テレビ出演でお茶の間にも知られる、小説家・随筆家の中村うさぎ(なかむら うさぎ)さん。
『ゴクドーくん漫遊記』シリーズで人気を博した作家ですね。
今回は有名作家うさぎさんの私生活に迫りましょう。
ゲイの夫との結婚生活、マツコ・デラックスさんの恩人としてのエピソードを見ていきます。
さらにタレントで作家の岩井志麻子さんと、仲が悪いのか確認します。
中村うさぎのプロフィール
本名:中村典子
生年月日:1958年2月27日
身長:不明
出身地:福岡県北九州市
最終学歴:同志社大学文学部英文学科
中村うさぎの夫はゲイ。その結婚生活とは
中村うさぎさんは、日本の著名な作家・エッセイストとして知られていますが、彼女の結婚生活も非常にユニークで注目を集めています。
通常の夫婦関係とは異なる形態を選択した中村さんの経験は、結婚の本質や人間関係の多様性について考えさせられる興味深い事例といえるでしょう。
ゲイの夫との「友情婚」
中村うさぎさんは、ゲイの香港人男性と1997年に結婼しました。
この結婚は、一般的な恋愛結婚とは異なり、「友情婚」とも呼べる特殊な形態を取っています。
夫婦間に性的関係はなく、お互いの恋愛やセックスは外で自由に行うという取り決めがあります。
このような関係性を選んだ背景には、中村さんの夫が日本に在留できるようにするという実利的な理由がありました。
当初は「偽装結婚」と批判されることもありましたが、二人の関係は20年以上続いています。
中村さんは、この結婚について「世間の一般的な『結婚』の概念からすると、うちの結婚スタイルは異色だと思う」と述べています。
しかし、彼女はこの関係性の中で、結婼の本質的な意味を見出したように思われます。
性的関係がないにもかかわらず、二人は互いを支え合い、信頼関係を築いてきました。
この経験を通じて、中村さんは結婚とは必ずしも性的関係や子育てを前提としたものではなく、互いを思いやり、支え合う関係性こそが重要であると考えるようになったと推測されます。
中村さんは、自身の結婚生活について「お互いに恋愛とセックスは外で自由にやる。
そして、外での恋愛やセックスは一切、家に持ち込まない」という約束を夫と交わしたと語っています。
この取り決めは、二人の関係を長続きさせる要因の一つになったと考えられます。
また、中村さんは「夫婦間にセックスがない」という理由で「あんなの本当の結婚じゃない」と決めつけるマスコミの姿勢に疑問を呈しています。
彼女の経験は、結婚の形態や夫婦関係の在り方が多様化している現代社会において、非常に示唆に富む事例といえるでしょう。
中村さんと夫の関係は、互いの個性や生き方を尊重しつつ、支え合うパートナーシップの一形態として捉えることができます。
この関係性は、従来の結婚観にとらわれない新しい形の絆を示しているように思われます。
二人の関係は、時に困難に直面することもあったようです。
中村さんは自身の浪費癖による経済的危機や、ホストクラブ通いなどの問題を抱えていたことを明かしています。
しかし、そのような困難を乗り越えてきたことが、二人の絆をより強固なものにしたと考えられます。
中村さんは、夫に対して「なんでここまでしてくれるの?」と感謝の気持ちを抱いているようです。
この言葉からは、互いを思いやり、支え合う関係性が築かれていることが伺えます。
中村さんの結婚生活は、「愛し合って結ばれるのが結婚で、その2人のあいだに生まれる愛の結晶が子どもであり、ずっと幸福な家庭を築くことが理想形」という従来の結婚観に一石を投じるものといえるでしょう。
彼女の経験は、結婚生活が必ずしも理想通りにはいかないこと、そして、それでも互いを思いやり、支え合う関係性を築くことができるということを示しています。
中村さんは、自身の経験を通じて、結婚の本質について深く考察しているように思われます。
彼女は、恋愛とセックスのゴールが結婚であり、それを維持することがすばらしいとされる風潮に疑問を投げかけています。
この視点は、現代社会における結婼観の多様化を反映しているといえるでしょう。
中村さんの結婚生活は、パートナーシップの新しい形を示す一例として、多くの人々に影響を与えているように思われます。
彼女の経験は、結婚の形態や夫婦関係の在り方に固定観念を持たず、互いを尊重し合う関係性を築くことの重要性を教えてくれます。
このような視点は、多様化が進む現代社会において、非常に示唆に富むものといえるでしょう。
中村うさぎはマツコの恩人
多くのテレビ番組でMCを務める、売れっ子タレントのマツコ・デラックスさん。
実はマツコさんの芸能界進出のきっかけを作ったのは、うさぎさんでした。
マツコさんは芸能界入りする前、ゲイ雑誌「Badi(バディ)」の編集者・コラムニストとして活動。
数々の連載をこなす、気鋭のコラムニストでした。
しかし20代半ばでうつ病を発症し、2年間の引きこもり生活を送ります。
苦しい生活を送っている最中、かつて書いた記事がうさぎさんの目に留まりました。
記事を読んで、作者に対し、自分と相通じるものを感じたようです。
確かに鋭い観察眼やあらゆる物事への的確なコメントは、2人の共通点といえますね。
記事に目を留めたうさぎさんはマツコさんに、エッセイの執筆をすすめます。
自分と相通じる要素を持つ相手に、うつ病から立ち直ってもらいたかったのでしょう。
うさぎさんのおかげで自信を取り戻したマツコさんは、ついに社会復帰。
その後、2人は対談の開催や共著の刊行など、一緒に活躍しています。
いまさら中村うさぎさんとマツコデラックスの「うさぎとマツコの往復書簡」(2010年刊行)を読んでるのだけど、おふたりの小池百合子評、慧眼。 pic.twitter.com/B5zZDNWOPJ
— 大泉りか (@ame_rika) June 25, 2020
テレビ出演もこなすようになり、今や売れっ子タレントとなったマツコさん。
今でも落ち込む度に、うさぎさんに背中を押してもらった経験を思い出しているのかもしれませんね。
中村うさぎは岩井志麻子と仲が悪い?
タレントで作家の岩井志麻子さんは、2005年から「5時に夢中」のコメンテーターを務め、お茶の間で人気を獲得しました。
うさぎさんも同番組にレギュラー出演しており、岩井さんとは盟友同士ともいわれています。
しかしネット上には、2人の仲が悪いという情報がありました。
中村うさぎと岩井志麻子っていつからか仲悪くなったって聞いたけどどうなんだろー #gojimu
— kaku🧢 (@googlekaku) July 17, 2013
2人の関連書籍に、仲の悪さがうかがえる記述があるようですが、真偽は不明。
むしろ、年々仲良しになっている印象が強いです。
うさぎさんは2013年、原因不明の大病を患いました。
けいれんが生じる神経系の難病「スティッフパーソン症候群」と推測されています。
入院時、うさぎさんは貯金ゼロで、保険にも入っていなかったそうです。
当時は夫も無職だったため、入院費が払えず困っていました。
そこで岩井さんはじめ、「5時に夢中」のメンバーが治療費を集めてくれたそうです。
おかげで復帰できたうさぎさんにとって、岩井さんは親友であり、恩人のような存在のはず。
ネット上には2人が「絶縁した」という噂もありましたが、2010年頃の情報でした。
一時的にケンカした可能性は高いですが、今では再び友情を取り戻しているのでしょう。
難病を克服したうさぎさん。
支えてくれる人たちへの感謝を胸に、今後も活躍し続けることでしょう。
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