日本映画界を代表するスター女優である吉永小百合(よしなが さゆり)さん。
2008年には『母べえ』で、戦時中を懸命に生き抜き、子供を守る母親を演じました。
では吉永さん自身は、どのような両親の元で育ったのでしょうか。
今回は吉永さんの両親、家系図、父親と母親の詳細、兄弟について確認します。
吉永小百合のプロフィール
本名:岡田小百合
生年月日:1945年3月13日
身長:155cm
出身地:東京都渋谷区代々木西原
最終学歴:早稲田大学第二文学部西洋史学専修(現在の文学部西洋史コース)
吉永小百合の両親
まず吉永さんの両親についてです。
#これ見た人美しい女優の画像貼れ
吉永小百合
可愛らしさと清純さをずっと保たれている方。
「吉永小百合」を壊さずにいるって、すごいと思う。益々ご活躍されたいるご様子😊
着物姿の美しさは別格💖 pic.twitter.com/lPGdngDnfC— 更紗 (@sarasara_ogawa3) October 28, 2019
吉永さんは死者10万人を出した東京大空襲の3日後に、東京で生まれています。
母親は作家志望だったそうで、文学的な素養がありました。
この時、母親が作った短歌が残っています。
「戦いの さなかに生れて小百合の 崇き気負いを 持ちて生き抜け」
戦争のさなかに生まれたとはいえ、百合の花のように、誇りをもって生き抜いて欲しいという思いを詠ったものです。
母親は自身の短歌にちなみ、娘を「小百合」と名付けました。
教養ある母親だったことがうかがえますね。
父親も東京大学出身のエリートでした。
頭脳明晰な両親の間に生まれた吉永さんですが、子役時代から芸能活動していたため、多忙により精華学園女子高校を中退。
大学入学資格検定も、全科目はクリアできませんでした。
しかし1965年、高卒以上の学力を持つことが認められ、早稲田大学に合格。
早稲田大学では、芸能活動と学業を両立させ、次席で卒業しました。
吉永小百合が10代から70代まで大崩れすることなく機械で計算されたような段階を踏んで美少女から美女になって美人になって綺麗なおばあちゃんに着地してるの、ちょっと恐ろしさすら感じる
これに早稲田の二文を次席卒業する知性が備わってるとか狂信的なファンが出てくるのもわからなくないわ pic.twitter.com/7eEiBP3TRG— ろいつい (@roy_twi) October 16, 2019
無事卒業できるどころか、次席に選ばれるほど勉強熱心だったことがうかがえます。
ただ自身の努力はもちろん、きっと両親の知的なDNAを受け継いだお陰でもあるのでしょう。
父親と母親の詳細は、以下から見ていきます。
吉永小百合の家系図、父親と母親
吉永さんの家系図をひも解きましょう。
父親は吉永芳之さん、母親は和枝さんという名前でした。
芳之さんは、東京大学の法学部を卒業後、外務省に入省。
いわば典型的なエリート官僚でした。
母の和枝さんもまたエリートの「川田家」に生まれた女性で、ピアノ教師をしていたそうです。
川田家は大阪から東京へ進出し、事業を起こして財を成した一族です。
関東大震災後、千駄ヶ谷の近くへ立派な洋館を新築。
家族の他、書生と女中、運転手など20人以上が住んでいました。
裕福な家庭だったものの和枝さんは、態度の大きい兄や、おてんばすぎる妹を嫌っていたそうです。
そのため結婚後、川田家とは絶縁状態だったといいます。
結婚後も官僚の妻だったため、何不自由なく暮らせると考えていたのでしょう。
しかし夫の芳之さんは、外務省を辞めて転職。
さらに転職先も辞めて、出版社を立ち上げます。
しかし事業はうまくいかず、家財道具を差し押さえられたこともあるそうです。
そんな中、吉永さんは11歳の時、ラジオドラマ『赤胴鈴之助』で芸能界デビューします。
ただ自身が芸能界に憧れていたわけではなく、家計を助けるためやむなく働いていたそうです。
結果的には大スターになったため、両親は心から娘に感謝したことでしょう。
ちなみに和枝さんが嫌っていたおてんばな妹は、川田泰代さんという名前で、「婦人画報」の編集長だったようです。
吉永さんの家系は、文学や芸能といった文化的素養のある人が多いといえるでしょう。
兄弟も優秀だった
吉永さんは3人姉妹の次女でした。
男の兄弟はおらず、姉と妹と共に育っています。
姉は5歳年上とされており、東京教育大学を卒業後し、東京都庁に勤めました。
東京教育大学は、現在の名門筑波大学のため、頭脳明晰な女性であることがわかります。
妹については詳しい情報がありませんが、やはり有名大学を出ているようです。
仕事は教育関係だったとされており、姉妹そろって秀才だったことは間違いないでしょう。
吉永さんは学業で優秀な成績を残しながら、女優として第一線を走り続けました。
インテリ一家に育っただけでなく、「家計を支えたい」という決意あってこそ、長きにわたって活躍できたのでしょう。
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