青春映画のヒロインとして「サユリスト」なる社会現象を巻き起こし、文化人の信奉者も多い吉永小百合(よしながさゆり)さん。
清純派スターとして世の男性を虜にした吉永さんは、いったいどんな男性と結婚したのでしょう。
今回は夫である岡田太郎さんとの馴れ初めや子供をもたない理由、2023年現在の夫婦仲について詳しくみていきます。
吉永小百合のプロフィール
本名:岡田小百合
生年月日:1945年3月13日
身長:155cm
血液型:O型
出身地:東京都渋谷区代々木西原
最終学歴:早稲田大学第二文学部西洋史学専修(現在の文学部西洋史コース)
所属事務所:日活
吉永小百合、夫とは電撃結婚
60年代、浜田光夫さんとコンビを組んだ日活の純愛&青春映画でブームを巻き起こした吉永小百合さん。
結婚式を挙げたのは1973年8月3日でした。
お相手はフジテレビディレクターの岡田太郎さん。
文化放送からフジテレビ社員になり、のちにフジ・メディア・ホールディングスの子会社である共同テレビの社長・会長・相談役を歴任した人物です。
当時、吉永さんは28歳、岡田さんは15歳年上。
しかも岡田さんには離婚歴がありました。
清純派のスター女優とバツイチ中年男の電撃結婚は、熱狂的なファンであるサユリストへはもちろん、世間にも衝撃を与えます。
岡田太郎さんは一般人であるため、生年月日や最終学歴などのプロフィールは不明。
出回っている画像も結婚時のものしかありません。
ですが、画像をみるかぎりでは、落ち着いた雰囲気のある、やさしい笑顔の男性であることがわかります。
吉永小百合さんには釣り合わない相手という声があった一方で、とくに美男子でないところがかえって好ましいという声もあったそうです。
【8月3日は何の日フッフ〜】それは1973年(昭和48年)のこと
・・・女優の吉永小百合が15歳年上のフジテレビディレクターの岡田太郎と結婚した日です。 pic.twitter.com/WZ7A60XYFm— 三十坪の秘密基地 (@30tsubo) August 3, 2016
二人の結婚を、吉永小百合さんの両親は祝福していませんでした。
披露宴や会見こそ公の場で行われましたが、結婚式はささやかに挙げています。
かつてフジテレビディレクターとして活躍した千秋与四夫さんの話によると、千秋さんの自宅で行われた結婚式は、新郎新婦、仲人の千秋さんと妻の畠山みどりさん、新婦の介添人の奈良岡朋子さんの5人のみ。
結婚に猛反対していた両親の姿はありませんでした。
結婚式に両親が欠席となると、普通ならさびしい思いをするところですが、吉永さんにとってはこの形がいちばんよかったのかもしれません。
というのは、両親との決別を望んでいたことや深い溝があったことが判明しているからです。
母親は、のちに著作を発表し、その中で娘を岡田太郎さんにとられたと胸中を告白しています。
結婚馴れ初めの陰に渡哲也、子供がいない理由とは
吉永小百合さんの結婚の馴れ初めには前の恋愛が関係しています。
吉永さんは、かつて渡哲也さんと恋人同士でした。
出会いは1966年に初共演した『愛と死の記録』。
交際していたのは1967年から1969年頃といわれています。
渡さんは仲間うちで吉永さんのことを「うちのカミさん」と呼ぶこともあったそう。
しかし二人の結婚に吉永さんの両親は猛烈に反対。
渡さんはお酒の席で「なぜ思い切って飛びこんできてくれないんだ」と愚痴をこぼすこともあったといいます。
吉永さんは悩みますが、両親の反対をふりきれず、ついに破局。
この一件で両親と反目するようになり、殺人的スケジュールによる精神的ストレスもあって声が出なくなってしまいます。
女優として致命的な状態に陥ってしまった吉永さんを、やさしく励ましたのが岡田太郎さんでした。
いろいろな治療法をすすめてくれ、支え続けてくれる岡田さんに対して、自分を大事に思ってくれているという思いがふくらんでいったという吉永さん。
渡哲也さんとの結婚をあきらめたことへの後悔もあったのでしょう。
今度は両親に反対されても自らの意思を通しました。
かたや岡田太郎さんのほうは、離婚歴があることで結婚に二の足を踏んでいたとのこと。
バツイチの中年男がスター女優をたぶらかしたのではなく、吉永小百合さんが積極的に推し進めた結婚でした。
【週刊・吉永小百合】結婚を語る「もししていなければ、この仕事をやめていた」 https://t.co/04qtGFnIoS #芸能ニュース #スポーツ新聞 pic.twitter.com/Y1SXxf63qd
— スポーツ報知 (@SportsHochi) February 4, 2018
吉永小百合さんは、自分に子供がいないことを2014年のインタビューで明言しています。
ご本人のこれまでの発言を総合すると、子供がほしいのにできなかったのではなく、親にならない選択をしたのではないかと思われます。
その選択をした大きな理由として考えられるのが両親との関係です。
以前、「まともな教育を両親から受けていない」「自分に責任がもてない」と語ったことがありました。
小学生から芸能活動をしていた吉永さんですから、両親は女優としての娘の教育に熱心で、一般的な教育はしてもらえなかったということでしょう。
こうした体験から、親子のあり方に疑問が生まれ、親として自信ももてず、子供と良好な関係を築くことができないのではないかと心配したのではないでしょうか。
現在、吉永小百合夫妻の夫婦仲は?
2021年公開の『いのちの停車場』では、志願して初の医師役に挑んだ吉永小百合さん。
原爆詩の朗読会などの平和活動もライフワークとして続けています。
夫の岡田太郎さんは15歳年上ということで、2023年は93歳を迎えるご高齢。
死亡説もみられますが、84歳の時に肝臓の重い病気を患ったことがわかりました。
具体的な病名は公表されていませんが、吉永さんの献身的な看病もあって、その後回復したそうです。
吉永小百合さんといえば、清純派のイメージとは裏腹に、じつは肉食系であり、かつて日活の上層部からは恋愛禁止令が出されていたことも。
2020年11月に死去した映画界のドン・岡田裕介さんとはツーショットをキャッチされ、男女の仲を疑われたこともありました。
この騒動以降、夫とは仮面夫婦ではないかという憶測も流れます。
一般人である岡田太郎さんの最新情報を得ることはできませんが、70代半ばとなり、なお若々しく活動する吉永小百合さんの近況から、仕事も私生活も充実していることがうかがえます。
吉永小百合の誓い 被災者を「支え続けることが大切」、朗読会などで交流続く― スポニチ Sponichi Annex 芸能 https://t.co/sW2I42fgx0 #吉永小百合#ヤバすぎる緊急事態条項
— 瓦斯蜻蛉ヤゴベヱ (@gastombowY) March 3, 2021
もともとお互いの人生を尊重したうえでの結婚だったことから、結婚生活はとても順調だったという夫妻。
吉永さんは、姑の介護も夫以上に励んでいたそうです。
後年、この結婚をしていなければ女優をやめていたかもしれないと語った吉永小百合さん。
渡哲也さんとの別れは、当時はお互いにつらい出来事だったと思いますが、二人とも最高の伴侶と出会えたということなのかもしれません。
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