石井 一久(いしい かずひさ)さんは日米の野球界で活躍をした名選手として有名です。
独特の投球フォームから繰り出すボールは威力充分で数多くの三振を奪っていました。
今回は石井一久さんの天才ぶりやメジャーの年俸、投球フォームを見て行きましょう。
石井一久のプロフィール
生年月日: 1973年9月9日
身長: 185cm
出身地: 千葉県千葉市若葉区
最終学歴: 東京学館浦安高等学校
所属球団: 東北楽天ゴールデンイーグルス
石井一久の天才ぶりや評判について
まずは石井一久さんが天才と評判の理由を見て行きましょう。
石井一久さんの天才ぶりと言えば打者を打ち取る「奪三振ショー」が有名ですが、年齢を重ねてからも奪三振率が落ちなかったことについて「獲り方は知っている」と発言していました。
投球回数と奪三振の比較をするデータで、計算方法は(奪三振数×9÷投球回)で表せます。
データ的に奪三振率が9を超えれば”三振が獲れるピッチャー”と表現しても問題なく、石井一久さんは1998年シーズンに「196.1イニングで241奪三振(11・05)」を記録していました。
さすがに晩年は奪三振率が下がったものの、通算でも8.84を記録しているのは立派ですね。
ちなみに、前述の「三振の獲り方」について詳しい内容を公表をしていませんが、これは企業秘密なのか感覚で分かっているから他人に伝えにくいのかは明らかになっていません。
この点について同僚だった伊藤智仁さんはスライダーよりもストレートの凄さを評価しており、スピードの絶対値は練習でどうかなるモノではないと半ば嫉妬をしていました。
確かにいくら変化球が良くてもストレートが平凡であれば狙い撃ちをされますし、緩急をつけられないことで投球の幅が狭くなって優れた結果を残すことが出来ません。
その点からしても、速くてキレのあるストレートを投げられるのは天才(天性の才能)で、将来的にスポーツ科学が発達したとしても生まれ持った才能を超えるのは難しいでしょう。
また、野球に留まらずタレントやGMといった管理者としての才能も十分発揮しており、2021年シーズンからは楽天イーグルスの「取締役GM兼監督」として一層の活躍を期待されます。
「2013年の景色を、もう一度、二度、三度と見せてあげたい」
石井一久監督の就任記者会見が行われました。
会見の全文はこちらでお読みいただけます!
👉https://t.co/qh9GRMHdo2#RakutenEagles pic.twitter.com/xzAR933xvw— 東北楽天ゴールデンイーグルス (@Rakuten__Eagles) November 12, 2020
コーチを未経験でいきなりの監督抜擢に驚きの声も多数挙がっていましたが、石井一久さんであれば一年目で優勝をしてしまいそうな意外性を持っているので要注目ですね。
石井一久のメジャー時代の年俸は?
次は石井一久さんのメジャー時代(ドジャースとメッツ)の年俸を見て行きます。
2002年1月7日にポスティングシステムによってヤクルトから”ロサンゼルス・ドジャース”への移籍が決まり、ついに念願だったメジャーリーガーになることが出来ました。
メジャーでの活躍はもちろんのことですが、ついつい年俸の方も気になってしまいますよね。
移籍初年度の年俸は90万ドル(約9,000万円)と報じられていましたが、意外にも前年にヤクルトから貰っていた年俸(1億5,000万円)から減っているのが印象的でした。
これは石井一久さん個人よりも、日本人選手の評価が今ほど高くなかった事情もあるそうです。
初年度に14勝10敗(防御率4.27)を残したことで年俸は一気に2,575,000ドル(約2億5,750万円)にまで上昇し、日本球界ではめずらしいほどの評価(増額)を手にしました。
・2003年 9勝7敗(防御率3.86) 2,575,000ドル(約2億5,750万円)
・2004年 13勝8敗(防御率4.71) 2,975,000ドル(約2億9,750万円)
・2005年 3勝9敗(防御率5.14) 3,575,000ドル(約3億5,750万円) ※ニューヨーク・メッツ
最高でも約3億5,750万円なので今の日本人メジャーリーガーと比べると低い印象を受けますが、むしろ今の年俸が異常に高すぎると表現した方が良いかも知れません。
ちなみに、マー君こと田中将大さんはヤンキースに移籍して年俸が4億円から22億円に跳ねあがったことから見ても、過去の実績だけでなくどの球団に行くかにもよるのでしょう。
移籍契約などの条件面を見る限り、石井一久さんはお金よりも夢を選んだと言えますね。
石井一久のコントロールが悪いのは投球フォームが原因?
最後に石井一久さんの個性的なフォームとコントロールの悪さについて見て行きましょう。
石井一久さんは右足のヒザが胸の前で構えた右ヒジに当たるほどダイナミックな投球フォームですが、これがコントロールに悪影響を及ぼしているかは明らかになっていません。
どちらかと言えば体重移動への影響の方が問題だったのでコーチから何度も修正するように指摘を受けたものの、まったく聞く耳を持たずに我流を押し通したと言われています。
今までの常識で考えれば理想的なフォームにした方が良いのでしょうが、下手をすると良い面が消えてしまうことも考えられるので我流を続けたのは正解だったのかも知れません。
また、似たような投球フォームをしているのがヤクルトの後輩である小川泰弘さんです。
左右の違いはありますがヒザがヒジに当たる投球フォームをしており、二段階モーションのような動きも加わっている小川泰弘さんの方が乱れていると言えるでしょう。
ただ、小川泰弘さんは1,123イニングを投げてフォアボールが295(暴投10)とコントロールの良さを見せているので、フォームとコントロールはそれほど関係ないのかも知れません。
ちなみに、石井一久さんの日本球界記録は2,153イニングを投げてフォアボールが941(暴投115)とかなり乱れており、1998年には196イニングでフォアボールが105(暴投20)を記録。
フォームの矯正によってコントロールが良くなる可能性はありますが、石井一久さんレベルになると投球フォームに少し手を付けた程度では変わらなかった可能性もあります。
一方で歴代の暴投数ランキングを見ると1位が148個で村田兆司さん、2位が石井一久さんで3位が新垣渚さんの101個など名投手がズラリと顔を並べていました。
その点からしても、投手の暴投についてはコントロールの悪さだけでなく、バッテリーを組むキャッチャーが捕れないほど凄い変化球の持ち主だったとも言えるでしょう。
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