國村隼さんと言えば、強面だけどコメディーもこなせる名バイプレイヤーです。
今でこそたくさんの作品に出演されていますが、若い頃はかっこよかったのに仕事にはあまり恵まれませんでした。
そんな國村隼さんの若い頃の姿や、転機となったハリウッド映画「ブラックレイン」出演のことなどについて、お伝えします。
國村隼のプロフィール
本名:米村喜洋
生年月日:1955年(昭和30年)11月16日
身長:170cm
出身地:熊本県八代市
最終学歴:大阪府立工業高等専門学校中退
國村隼は若い頃からかっこいいが、20代は売れなかった
國村隼さんは、俳優になる以前は車のエンジニアになるべく機械工学の高等専門学校に通っていましたが、自分は理系は合わないと感じて中退しました。
その時に小学校の同級生に「暇つぶしに受けないか?」と言われて受けた劇団のオーディションに合格しました。
学校を辞めて暇を持て余していた國村隼さんは成り行きで俳優になりましたが、「大阪放送劇団付属研究所」という所で演技を学びました。
1年半ほどレッスンを受け、次第に演技をすることの魅力に目覚めていったそうです。
舞台やドラマの脇役で出演したりはしましたが、20代の頃は全然仕事がなかったそうです。
國村隼さんが珍しくバラエティに出ていたからひたすら写真撮った。若い頃の國村隼さん、かっこよくない?でも今が一度かっこよくない?最高じゃない? pic.twitter.com/WL9R030vIg
— みお (@miomiopyonkichi) March 6, 2017
時々回ってくるチョイ役での出演をこなし、牛丼チェーン「吉野家」のアルバイトで食いつないでいました。
そんな時に出演した初めての映画は、1981年に公開された井筒和幸監督の「ガキ帝国」でした。
國村さんは鉄くずを盗む朝鮮人窃盗団のリーダーという役所でした。
ガキ帝国の國村隼、カッケー! pic.twitter.com/c4AhNiykgN
— M(ï)U*†aMũRⒶ (@fcmiu) August 29, 2013
ほんの少ししか出番はありませんでしたが、20代の頃のかっこいい姿が映っています。
「ガキ帝国」は当時若者に大人気だった島田紳助・松本竜助のコンビが主役でしたが制作費が1000万円しかなく、撮影許可も取らずにゲリラ撮影をしたり、警察から追われながらの撮影をしたりなど、今でも印象深い現場だったと語っていました。
テレビドラマでは「必殺仕事人」や「心はいつもラムネ色」、「家族あわせ」などのヒットドラマに出演していますが、全てチョイ役での出演でした。
20代の國村隼さんは、俳優としては芽が出ることはありませんでした。
転機になったハリウッド映画「ブラックレイン」への出演
俳優としては目が出ず、アルバイト生活をしていた國村隼さんですが、30歳を迎えると、先の人生の事を考え始めました。
そんな時、新聞にハリウッド映画のオーディションの情報が掲載されていました。
このオーディションに受からなければ俳優の道は諦めようと決めて受けたオーディションでしたが、見事合格を勝ち取りました。
こうして1989年に公開されたハリウッド映画「ブラックレイン」に出演する事になったのでした。
今では重厚な役を演ずる國村隼さんも『ブラックレイン』では佐藤(優作)の配下役で、まだまだチンピラな若造🤭#松田優作 #命日 pic.twitter.com/WVJMHtFBAt
— ⭐️イチ⭐️ 😼👆💫…😎🥃 🙇🏻♂️ (@forever_yukiko) November 5, 2021
役所としては松田優作さん演じるヤクザの手下のチンピラ役で出番は多くありませんでしたが、爪痕を残しました。
撮影でLAに滞在した際には松田優作さんに可愛がられ、食事などに連れていってもらったそうです。
その中で演技や映画について談義し、松田優作さんに色々な事を教えてもらい、俳優としてしっかり生きていこうと決意を固めたそうです。
「ブラックレイン」は世界中で大ヒットを記録しました。
「ブラックレイン」での國村さんの演技を見て、海外からの映画出演のオファーが舞い込むようになり、国際的な俳優へとステップアップしたのです。
その後も「キル・ビル」や「KOKORO」、「哭声/コクソン」などの海外の映画での活躍が有名です。
日本国内でもドラマや映画に引っ張りだこの、実力派人気俳優になりました。
高い演技力だが、滑舌が悪い?
國村隼さんの演技力は高いと言われています。
普通のおじいさんからヤクザの親分まで、コメディからシリアス、サイコパスな役まで演じ分けてしまう演技力はさすがです。
また、重厚な雰囲気と説得力のある存在感で、作品に箔を持たせられる俳優さんではないでしょうか。
ですが、滑舌が良くないと言われている事があります。
たしかにハッキリクッキリと発音するタイプではないとは思いますが、何をいっているか聞き取れないわけではないと思われます。
ドンと構え、落ち着き払った役柄が多いためにそう思われたのかもしれません。
2023年は68歳の國村隼さんですが、これからもお元気にたくさんの作品で素晴らしい演技を見せてほしいですね。
関連記事
國村隼の結婚歴は不明。元妻や娘・息子の噂に証拠なし。彼女の目撃なく独身説あり
國村隼の国籍は日本。英語力や韓国人気がすごい。出身地の1つは富田林市
國村隼、病気ではなく現在も活動。愛車遍歴にポルシェ2台。所属事務所は閉業
いしだあゆみの現在。食事はお菓子で住まいを断捨離?デビュー当時の若い頃はタレントだった
石橋蓮司、兄弟は石橋凌?若い頃がイケメン、子役からの経歴まとめ