津村記久子は結婚せず独身。パワハラで退職&芥川賞作家の経歴。サッカー小説が話題

2009年に小説『ポトスライムの舟』で芥川賞を受賞した津村記久子(つむら きくこ)さん。

会社員時代の体験を土台に、働く人を題材とした小説を多く執筆してきました。

気になる私生活について、結婚、パワハラを受けたことによる退職の詳細を見ていき、芥川賞受賞までの経歴をまとめます。

併せて、従来の作品とは毛色の異なる、サッカーをテーマにした小説について紹介します。

津村記久子のプロフィール

本名:津村記久子

生年月日:1978年1月23日

身長:不明

出身地:大阪府大阪市

最終学歴:大谷大学文学部国際文化学科

津村記久子は結婚せず独身

まず津村さんの結婚について情報をまとめます。

2018年に読売新聞のインタビューを受けた際、独身であると話していました。

その後、結婚に関する情報は更新されていないため、43歳を迎えた2021年現在も独身のようです。

インタビューでは「不器用だから、35歳くらいまでは作家と会社員をやるだけで精一杯」だったと語っています。

会社員との兼業作家を続けた後、専業作家となりましたが、自宅でできる仕事のため出会いのチャンスはさらに減ったのでしょう。

周囲の同世代が結婚していく中、独身であることに焦りを感じたことはあるそうです。

しかし無理に結婚したいほどの願望はないとのこと。

また子供は好きですが、「出産したい」という気持ちは強くないといいます。

自身としては「人生は全部得られなくて当たり前。小説家になれただけで十分」と考えているそうです。

天職に出合えたことが最大の幸運だったのだから、結婚するよりも、仕事に専念することが幸せなのでしょう。

津村記久子はパワハラで会社を退職

津村さんは会社員だった頃に上司からパワハラを受け、退職した経験があります。

パワハラを受けたのは新卒で入った印刷会社で、入社からわずか9か月で退職したそうです。

罵声を浴びたり、上司のミスを自分のせいにされたりと、耐え難い体験をしたといいます。

このような体験をすれば、短期で退職したのも無理はありませんね。

失業保険をもらうために大阪市のハローワークへ行ったところ、係の人にすすめられて職業訓練に申し込みました。

さらにカウンセリングも受けられることを知り、利用することに。

カウンセラーに「一生働けない気がする」と相談したそうです。

津村さんはわずか23歳で挫折したことで、働く自信を喪失してしまったのでした。

カウンセラーは親身に話を聞いてくれ、「適性検査の結果を見る限り大丈夫」と励ましてくれました。

さらに「火曜日と金曜日が担当日だから、また来なさい」と言ってくれたそうです。

「カウンセリングは1回だけ」と聞いていたにもかかわらず、何度も話を聞いてくれる人がいると知り、津村さんは励まされました。

こうして逆境を乗り越えた結果、無事に別の会社へ転職。

会社員となり、さらに小説を書き始め、兼業作家としてデビューできたのです。

カウンセリングのおかげで再スタートを切ることができ、道を切り拓けたのですね。

津村記久子の芥川賞受賞までの経歴

津村さんは2005年に『マンイーター』で太宰治賞に輝き、小説家としてデビューを果たしました。

その後も2社目の会社で働き続け、2012年に退職して専業作家となるまで、10年半も勤務しました。

兼業作家をしていた理由は「年金や保険が心配」だったためだそうです。

小説家は不安定な仕事ですから、特に駆け出しの頃は年金や保険料を払えなくなる可能性がありますね。

また会社で面白い出来事もあったため、「辞めたい」と考えるようにはならなかったそうです。

当時勤めていたのは土木関係の会社で、津村さんは製本係でした。

会社の情報を文章でまとめたり、カタログやパンフレットを編集したりしていたのでしょう。


文章に携わる点は小説家と同じなため、仕事は楽しかったのでしょうね。

ただ会社の人に「小説を書いているの?」と聞かれるのが恥ずかしかったため、「書いていません」と否定していたそうです。

確かに会社の人に小説を読まれると、自身の深い内面まで知られてしまうため、やや恥ずかしいですね。

2009年に『ポトスライムの舟』で芥川賞を受賞。

工場勤務の会社員が、年収と世界一周旅行の費用が同額であることに気付くというストーリーでした。

シリアスな作品も多い中、本作はユーモアに満ちた脱力系の小説で、読んでいると働くことが楽しくなるかもしれません。

津村さんはパワハラからの失業という苦い経験を乗り越え、働くことを肯定できる境地にまで至ったのでした。


芥川賞受賞後も3年は兼業作家を続けていたことから、会社員生活に愛着がわいていたことがうかがえますね。

サッカー小説『ディス・イズ・ザ・デイ』

働くことがテーマの勤労小説を書いてきた津村さんですが、珍しくサッカーを題材とした小説を書いたことがあります。

『ディス・イズ・ザ・デイ』は、サッカークラブを応援しているファン・サポーターを描いたオムニバス小説集です。

サッカーファンなら誰もが共感できるストーリーとして高く評価され、2019年のサッカー本大賞を受賞しました。

津村さん自身も海外サッカーのファンですから、一度は書いてみたかったテーマなのでしょうね。

ただ朝日新聞に同作を連載する際、サッカーの知識がない読者も楽しめるよう、専門用語を控えるのが難しかったそうです。

「ボレーシュート」「クロスを入れる」など、サッカー好きにはおなじみの言葉を、分かりやすい表現に変換する必要がありました。

試行錯誤をしながら書き進め、サッカーが好きではない人も魅了するほどの名作が誕生したのです。


筆者も本作を読みましたが、サッカーの知識がなくても夢中で読み進められました。

津村さんの小説は会社、サッカーなど、毎回異なるテーマであっても、人生の機微を描いた点は共通しています。

挫折して前進できない人も、生きるヒントが得られる作品が必ずあるため、ぜひ津村作品を手に取ってみてくださいね。

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