映画やドラマに欠かせない脇役として活躍してきた石橋蓮司(いしばし れんじ)さん。
2020年には、映画『一度も撃ってません』で18年ぶりに映画主演を務め、話題になりましたね。
劇場やお茶の間で親しまれてきた石橋さんですが、俳優の石橋凌さんと兄弟という噂は本当でしょうか。
さらに若い頃のイケメン画像、子役時代からの経歴を確認します。
石橋蓮司のプロフィール
本名:石橋蓮司
生年月日:1941年8月9日
身長:178cm
出身地:東京都品川区
最終学歴:日本大学藝術学部映画学科中退
所属事務所:劇団「第七病棟」
石橋蓮司の兄弟は石橋凌ではない
バンド「ARB」出身のミュージシャンで、俳優でもある石橋凌さん。
末っ子として育った彼には、4人の兄がいました。
ネット上には「兄の1人が石橋蓮司さんでは」という噂がありますが、2人は兄弟ではありません。
いずれも石橋姓の強面な俳優で、血液型がAB型という共通点もあるため、噂の発生につながったのでしょう。
いつも頭バグるねんけど。なんでか昔の石橋蓮司さんしか頭に残ってなくてめっちゃおじいちゃんなってる石橋蓮司さんが受け入れられへんな~~~~おもてたら、石橋凌と間違えてた回。なんでこんなことになった pic.twitter.com/8NFc9wsrLZ
— 微笑女戦士∞セーラー紺 (@kon_314) February 5, 2021
しかし石橋蓮司さんは東京都、凌さんは福岡県出身で、親戚関係にないことは明白ですね。
ちなみに石橋蓮司さんには、姉と弟がいます。
両親が離婚してからは、子供たち全員が母の方につきました。
母と3人の子供たちで、戸越にある連れ込み旅館で働いたそうです。
石橋凌さんが幼少期からロックに憧れ、ギターに夢中になっていたことを考えると、対照的な生い立ちといえますね。
にもかかわらずネット上には、2人が親子という噂まであります。
もちろん2人は親子でもありません。
ほかにも女優の石橋静河さんにも、「石橋蓮司さんの娘」説があります。
しかし静可さんは、石橋凌さんと原田美枝子さんの娘です。
ネット上には多くのデマやガセネタが広がっているため、正しい情報を取捨選択する必要がありますね。
石橋蓮司の若い頃、イケメン画像
今ではいぶし銀の魅力に満ちている石橋蓮司さんですが、若い頃の彼は非常にイケメンです。
若い頃の石橋蓮司かっこいいんだよね #utamaru pic.twitter.com/Ge6ruinOfj
— みりん (@milinfeng) June 10, 2020
#石橋蓮司 さん、若い頃は超絶アナーキーな役者で、あの #松田優作 さんからも #探偵物語 予告編で「この男酒飲んで現場に来る、セリフの覚えは悪い、皆さん、石橋蓮司を使うのはやめましょう!」と絶叫させた大物役者w
(画像は『俺たちの勲章』でのライフル魔)#ライジング若冲 pic.twitter.com/eL5x4xXTQI— 𝘴𝘬𝘺𝘮𝘰𝘥𝘴 (@skymods) January 2, 2021
アナーキーでニヒルなイケメン俳優だった時代の姿は、年齢を重ねた今の姿とはまた違う魅力に満ちていますね。
石橋さんは24歳で劇団青俳の養成所に入所し、作家の清水邦夫さんや演出家の蜷川幸雄さんと出会います。
また蟹江敬三さんとは共に切磋琢磨し合い、青俳を代表する看板俳優となりました。
しかし安保闘争の最中、多くの演劇人たちは表現に対する主張の違いによって、劇団の分裂を引き起こしていきます。
青俳も分裂し、石橋さんや蟹江さんといった主だったメンバーが脱退。
彼らは「劇団現代人劇場」を旗揚げし、新たな表現活動を始めるのです。
その後も劇団の結成をくり返したのち、石橋さんはパートナーとなる女優の緑魔子さんと、劇団「第七病棟」を旗揚げ。
廃校や廃病院で、アングラ演劇を上演しました。
石橋さんは激動の時代に理想の表現を追及し続けた末に、強烈な個性を発揮する名脇役となったのです。
石橋蓮司の子役時代からの経歴
今ではあまり知られていませんが、実は石橋さんは子役出身でした。
渋い名脇役のイメージが定着しているため、意外な経歴に思えるかもしれませんね。
子役活動をスタートしたのは、荏原第四中学校に在学中の1954年でした。
母に連れられて、近所に本拠地があった「劇団若草」を訪れ、入団したのです。
同年、東映児童劇映画『ふろたき大将』で、13歳にして主役デビューを飾りました。
— おく☆けん (@TOKEIWOTOMETE) December 21, 2019
『33号車応答なし』
警官の池部良と志村喬が、Xmasイブのパトロール中に遭遇するのは、子供を殺した親、浮浪児を薬漬けにして窃盗をさせる近親相姦兄妹。極めつけは、子役時代の石橋蓮司のポン中演技。そんな内容で警視庁全面協力だからブったまげ!である。 pic.twitter.com/kUw7lejWpX— TagTak (@tagutaku5386) December 23, 2019
『ふろたき大将』は終戦後の広島で、母と生き別れた少年が、戦災孤児施設の風呂焚き係として活躍する物語です。
少年の感情を思うがまま表現した石橋さんは人気を獲得し、その後も『暁の合唱』や『33号車応答なし』などの映画に出演。
順調に子役として活躍していましたが、高校生になると声変わりしてしまい、仕事が激減しました。
結果、高校時代から酒やタバコ、女遊びに明け暮れる日々を送るようになるのです。
17歳で劇団若草を辞めると、「東映」の児童劇団に入りますが、アルバイトなしでは生活できませんでした。
高校卒業後は日本大学藝術学部に進学。
中退後は先述の通り劇団青俳に入所しました。
以降も酒や女遊びは続けていましたが、子役時代とは異なる強烈なインパクトを持つ俳優へと成長していったのです。
今なお現役で活躍し続ける石橋さんは、高校時代に挫折した経験への悔しさをバネに、芸能界を生き抜いてきたのかもしれませんね。
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