コメンテーターや俳優、著述家としてマルチに活動する脳科学者・茂木健一郎(もぎ けんいちろう)さん。
学歴至上主義に批判的な意見を寄せている茂木さんですが、自身の学歴が東大というのは本当なのでしょうか。
また併せて、英語力はどれくらいか、英語の勉強法、経歴のまとめを見ていきましょう。
茂木健一郎のプロフィール
本名:茂木健一郎
生年月日:1962年10月20日
身長:171cm
出身地:埼玉県春日部市
最終学歴:東京大学大学院理学系研究科博士課程
茂木健一郎の学歴は東大
まずは茂木さんの学歴が東大というのは本当なのか見ていきます。
ある人の人となりを知る上で、学歴は一切参考にしない主義であるということをSNSやブログで発信している茂木さん。
学歴至上主義の風潮に異を唱える姿勢は、一部のファンから高く評価されています。
ぼくは、学歴は一切関係ないと思っています。そもそも、「学歴」なるもので人を判断するような習慣を持っていません。また、人としての「教養」も、「学歴」とは関係がないと考えています。 https://t.co/HM3Cey0egA
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) December 26, 2017
しかし茂木さん自身の経歴を見ると、国立の名門校である東京学芸大学教育学部附属高等学校を卒業していました。
その後は東京大学理学部へ進学、卒業後は同大法学部に編入しこちらも卒業しており、文理問わず幅広く学んだ経歴だとわかります。
加えて東京大学大学院理学系研究科に進学し、理学博士の学位を得ているので、かなりのエリートです。
経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上さんが、学歴詐称していたとしてバッシングを受けた際も彼を擁護。
ハーバード卒と学歴詐称していた点は反省すべきでも、ハーバード卒というブランドにこだわる風潮にも疑問を呈しました。
一方で茂木さんを直接知る女性によると、対面するや真っ先に学歴を聞かれたそうです。
それどころか茂木さんは他の人にも、知り合うとまずは学歴を訊ねていたとのこと。
メディアから発信する際は、学歴ではなく人柄を重視すべきと述べつつ、実際は学歴至上主義者だったということなのでしょうか。
真相は不明ですが、ただ本人がエリートである以上、つい学歴マウントを取りたくなることもあるのかもしれません。
おそらく茂木さんは、アメリカ社会のような、偏差値教育を重視しない社会に憧れているのでしょう。
しかし同時に、自身の学歴が高いために周囲のレベルが低いと、つい苛立つこともあるのかもしれません。
学歴を重視すべきでないとわかっていながら、高学歴アピールしてしまうという自己矛盾に自身も悩んでいるのではないでしょうか。
自己矛盾も含めて、人間的な面のある科学者といえるかもしれません。
茂木健一郎の英語力と勉強法
次に茂木さんの英語力と英語勉強法についてご紹介します。
「今どき、英語を話せない研究者はいない」と発言している茂木さんは、Twitterやブログで積極的に英語の文章を書いています。
仕事柄、海外の論文を読むなどインプット作業は多いものの、アウトプットは意識的に行わないと機会がないそうです。
そのため意識的に英語の文章を書いているので、ネイティブレベルの英語力はあるといえるでしょう。
会話についても、海外向けに英語で話す動画をアップしていますので、バイリンガルであることは証明済みです。
ただスピードは非常に速いものの、はっきりとした音の出し方で、日本人らしい発音という印象を受けます。
高校時代から「TIME」や、「Newsweek」といった英文雑誌を愛読していた茂木さん。
また『赤毛のアン』などの有名小説を原語で読んでいたそうです。
文法や単語を丸暗記するのではなく、日常的に楽しく英語を吸収したのでしょう。
また海外の映画やドラマを日本語字幕で見た後、字幕なしでもう1度見ることで、徐々に英語の意味が分かってくるそうです。
英語のスキルが伸びないという人は、茂木流の英語学習法を試してみると面白いかもしれません。
茂木健一郎の経歴がすごい
では茂木さんの経歴をまとめていきましょう。
小学生でアインシュタインに憧れたことをきっかけに、科学者を目指した茂木さん。
東京大学で理学と法学を学び、理学博士となります。
1995年から2年間、ケンブリッジ大学で研究員を務めるなど、やはりエリートコースを進みました。
帰国後はソニーコンピュータサイエンス研究所で研究し、複数の大学で講師職も務めています。
2006年からはNHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で4年間MCを務めました。
著書も多数出版し、テレビ番組に頻繁に出演するようになったこの時期から、お茶の間で知られるようになっていきます。
連続テレビ小説『花子とアン』では、自身も大好きな『赤毛のアン』を世に送り出す出版社社長役で出演。
棒読みの演技ではあったものの、話題を呼んでいます。
小学校5年生の時に村岡花子訳の『赤毛のアン』を読み、その世界に魅せられた私にとって、 #花子とアン で『赤毛のアン』を世に送り出す小鳩書房社長、門倉幸之介役をやらせていただいたことは望外の幸せでした。みなさま、本当に、ありがとうございました。 茂木健一郎拝
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) September 26, 2014
マルチに活躍することになった最大の要因は、独特な天然パーマと、専門用語に頼らずわかりやすい語り口調を貫いた結果でしょう。
ネットでは過激発言をすることもありますが、メディアでは穏やかな印象を貫く点も、見事な演出なのかもしれませんね。
忖度せず、持論を堂々と展開する茂木さんという研究者は、現代では貴重かつ必要な存在と言えるかもしれません。
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