川上未映子、夫の阿部和重とは再婚。宮本浩次と結婚の噂なぜ?息子の言葉に号泣

2019年夏に刊行した長編『夏物語』が世界で反響を呼んだ芥川賞作家の川上未映子(かわかみ みえこ)さん。

同じく芥川賞作家で夫の阿部和重さんと息子について取り上げます。

また、なぜか結婚相手と勘違いされているエレカシの宮本浩次さんについてもみていきます。

誤解を招いた原因はいったい何だったのでしょうか。

川上未映子のプロフィール

本名: 川上三枝子(かわかみ みえこ)

生年月日: 1976年8月29日

出身地: 大阪府大阪市城東区

最終学歴: 大阪市立工芸高等学校

川上未映子の夫は芥川賞作家の阿部和重

川上未映子さんには二度の結婚歴があります。

初婚は2006年、お相手は所属レコード会社ビクターエンターテイメントの元担当者でした。

川上さんは2002年に川上三枝子名義で歌手デビューしており、アルバム『うちにかえろう~Free Flowers~』をリリースしています。


最初の夫と2010年10月に離婚したあと、ちょうど1年後の10月に再婚したお相手が8歳年上の阿部和重さんです。

史上初の芥川賞作家同士の結婚として注目を浴びましたね。

阿部さんも離婚歴があり、ともに再婚の授かり婚でした。

出会いは2008年10月に行われた文芸誌「早稲田文学」のシンポジウム。

阿部さんは「グランド・フィナーレ」で芥川賞を受賞した小説家であり、映画評論家でもあります。

インタビューでは夫のことを「阿部ちゃん」と呼ぶ川上未映子さん。

戸籍制度に反対している川上さんらしく、籍を入れたのは入籍を希望する夫に根負けしてのことでした。

相手がどうしても入籍したいという考えだったので、平行線のままでもしょうがないと、私が折れることになりました。

2019年7月には『夏物語』を上梓した川上未映子さん。

2008年の芥川賞受賞作『乳と卵』で描いた女性たちを再び登場させ、生殖医療をめぐるシリアスな倫理問題に踏み込みました。

同作は毎日出版文化賞を受賞し、20か国以上で翻訳され絶賛を浴びています。

2回目の離婚を回避できた理由

再婚後の川上さんは離婚を発表しておらず、2023年現在も阿部さんとの夫婦生活を続けています。

しかし、離婚危機はあったようです。

出産後の約5年間、阿部さんとの衝突が多くなったという川上さん。


産後の体調不良によって普段の優しさが消え、攻撃的になっていたようですね。

体調が回復し、子供に手がかからなくなったことで精神的にも落ち着き、夫婦喧嘩の頻度はようやく減ったのだとか。

しかし、激しい喧嘩を繰り返していた頃は離婚を考えたそうです。

5年の間、高頻度で口論が起きていたとすれば、嫌にならない方が不思議ですね。

それでも、川上さんが再び離婚を発表することはありませんでした。

踏みとどまった理由は子供にあるようです。

でも、うちは大人がわたしと夫だけだったので、別れると子育ての手が足りないという端的な事実があったんです(笑) 。

確かに、育てるのが夫婦だけとなれば、簡単に別れることはできないでしょう。

世の中には離婚して1人で育てる人もいるわけですが、そんな人たちの苦労話はよく聞くものです。

夫婦で協力していれば問題なくできることが、1人になって困難になることもあるはず。

人手が足りず余裕がなくなれば、「こんな子育てをするはずでは」といったリスクも出てくるわけです。

子供のためは、離婚しなくて正解だったのでしょうね。

ちなみに、子供が大きくなって精神的に落ち着いてからは、阿部さんの良い面も再確認できたという川上さん。

喧嘩の勢いですぐ別れなかったからこそ、人としての魅力を見つめ直すことができたのかもしれません。

努力しながら続ける結婚生活

離婚危機を乗り越えた川上さんは、夫婦関係のメンテナンスを心がけているのだとか。


しっかりコミュニケーションを取るようにしているらしく、そのとき思っていることを長文にまとめ、阿部さんにLINEで送っているそうです。

そんなときは、黙って自分だけがやっている家庭の仕事を、夫にもきちんと教えているようですね。

そうした話し合いの努力を怠らないことが、夫婦や家庭の崩壊を防ぐと考えている川上さん。

もちろん、子どもがいるときに言い争いをしないことや、話しやすい時間を選ぶのは大事だけれど、あきらめるのではなく、話し合うことを頑張りたいですね

家族の関係をずっと続けていくには、自分が好きなようにやるだけでなく、こうした工夫も必要なのかもしれませんね。

川上未映子、宮本浩次と結婚の噂はデマ

たいへんな読書家であり、移動の際は文庫本を携帯し、自宅には5000冊もの蔵書があるというエレファントカシマシの宮本浩次さん。

ネット上には「ミヤジは独身」「結婚を公表してない」「結婚相手は川上未映子」といったさまざまな噂が飛び交っていますが、断言できるのは三つめは間違いということです。

筆者はその昔、「ガストロンジャー」に魂を揺さぶられましたが、結婚事情ひとつでこれほどファンをモヤモヤさせるとはミヤジも罪な男です。

もともとエレファントカシマシの大ファンで、自分を勇気づける時にエレカシを聴いていたという川上未映子さん。

二人の結婚説が浮上したのは、どうやらお互いにラブコールを送り、二度の対談が実現したことにあるようです。

それらは2008年2月15日放送の『僕らの音楽』と雑誌『Papyrus』2008年4月号。

『僕らの音楽』では宮本浩次さんが川上未映子さんを、『Papyrus』では川上未映子さんが宮本浩次さんを指名したことから、これは両想いにちがいないと解釈されて結婚の噂に発展したのでしょう。

川上未映子が息子の言葉に号泣

川上未映子さんは2012年5月に男児を出産しました。


エッセイ『きみは赤ちゃん』は、35歳で経験した初めての妊娠、出産、育児についてが率直に語られており、母親の読者ばかりか未婚の読者からも多くの共感を呼んでいます。

子供を持ちたいと考えたことがなかった川上さんに心境の変化が訪れたのは、交際中の阿部和重さんに「子供がほしい」と告げられたことでした。

出産を選択したことに後悔はないものの、これほど大変だとは思ってもみなかったと語る川上未映子さん。

自分の時間がなくなることや眠れないことのつらさ、命を預かることの大変さは想像をはるかに超えていたと語ります。

この頃の川上さんは、前述のとおり阿部さんと頻繁に喧嘩をしたそうですが、それも無理はないでしょう。

けれども、子育てには大変なこともあるかわりに幸せとしか言いようのない瞬間もありました。

ある時、息子と一緒にお風呂に入っていると、「かあか、背中洗ってあげる」というかわいい声が。

小さい手で一生懸命に背中を洗ってくれる息子に恐縮しつつ、ドキドキしながらお礼を言うと、「いいんだよ、だってぼくは、かあかのために生まれてきたんだから」と答えた息子。

川上さんは、まさか生きているうちに誰かからこんな言葉をかけてもらえるとは思わず、息子の前で滝のように落涙。


現代社会に生きる女性を取り巻く問題にまっすぐに切り込んできた川上未映子さん。

子供という宝物を得た今後、小説家としての奥行きをさらに深くするとともに活躍の場も広げていくことでしょう。

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