなセミロングにするなどバリエーションが豊かです。
白髪を染めない選択は生き方の選択
白髪染めをやめたあと、これは自分の生き方を選択する行為だったんだと気づいたという近藤サトさん。
グレイヘアにしてからは新しいジャンルの仕事の依頼が増え、似合うメイクやファッションにも変化が現れて、新鮮な気持ちで毎日を過ごしているそうです。
若々しく見せなければという縛りを手放してからは精神的に自由になり、逆に歳相応の美しさを身につけたいという強い思いが生まれたのだそう。
とはいえ、女性の白髪に対する世間のイメージはまだまだネガティブなものが多いよう。
近藤サトさんのように老いに抗わないグレイヘア志向の女性が増えつつある一方で、アンチエイジングに励む美魔女志向の女性たちが多いのも事実ですね。
このことについては、いつまでも若々しくいようとがんばれる人はそれでいいとのこと。
自分は女性たちにグレイヘアを勧めているわけではなく、選択は人それぞれ。
白髪を染めることが煩わしいと感じている人に、染めない選択肢もあることを知ってほしいというのが本音のようです。
若々しさを保つことに縛られるのではなく、いかに自分らしく年齢を重ねるかに軸足をおいた生き方といえますね。
このような生き方には共感の声も。
近年は「不要なものを捨ててシンプルに生きよう」という提案が多くみられますが、もの以前に精神的な縛りにとらわれたままでは自分らしい生き方はできないと思います。
レースシャツは意外に難しいですよね。
私のポイントは首元がきちっとしていること。
甘過ぎずまとまると思うのですがどうでしょう?
今日もステキなお衣装着用させていただきました。
スポーツ雑誌のNumberのプロレス総選挙で棚橋弘至さんがNo.1になりました。
プロレスに”品格”を求める棚橋さんは、プロレスは”残酷なもの”であってはならない、と言います。
久しぶりに、プロレスが観たくなりました。
#近藤サト さんをテレビで見たけど、やっぱり素敵ね!
私も50歳くらいになったらグレイヘアで過ごそうかな(^^)老いと戦って疲労しながら生きるより、老いを受け入れ堂々と生きた方が楽しいと思う✨
ま、アンチエイジング楽しいから、まだやるけどね☺️笑#グレイヘアと生きる #いい女の日 pic.twitter.com/QTxHoAX8bA
— いけなが あいみ💐池永愛實🌹エイミー (@aimicat424) November 7, 2019
近藤サトはナレーションを中心に活躍中
坂東三津五郎さんとの離婚後、2003年にイベント企画会社社長の今岡寛和さんと再婚した近藤サトさん。
翌年に男児を出産しています。
フジテレビ退社後はフリーアナウンサーとして活躍していましたが、声の表現者になることを決意して、朗読やナレーターなど声の仕事を専門とするベルベットオフィスに所属。
低く落ち着いた声質を生かしたナレーションの仕事が中心ですが、講演活動や「グレイヘアの代名詞」としてメディアに登場するなど、とても多忙な毎日を送っているそうです。
また2011年からは母校・日本大学芸術学部放送学科の特任教授も務めており、アナウンス実習や卒業研究ゼミを受け持っているとのこと。
近藤サトさんのグレイヘアが多くの女性の反響を呼んだのは、単に白髪か黒髪かの問題ではなく、そこに新しい女性の生き方を重ねて見たからかもしれません。
ずっとネガティブなイメージを抱かれてきた女性の白髪ですが、このブームをきっかけに逆襲はなるのでしょうか。
グレイヘアブームは近年でいちばんおもしろい現象だと思うので、動向に注目したいと思います。
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