今村夏子の大学、 庄野潤三との関係。芥川賞とアルバイト、夫や家族構成は?

『むらさきのスカートの女』で令和初の芥川賞に輝いた今村夏子(いまむらなつこ)さん。

「世界文学レベルの作家」との呼び声も高く、ネット上でも最終学歴や夫や家族について関心が寄せられていますね。

今村夏子さんの出身大学をはじめ、よく検索される 「庄野潤三」や「アルバイト」、さらに文句なしの決定だったという芥川賞についてまとめました。

今村夏子の大学、 庄野潤三との関係は?

寡作の作家でありながら、新しい小説を発表するたびに文学ファンの間で話題を呼ぶ今村夏子さん。

29歳の時に書きはじめ、初めて最後まで書いた小説『あたらしい娘』で太宰治賞を受賞してデビューしました。

この短編は『こちらあみ子』に改題され、同タイトルの単行本で三島由紀夫賞。


その後は『あひる』で河合隼雄物語賞、『星の子』で野間文芸新人賞。

順風満帆な作家生活のようにみえますが、デビュー作がダブル受賞を果たしたあとに執筆依頼が殺到し、さすがにプレッシャーを感じたのか、しばらく沈黙していた時期がありました。

鮮烈なデビューだったのに、もう幻の作家になってしまうのかと心配したファンもいたことでしょう。

ですが、芥川賞受賞時のインタビューでは、作品の題材さがしには苦労しているものの、もう書きたいものが本当になくなったと思うまでは書き続けたいと語っています。

卒業した大学について注目が集まるのも無理はないのですが、今村さんの学歴に関する詳細な情報はありませんでした。

Wikipediaでは、広島県内の高校と大阪市内の大学を卒業したことのみ記載されています。

ご本人が公表していない可能性が高いですね。

また「庄野潤三」のワードとセットで検索されることが多いですが、これは庄野潤三の長女・今村夏子さんと同姓同名だからでしょう。

庄野潤三は安岡章太郎や吉行淳之介らとともに、戦後派のあとの世代として「第三の新人」と呼ばれた芥川賞作家。

庄野家のほうの今村夏子さんは1947年生まれで、別人であることは明らか。

同じ名前で混同しやすいうえに、芥川賞つながりで「もしかしたら親子?」と思う人がいるのだと思います。

三度目の候補で芥川賞に

2019年の第161回芥川賞の受賞は、今村さんにとって三度目のノミネートでの栄冠でした。

それまでに『あひる』と『星の子』が候補にあがっています。

『むらさきのスカートの女』は、「むらさきのスカートの女」と呼ばれる近所の女性のことが気になって、彼女を監視する「わたし」の一人称で物語が進みます。

芥川賞選考会で議論になったのは、「むらさきのスカートの女」は「わたし」と別々の人間なのか、あるいは妄想の中の存在で実在しないのかということだったそう。

この議論も作品の評価を高める結果になり、同作は一回目の投票で過半数を獲得し、二回目の投票でさらに支持が増えて、文句なしの決定だったといいます。

『むらさきのスカートの女』は、読者によっていろいろな読み方がある作品かもしれませんね。

語り手の「わたし」の正体はほとんどわからず、物語の裏に何か秘密が隠されているのではと思えてきて、ホラーのようにも思えます。

大学卒業後はアルバイトを転々

『むらさきのスカートの女』で描かれたホテル清掃の仕事。


今村夏子さんも大学卒業後は就職をせず、アルバイトをいくつか経験したあと、25歳から5年ほど大阪のホテルで清掃のアルバイトをしていたそうです。

清掃は力仕事のため最初のうちは体じゅうが痛くなったそうですが、初めて労働に楽しさを感じ、天職かもしれないと思ったそう。

人生の転機になったのは、バイト先から「明日は休んでください」と言われることが増えたこと。

何かしなければと思い、ふと小説を書いてみようと思いたって、ノートに小説を書きはじめました。

この作品がデビュー作になります。

ちなみに、『むらさきのスカートの女』に登場するホテル清掃の現場はアルバイト時代の経験をもとにしていますが、作中の出来事はすべて創作とのことです。

今村夏子の夫、家族構成は?

今村夏子さんは2013年に結婚し、4年後に女児を出産しています。

2021年現在は大阪府在住で、会社員の夫と娘の3人家族。

子育ての真っ最中ということで、娘と一緒に夜8時半に寝て、朝2時半に起き、執筆にあてる時間は5時間ほど。

出産するまで子供は苦手だったそうですが、娘を産んでからは他人の子供もかわいいと思えるようになったようです。

ママ友については、話しかけられると緊張してしまい、どういう話題を振ったらいいのかわからないので一人もいないとのこと。


もともと一人でいることが好きで、人づきあいが苦手という性格がこういうところにも表れていますね。

今村夏子さんにかぎらず、芥川賞受賞をきっかけにその作家の作品を初めて手にとる人も多いと思いますが、『むらさきのスカートの女』は今村作品初体験の人には読みやすい作品だと思います。

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