NHKアナウンサー出身の女優であり、フランス留学経験もあるという異色の経歴をもつ野際陽子(のぎわようこ)さん。
娘の真瀬樹里さんは、まるで生き写しのようにそっくりということで、ネット上で「似てる」と話題になることがあります。
今回は樹里さんを授かった結婚のことや息子はいるのかについてみていきます。
野際陽子のプロフィール
本名:野際陽子
生年月日:1936年1月24日
没年月日:2017年6月13日(81歳没)
身長:163cm
血液型:A型
出身地:石川県河北郡津幡町
最終学歴:立教大学 文学部英米文学科
所属事務所:ラヴァンス(最終所属)
野際陽子の娘、真瀬樹里の歩み
野際陽子さんの娘である真瀬樹里さんは、芸能界で活躍する女優として知られています。
両親の影響を受けながらも、独自の道を切り開いてきた真瀬さんの人生と活動について、詳しく見ていきましょう。
真瀬樹里の芸能活動と特技
真瀬樹里さんは、1975年1月1日に生まれ、現在49歳です。
東京都出身で、幼少期から芸能界に触れる機会が多かったと言われています。
両親の映画撮影現場や舞台に同行する機会が多く、そこで俳優の仕事に興味を持ったようです。
わずか5歳の時には、既に女優を志すことを決意していたと言われています。
この早期の決意は、真瀬さんの将来の道筋を決定づけたと考えられます。
女優としての活動に役立つ技能を身につけるため、幼い頃から様々な習い事に励んでいました。
ピアノ、ヴァイオリン、ボイストレーニング、バレエ、日本舞踊、水泳、スキーなど、多岐にわたる分野で技術を磨いていたそうです。
これらの経験は、後の芸能活動において大きな強みとなったと考えられます。
真瀬さんの学歴も注目に値します。
幼稚園から高校まで雙葉学園に通い、その後日本大学藝術学部演劇学科に進学しています。
大学在学中の1994年に、映画「シュート!」でデビューを果たしました。
同年には映画「武闘派仁義 完結篇」にも出演し、本格的な女優としてのキャリアをスタートさせています。
真瀬さんの特技として特筆すべきは、殺陣の技術です。
大学生の頃に殺陣同志会に入り、4年間にわたって技術を学んだそうです。
この経験を活かし、1997年の時代劇では父・千葉真一さんと戦う剣士役を演じています。
さらに、1998年には殺陣を演じる剱伎衆かむゐを結成するなど、この分野での活躍も目覚ましいものがあります。
殺陣の技術は、海外作品でも発揮されています。
2004年のアメリカ映画「キル・ビルVOL.1」では、クレイジー88の構成員役として出演し、ユマ・サーマンに刀で突き殺される役を演じました。
同作品では殺陣指導も担当し、別の構成員役としてシルエットでの出演も果たすなど、映画のアクションシーンに大きく貢献しています。
真瀬さんの活動は、演技だけにとどまりません。
現在は殺陣の映像制作にも携わっており、自身の技術と経験を次世代に伝える取り組みも行っているようです。
この活動は、日本の伝統芸能の一つである殺陣の継承と発展に寄与するものと言えるでしょう。
私生活では、両親の遺志を継ぐ形で様々な活動を行っています。
父・千葉真一さんの偲ぶ会を一周忌の時期に開催するなど、家族の絆を大切にする姿勢が見られます。
また、母・野際陽子さんが住んでいた部屋で現在暮らしているそうで、両親との思い出を大切にしながら生活を送っているようです。
真瀬さんは、愛犬たちと共に暮らしており、ペットが心の支えになっていると語っています。
この生活スタイルは、芸能活動の忙しさの中で心の安らぎを得る重要な要素となっているのかもしれません。
今後の夢についても、積極的に語っているようです。
殺陣の技術を活かした新たな表現方法や、演技の幅を広げる挑戦など、常に前を向いて活動を続けている姿勢が感じられます。
真瀬さんの活動は、両親の影響を受けつつも、独自の道を切り開いてきた結果と言えるでしょう。
女優としての活動、殺陣の技術、そして両親の遺志を継ぐ姿勢など、多面的な魅力を持つ人物として、今後も注目され続けることが予想されます。
野際陽子は娘と似てると評判だった
真瀬さんルックスに関しては、完全に母親の血を濃く受け継いだようです。
うちで1番の甘えん坊🐶ジャスティン💕
私がベッドに入ると潜り込んできて、ひとしきり顔をペロペロしたら腕枕で寝てしまう💓頭の横にはアレック💕
ワンコに埋もれて寝る幸せ😍…これ、恋人できないパターンな気が。。。💧
#シェットランドシープドッグ #シェルティ #ワンコ pic.twitter.com/jhNJnx61vU
— Juri Manase * 真瀬 樹里 (@JuriManase) January 23, 2021
黒柳徹子さんの半生を描いたドラマ『トットちゃん!』で、野際陽子役を演じた樹里さん。
亡き母を演じることは、黒柳さんのたっての希望でした。
若かりし頃の母を演じるため、樹里さんはロングヘアをばっさりとカット。
メイク室で徐々に野際陽子役に変身していく自身の姿に、自分でも「似てる……」と驚き、思わず写真を撮ってしまったそうです。
放送を見た視聴者からは、「さすが母娘」「鳥肌が立った」と感嘆のコメントが続出。
もともと顔立ちや雰囲気が似ている母娘ですから、役柄で「野際陽子」仕様にした際はまさに瓜二つ。
黒柳徹子さんによると、二人は手の動かし方までそっくりとのことで、樹里さんに会った時に思わず泣いてしまったそう。
60年来のつきあいで、仕事や恋愛について語り合った大親友が太鼓判を押すほどに似ているということですね。
野際陽子が結婚したのは千葉真一
1968年に放送がはじまり、5年間続いたハードボイルドアクションの金字塔、『キイハンター』。
野際陽子さんが演じたのは外国語に堪能な元フランス情報局諜報部員の津川啓子。
エンディングで流れる主題歌『非情のライセンス』も野際さんが歌っています。
リアルタイムで見ていた世代にはたまらない曲ですね。
野際陽子さんは3歳年上の姉さん女房。
千葉さんによると、出会った頃の野際さんはややお高くとまっている印象があったものの、日本人離れした優雅なセンスの持ち主だったそう。
そういえば日本女性のミニスカート第一号も彼女でした。
10/18 #ミニスカートの日
記念して #野際陽子 さんの日本で初の #ミニスカート 姿を。 pic.twitter.com/2coJ7eIfP9— フィリップと呼んでくれ (@galaxy1030) October 17, 2018
野際陽子さんの美しさを生かすために、劇中で救出するシーンなどで「お嬢さん、お手をどうぞ、死にたくなかったらね」などとアドリブでキザなセリフを言っていたという千葉さん。
その遊び心を野際さんも気に入ってくれて、二人は急速に接近。
5年間の交際を経て結婚に至りました。
おしどり夫婦として知られた夫妻ですが、実際に夫婦げんかはほとんどしなかったそうです。
千葉さんいわく、野際さんは男心をよく理解しており、接し方がとても巧みで、けんかに発展しないとのこと。
年上の妻のほうが一枚上手だったということでしょうか。
どうやら夫婦関係の主導権を握っていたのは野際さんのようです。
しかし、そんな夫妻も1994年に離婚。
ハリウッドでの仕事が増え、生活拠点をアメリカに移したかった千葉さんと、日本で暮らしたかった野際さんのビジョンの相違でした。
離婚を切りだしたのは野際さんだったそうです。
野際陽子に息子はいる?
「息子」で検索されることもある野際陽子さんですが、男児は出産していません。
俳優として活躍中の新田真剣佑さん、眞栄田郷敦(まえだごうどん)さんの父親が千葉真一さんなので、母親は野際さんなのではないかと思って調べる人がいるようですね。
真剣佑さんと郷敦さんは、千葉さんが1996年に再婚した一般女性との間にもうけた息子たち。
真瀬樹里さんの異母弟にあたります。
二人の本名は「前田真剣佑」と「前田郷敦」ですが、それぞれインパクトのある名前。
命名の由来について調べてみたところ、「真剣佑」は「真実の剣を手に、人の右にでてほしい」という願いをこめたもの。
「郷敦」は千葉真一さんが脚本を書く時のペンネームである「GORDON」にちなんだものだそうです。
若い頃はおしゃれでかっこいい女性を、晩年は存在感のある着物姿の姑を演じて人気を集めた野際陽子さん。
キャリアウーマンから女優へ、妻から母親へと、女性の一生をスマートに駆け抜けた印象が強いですね。
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