王貞治の国籍は中国人？台湾での人気は高くない？死別した双子の姉、兄弟について

王貞治(おうさだはる)さんは日本だけでなくアジアやアメリカでも知られていますが、名前の響きからも分かるようにルーツは日本ではありません。

今回は王さんの国籍や兄弟、双子の姉などプライベートについてリサーチしていきます。

王貞治のプロフィール

この投稿をInstagramで見る
櫻井彩夏@香川橙魂党(@ayaka_sakurai.giants31)がシェアした投稿

本名：王貞治 (おうさだはる)

出身地：東京府東京市本所区 (現・東京都墨田区)

生年月日：1940年5月20日

投球・打席：左投左打

ポジション：一塁手

所属球団(選手歴)：読売ジャイアンツ (1959～1980)

王貞治の国籍は中国人？それとも台湾人？
台湾での人気がそれほど高くない？
王貞治の双子の姉や兄弟について

王貞治の国籍は中国人？それとも台湾人？

名前の響きから分かる通り王貞治さんは日本国籍を有していませんが、ルーツとなった血縁や国籍については「中国人」だという噂が多く流れていました。

父親は王仕福(しふく)さんといい、1922年に中国浙江(せっこう)省から来日をしています。

1923年9月1日に発生した関東大震災で生じたトラブルによって国外退去になりましたが密入国で日本へ戻り、苦難の日々を乗り越えて東京墨田区にラーメン店「五十番」を開業。

私生活では職場の中華料理店で同僚だった当住登美(とうずみとみ)さんと結婚をしています。

ここで気になるのは父・仕福さんの国籍ですが、登美さんと結婚をしてからも日本国籍に帰化することなく「中華民国(国籍)」のまま亡くなっていました。

王さんは自身の知名度が高まったことで国籍変更が政治的に利用されることを気にしており、自身のルーツや国籍について詳しく言及することはほとんどありません。

過去に娘の王理恵さんは”父の国籍は中華民国のまま”と発言している点を考えると、2023年現在も王さんの国籍は日本ではなく中華民国のままである可能性が高いでしょう。

ただ、中華民国国籍とは言っても今の時代のような台湾人ではなく、あくまで中国浙江省にルーツを持つ中国人が中華民国の国籍を有している点が大きなポイントです。

歴史の勉強になるので詳細は割愛しますが、仕福さんが生まれた当時は全ての中国人が中華民国人であり、内戦によって中華民国政府が台湾に逃れたことで「台湾人」が生まれました。

それらの歴史を踏まえると、王さんは台湾人ではなく中華民国国籍の中国人と言えるでしょう。

台湾での人気がそれほど高くない？

日本人の感覚からすると王貞治さんは国籍を有する台湾でも大変な人気を誇っていると想像しますが、意外にも現地での知名度や人気は日本国内に比べると高くないそうです。

人気が高くはないと言っても「国民的英雄」というイメージと比べたときの話であり、台湾の野球ファンや野球界では日本と同様にスーパースターとして扱われていました。

2009年2月に台湾政府から二等景星勲章を授与され、2015年には「台湾棒球名人堂(野球殿堂)」入りを果たすなど現役時代の功績が高く評価されています。

王貞治氏、台湾版「野球殿堂」入り今年唯一の表彰者 | 芸能スポーツ | 中央社フォーカス台湾 MOBILE http://t.co/yNwmptSqri pic.twitter.com/DGUHQDehKB
— 普通のNYAN 國場結いまーる〈チーム沖縄〉 (@MARINA89583987) January 13, 2015