吉本ばななの父と引退の噂。霊感&お墨付き占い師。生い立ちについて

大学卒業直後に『キッチン』で小説家デビューを果たし、以降も発表する作品が立て続けに文学賞に輝いた吉本ばなな(よしもとばなな)さん。

今回は著名な評論家だった父や生い立ちをはじめ、引退の噂、意外にも霊感がないこと、また信頼する占い師についてお送りします。

吉本ばななのプロフィール

本名: 吉本真秀子(よしもと まほこ)

旧筆名: よしもと ばなな(2003年~2015年)

生年月日: 1964年7月24日

出身地: 東京都文京区千駄木

最終学歴: 日本大学芸術学部 文芸学科

吉本ばななの父は評論家の吉本隆明

『キッチン』『TUGUMI』をはじめとするベストセラー作家であり、著書が30か国以上で翻訳出版されている吉本ばななさん。

とりわけヨーロッパでの人気は高く、イタリアではさまざまな文学賞を受賞しています。


東京の下町に生まれ、5歳で小説を書こうと決め、最初に書き上げたのは7歳の時でした。

小説家になれないとは考えなかったと語る吉本さんですが、19歳になるまでは評論家である父・吉本隆明さんに自作品を見せたことはなく、小説家の夢も絶対に打ち明けなかったそうです。

小説家になる決意が固かっただけに何かを言われるのが嫌で、ある程度うまくなってから読んでもらおうと決めていたのだとか。

確かに、父親が評論家であり詩人でもあるとなると、自分の作品を批評してもらうのはそれなりの勇気がいりますね。

吉本隆明さんは学生運動の嵐が吹き荒れる60年代、若者たちに多大な影響を与え、「思想界の巨人」と呼ばれた教祖的な人物。

難解な思想や論敵を批判する激しさがある一方で謙虚な人柄で知られ、権威的なふるまいはみじんもみせることがありませんでした。

評論活動の領域は文学から芸術、政治、経済、宗教、家族、サブカルチャーに至るまで。

多数の著作を残し、晩年まで活動を続けていましたが、2012年3月に87歳で逝去しました。

介護にあたっていた長女のハルノ宵子さんによると、2000年頃から足が悪くなり、車椅子を利用することもあったそうです。

吉本ばななは半引退で小説に専念

吉本ばななさんは、2018年より小説を書く以外の仕事を半引退したと公式サイトで明言していますね。

これは筆を絶つということではなく小説に専念するためとのことですが、もしやそのうち小説も引退してしまうのではないかと心配なファンもいるようです。

30年を超える作家生活の間には、あまりに表に出なかった時期も実際にありました。

そのため「吉本ばななは刑務所に入ってる」という噂が流れたり、行きつけのおかまバーで「マホちゃん(本名)、ダメよこのままじゃ、世の中はあなたをすっかり忘れてるわよ」と指摘されたりしたこともあったそう。

ご本人としてはデビューの頃が異常な状況で、マイペースな執筆活動が合っていたようですが、このままカルト作家として消えていくには少し早い気もしたとのこと。

公式サイトを開設してブログをはじめたのはそんな理由もありました。

公式サイトがあればファンを安心させられるし、最新情報も届けられるというわけですね。

公式サイトは半引退により更新されていませんが、アメブロやツイッター、メルマガなどで近況がチェックできます。

ツイートの最後に「ば」がつくのはおなじみですね。

吉本ばななの霊感とお墨付きの占い師

前世の記憶があると公言し、予知夢などスピリチュアルなテーマを取り上げることもある吉本ばななさん。

読者から公式サイトに寄せられたスピリチュアルな質問にも真摯に対応してきました。

ばななさんの周囲には不思議な力をもつ人がたんさんいるそうですが、意外にもご本人にはそういった能力はなく、幽霊なども信じていないのだそう。

「とても信じられないでしょうが」という言葉通り、霊感が強いと思っている読者は多いと思います。


ネット上では吉本ばななさんお墨付きの占い師・千恵子さんも注目を浴びていますね。

千恵子さんは相談者の声で占いをするめずらしい占い師。

声にはその人のこれまでの人生が宿っており、話し方や声のトーンで長所や短所を探って前に進むためのアドバイスをしてくれます。

「こえ占い 千恵子」は東京都台東区千束にあり、年に何度かは名古屋、京都、神戸などでもイベントを開催しているようです。

吉本ばななの生い立ち

吉本ばななさんは本名を吉本真秀子さんといい、1964年7月24日に東京都文京区で生まれました。

7歳年上の姉の影響もあり、子供の頃から漫画や本をよく読んでいたそうです。

漫画のバイブルは大島弓子さんや萩尾望都さんの作品。

夢中で読んだ小説は『シャーロック・ホームズ』シリーズでした。

小説家になりたいのならとにかく書きはじめなければと思い、ノートに何冊分も書き続けていたそうです。

ちなみに、あまりに内容がつたないので当時のノートはとっていないとのこと。

やがて近所の友だちが読んでくれるようになり、19歳の時に父に初めて見てもらうことに。

そろそろ投稿に挑戦しようと考えた頃でした。

父にはまあまあの評価をもらったそうですが、小説の内容が普段の娘と結びつかないらしく、意外だったようだと語っています。

わずか5歳で小説家というはっきりした夢を抱き、それを実現させた吉本ばななさん。


夢を叶えるためには、小さくても自分のやりたいことを見つけて続けることが大切と明言しています。

継続は力なりといいますが、チャンスがきた時にそれをしっかりつかみ取る力も積み重ねがあってこそなのでしょう。

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