ひと昔前までは自民党のホープとして期待された石原 伸晃(いしはら のぶてる)さん。
存在感が有るようで無く、何となく脇の甘い言動やイメージが払拭できないでいます。
今回は石原伸晃さんが落選したとの噂や派閥、選挙区などについて見て行きましょう。
石原伸晃のプロフィール
本名:石原 伸晃 (いしはら のぶてる)
出身地:神奈川県逗子市
生年月日:1957年4月19日
主な学歴:慶應義塾大学(文学部)卒
主な過去の役職:国土交通大臣 / 自民党幹事長
石原伸晃の現在:政界での活動と新たな挑戦
石原伸晃さんは、日本の政界で長年活躍してきた政治家として知られています。
現在の彼の動向や活動について、詳しく見ていきましょう。
政界での立場と影響力
石原さんは、自由民主党の重鎮として、現在も党内で一定の影響力を持っていると考えられます。
かつて党幹事長や政務調査会長を務めた経験から、党の政策決定や運営に関して重要な意見を述べる立場にあると思われます。
特に、憲法改正や経済政策などの重要課題について、彼の見解は注目を集めることがあります。
石原さんは、自民党の東京都連最高顧問という役職も務めており、地域政治においても重要な役割を果たしていると考えられます。
この立場から、東京都の政策や選挙戦略に関して、影響力を持っている可能性があります。
また、国政選挙の際には、候補者の支援や選挙区での活動など、党の選挙活動において重要な役割を担うことがあると推測されます。
石原さんは、政界での豊富な経験と人脈を活かし、若手議員の育成や指導にも力を入れていると考えられます。
彼のアドバイスや支援は、次世代の政治家たちにとって貴重な指針となっている可能性があります。
政策面では、石原さんは経済再生や行政改革などの分野で、これまでの経験を活かした提言を行っていると思われます。
特に、彼が過去に担当した経済再生や規制改革などの分野において、専門的な知見を持っていると考えられます。
政界以外での活動と新たな挑戦
石原さんは、政界での活動だけでなく、様々な分野で活躍の場を広げています。
東京ボディビル・フィットネス連盟の会長を務めており、スポーツの振興や健康増進に貢献していると考えられます。
この活動を通じて、健康的なライフスタイルの普及や、ボディビル競技の発展に寄与していると思われます。
また、東京都ゴルフ連盟の会長としても活動しており、ゴルフ競技の振興や普及に尽力していると考えられます。
ゴルフを通じた地域交流や青少年育成など、スポーツの持つ社会的な価値を高める取り組みを行っている可能性があります。
さらに、日本ジュニアヨットクラブ連盟の会長も務めており、海洋スポーツの分野でも活躍しています。
この役職を通じて、青少年の海洋教育や環境保護意識の向上にも貢献していると思われます。
石原さんは、これらのスポーツ関連の活動を通じて、健康増進や青少年育成、地域振興など、幅広い社会貢献を行っていると考えられます。
また、メディアへの露出も継続しており、テレビ番組への出演や講演活動なども行っていると思われます。
これらの活動を通じて、政治や社会問題について、一般の方々にも分かりやすく解説する役割を担っている可能性があります。
SNSを活用した情報発信にも力を入れており、YouTubeチャンネルを開設するなど、新しいメディアでの活動も展開しています。
このような取り組みは、若い世代との対話や、政治への関心を高めることにつながっていると考えられます。
石原さんの多岐にわたる活動は、政治家としての経験を社会の様々な分野に活かす試みとして注目されています。
これらの活動を通じて、政界だけでなく、スポーツや教育、メディアなど、幅広い分野で社会に貢献しようとする姿勢が見られます。
今後も、石原さんの多彩な活動や新たな挑戦が、日本社会に様々な影響を与えていくことが予想されます。
石原伸晃、2021年の落選の背景
石原さんは、2021年10月31日に行われた第49回衆議院議員総選挙(東京8区)で、知名度や議員歴がありながらも、立憲民主党公認候補で新人の吉田晴美に敗れました。
比例代表においても、必要議席数の獲得ができず、落選をしました。
東京の比例最終議席を獲得したのは弟の石原宏高さんで、6議席中6番目の順位で当選をしました。
石原伸晃さんは2017年9月に行われた第48回衆議院議員総選挙で見事に当選を果たしており、今回の衆議院議員総選挙においても自民党所属の国会議員として精力的に活動をしていました。
しかし、コロナ関連の対応が顰蹙を買い、最終的に信頼を取り戻せず落選した形となりました。
その騒動というのは、2021年1月コロナ感染増加と入院ベッド不足による自宅待機者が数千人いるなかでの、無症状感染にも関わらず即入院をしたことです。
その頃の東京都は医療体制がひっ迫して入院もままならない都民が多い状態でありながら、無症状の石原伸晃さんが入院できたことに対する反発から落選運動も起こりました。
杉並区長選。田中良区長の落選によって、石原伸晃氏の政治生命は風前の灯。 https://t.co/5qVWWpRMvo
— 河添 誠 KAWAZOE Makoto (@kawazoemakoto) June 20, 2022
そしてもう一つが、同じく2021年1月に石原さん自らが率いる「近未来政治研究会」の総会に出席し、数名の会員とともにレストランで昼食をとったことです。
これは、2021年当時の経済再生担当相が昼間の外食や外出自粛を要請している中での昼食であったため、大きな批判を浴びました。
ちなみに、弟の石原宏高(ひろたか)さんは2009年の総選挙で落選をした過去を持っています。
石原伸晃が率いていた派閥について
次は石原伸晃さんがリーダーとして率いた派閥について見て行きます。
自民党内にある石原派の正式名称は「近未来政治研究会」といい、2012年12月20日に山崎拓(元:副総裁)さんから山崎派を受け継ぐ形で派閥の領袖になりました。
この「近未来政治研究会」は山崎派の頃から非常に結束力が強い派閥として一目置かれており、いわゆる「加藤の乱」でも脱落者を出さなかったことで評価を上げたそうです。
しかしながら、石原伸晃さんに派閥が継承されたことに対する反発はかなり強かったらしく、同派幹部だった甘利明さんなど複数の議員が派閥を離脱をする事態に発展。
その後は政局が起こる度に会合をする様子が報じられる程度の存在になってしまい、2024年現在の派閥メンバーは石原伸晃さん含めて8名という少人数の派閥に転落していました。
総裁選に立候補するための推薦人(20名)にも達しておらず、厳しい派閥運営を迫られていました。
前述の受領問題や落選もあり、2021年12月16日に近未来政治研究会会長を退任し、後任に森山裕が就任。
石原派は森山派へ変更となりました。。
石原伸晃の選挙区は都内の杉並区
ここでは石原伸晃さんが地盤とする選挙区について見て行きましょう。
選挙区は杉並区の大半が対象となる「東京都第8区」で、1996年から石原伸晃さんが8期連続で当選するなど「石原王国」と言えるほどの盤石な体制を築いています。
小選挙区の東京都第8区になる前の中選挙区(東京都第4区)時代は渋谷区・中野区・杉並区が対象になっていましたが、その時も初出馬を含め2期連続で当選を果たしていました。
ただ、王国と表現したものの選挙は圧倒的に強いという訳ではなく、得票率が50%超えたことが2回しかないなど足元が怪しい点も存在感の薄さに繋がっているのかもしれません。
加えて前回の第48回衆議院議員総選挙では乱立した野党候補(次点)との差が10%を切っていることから、野党統一候補を立てられた場合は厳しい闘いになることでしょう。
ちなみに、2012年の第46回衆議院議員総選挙では同区から山本太郎さんが立候補をしています。
元私設秘書が不正に関与?
最後に過去に雇用していた私設秘書が不正に関与したという噂を見ておきましょう。
都知事をしていた父の石原慎太郎さんは「新銀行東京(現:きらぼし銀行)」を設立しています。
1,000億円以上の税金が投じられて設立した新銀行東京ですが、融資を行う際に借り手側ブローカーによる仲介ビジネスがあったことが判明したことがありました。
都内の不動産管理会社が融資を受けるために決算書類を改ざんしてブローカーに依頼し、そのブローカーが石原伸晃さんの私設秘書に自民党都議へ融資の口利きを依頼したそうです。
結果として不動産管理会社は新銀行東京から500万円の融資を受けることができ、ブローカーは融資額の5%にあたる仲介手数料(25万円)を、私設秘書は飲食を伴う接待を受けていました。
この騒動で特に問題視されたのは私設秘書が現職(当時)だったこと、そして決算書類の改ざんを十分に知った上で自民党都議へ融資をするようにアプローチをしたことです。
私設秘書は他にも複数の口利きをしたと認めていますが、当の石原伸晃さん側は秘書がすでに退職済みと前置きした上で「口利きについては承知していない」と釈明していました。
父親が主導して設立した銀行の融資に息子の私設秘書が関与した噂は注目を集めたものの、違法性や明確な証拠が無かったことから逮捕者や起訴された人物はいません。
この私設秘書は2007年2月に退職していますが、自発的な退職か尻尾切りなのかは謎のままです。
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