中江滋樹は火災で死亡。投資ジャーナル事件に巻き込まれたアイドル&死去の後も話題

幼少期から培った投資技術で莫大な財産を築いた中江滋樹(なかえしげき)さん。

ですが盛者必衰が定めのこの世に抗う事は出来なかったようです。

中江滋樹のプロフィール

生年月日: 1954年1月31日

没年月日: 2020年2月20日(66歳没)

出身地: 滋賀県近江八幡市

最終学歴: 滋賀県立彦根東高等学校

死亡した原因は火災だった

2020年2月20日に亡くなった中江滋樹さん。

死因となったのは火災でした。

遺体の損傷が激しく身元が判明したのは2月25日になってから。


この事実が火災の激しさを如実に物語っています。

火災が死因となると気になるのが放火の可能性。

これまでに放火により大勢の命が失われた事件が何件も発生しています。

過去に詐欺事件で逮捕歴のある中江滋樹さん。

そのため警察も怨恨による放火の可能性も視野に入れていた事でしょう。

ですが調査の結果、火災の原因は放火ではなく寝タバコ。

タバコの不始末から火災が発生してしまったようです。

寝ていた部屋で起きた火災であれば遺体の損傷が激しいのは当然。

他に死傷者が出なかった事が不幸中の幸いと言えるでしょう。

きっと亡くなる前の中江滋樹さんの経済状況は「火の車」。

そして亡くなった原因が火災なんて、嫌な偶然としか言いようがありません。

投資ジャーナル事件に巻き込まれたアイドル

中江滋樹さんだけでなく多くの人々の人生に大きな影響を与えた「投資ジャーナル事件」。

この事件に巻き込まれた事で芸能界を引退に追い込まれたアイドルがいたんです。


そのアイドルとは倉田まり子さん。

1979年に「グラジュエイション」でデビューするとCMソングに起用された3曲目の「HOW! ワンダフル」で話題に。

数々の新人賞を獲得するなどアイドル歌手として人気を博しました。

ですが1980年代になると松田聖子さんや中森明菜さん、小泉今日子さんなど歴史に名を残すアイドルが次々にデビュー。

そのため倉田まり子さんは歌手業と並行して女優としても活動。

1983年にはアニメ「ナイン」で声優を務めるなど、どんどん活躍の幅を広げていきました。

そんな時に巻き込まれてしまった「投資ジャーナル事件」。

その発端となったのが写真週刊誌FRIDAYに掲載された中江滋樹さんとのツーショット写真でした。

過去の芸能界では「タニマチ」がタレントを支援するのはよくあること。

芸能人の「タニマチ」である事が一種のステータスともなっていたのでしょう。

ただ、この時の中江滋樹さんは投資家から集めたお金を返せず問題となっていた時期。

そして倉田まり子さんはこの頃に7000万円といわれる3階建ての豪邸を購入していました。

これらの事からマスコミ各社は二人が愛人関係にあると報じるように。


倉田まり子さんは潔白を主張するも報道は止まず。

その後、税務署の調査で7000万円の借用書が見つかった事で豪邸は借金をして購入した事が判明。

身の潔白は聡明されましたが、ネガティブなイメージを拭う事は出来ずに芸能界を引退してしまいます。

事実無根であってもまるで真実かのように報じるマスコミ。

そしてそれを鵜呑みにして信じてしまう世間の人々。

倉田まり子さんはそんなマスコミと世間の被害者と言っても過言ではありません。

死去の後も話題になる

2020年2月20日、66歳という若さで亡くなった中江さん。

インターネットの普及により誰でも簡単に株の売り買いが出来る昨今。

もし今の時代に中江滋樹さんが現役の投資家だったらどうなっていたのでしょう。

今以上に歴史に名を残す投資家となっていたのかもしれませんね。

テレビで取り上げられ話題に

すでに亡くなっている中江さんですが、近年も名前を見かけた人は多いかもしれません。


というのも、2022年5月17の「ザ!世界仰天ニュース」で、中江さんのさまざまなエピソードが紹介されたからです。

有名人が起こした事件を特集する企画で、前述の詐欺事件が注目されたようです。

中江さんの経歴を振り返る意味でも、興味深く視聴した人が多かったのではないでしょうか。

亡くなってからあまり話題にならない有名人は忘れてしまうかもしれませんが、テレビで取り上げられていると記憶に残りますよね。

今後も、何らかの形で中江さんのエピソードが紹介されることはあるでしょう。

そのたびに話題となり、ずっと語り継がれていくことになりそうです。

テレビの影響で本を読む人も

「ザ!世界仰天ニュース」の特集以降、中江さんに興味を持つ人は増えたかもしれません。

番組の影響で、中江さんの告白について書かれた本が注目されたのです。

それまで中江さんを知らなかった人も、テレビを見て「こんな人がいたのか」と興奮し、本を手に取ったのではないでしょうか。

昔から知っている人も、改めて中江さんの人生を振り返りたくなったかもしれませんね。


投資について詳しく知らない人なら、未知の世界を覗き込む楽しみもありそうです。

今を生きる人たちに影響を与えている?

テレビや本などで中江さんのエピソードに触れた人は、そこからいろいろと学ぶこともあるようです。

波乱万丈な人生の中では、多くの失敗があったことでしょう。

それを今の人たちが知れば、よりよい生き方を考えるきっかけになりそうです。

特に、相場師として生活している人や、これから相場師になりたいと考えている人などは、かなり参考になるのではないでしょうか。

軽い気持ちで株に手を出そうとしていた人なら、中江さんが経験したことを踏まえて、本当にやるべきか再検討することもできるでしょう。

そう考えると、今の人たちに与える影響は大きいのかもしれませんね。

中江滋樹の経歴まとめ

投資事業で莫大な財産を築いた事から「兜町の風雲児」と呼ばれた中江滋樹さん。

父親が証券会社に勤務していた事もあり株を始めたのは小学5年生の時。

日活の株を1000株購入し、1万円の利益を出したそうです。

この時に株取引に失敗していれば株から手を引いたかもしれません。


ですが、利益が出たら「もっと稼ぎたい」と欲が出るのが人間というもの。

こうしてその後も株取引を続けた中江滋樹さん。

彦根東高校の在学中に投資顧問会社の会員になり、信用取引まで行っていたそうです。

株で利益を出していた事は学校中の評判となったのでしょう。

先生から購入する株の相談をされたという逸話まで残されています。

滋賀県でも有数の進学校として知られる彦根東高校。

卒業後は神戸大学の経営学部に進学するも株取引で成功していた事から大学に通う意義を見出せずに中退。

そしてその後は投資家として株取引を続けた中江滋樹さん。

24歳の若さで投資ジャーナル社を設立するなど大成功。

書籍を出版すれば株式コーナーに平積みされるなどカリスマ的な人気を獲得。

瞬く間に時代の寵児としてメディアにも頻繁に出演するようになりました。

その圧倒的な税力とカリスマ性は政界も無視する事が出来ない存在に。

主催するパーティーに田中角栄さんが出席した事もあったそうです。

ところが「我が世の春」を謳歌出来たのもこの時まで。


1985年には全国の投資家から集めた資金を返す事が出来ずに詐欺容疑で逮捕されてしまいます。

そして1989年に懲役6年の実刑判決が下されています。

投資家にとって投資の技術以上に大事なのが信用。

いくら投資家として優れていても信用できない人にお金を預けようとは誰も思いませんよね。

この「投資ジャーナル事件」により信用が失墜した中江滋樹さん。

1992年に仮釈放されるも表舞台に復帰する事はなく姿を消してしまいます。

長きに渡って姿を見せなかったため死亡説が囁かれた事もありました。

ですが、2012年になると久しぶりに雑誌のインタビューに登場。

当時の中江滋樹さんが暮らしていたのは家賃が4万8000円のアパート。

自分の持ち物が衣類のみだった事から生活に必要なものは同僚が提供してくれたという没落ぶり。

「お金は殆どない」と告白した事も大きな話題となりました。

こうして再び日の目を浴びた中江滋樹さん。

2019年9月からは日刊ゲンダイで連載を始めるなど表舞台に返り咲く事に成功しています。


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