曽野綾子の現在。自宅は田園調布、別荘は三浦半島。一人暮らしの様子

芥川賞候補となった小説『遠来の客たち』や、ベストセラーエッセイ『誰のために愛するか』の作者である曽野綾子(その あやこ)さん。

2023年に92歳を迎えますが、現在もお元気で過ごしているのでしょうか。

今回は曽野さんの近況、自宅が田園調布、別荘が三浦半島にあるという情報を確認します。

また夫の作家・三浦朱門さんが肺炎で亡くなった後、どのような様子で一人暮らしをしているのか見ていきます。

曽野綾子のプロフィール

カトリックの洗礼名:マリア・エリザベト

本名:三浦知壽子

生年月日:1931年9月17日

身長:不明 ※マリリン・モンローの検死時の測定値「166.4cm」と同じと称していた

出身地:東京府南葛飾郡本田町(現在の東京都葛飾区立石)

最終学歴:聖心女子大学文学部英文科

曽野綾子は現在、飼い猫と生活

曽野さんは年齢を重ねてからも、作家やNGOの代表などとして精力的に活動してきました。

90歳を超えてもなお元気に過ごしている様子です。

2017年に夫の三浦朱門さんが亡くなった後は、2匹の猫を飼い始めました。

スコティッシュフォールドの直助と雪です。


亡くなった夫の棚を整理していたときに見つけた12万円のへそくりを使い、猫を飼い始めたそうですよ。

年齢を重ねた結果、どうしても自分の寿命が来たとき、ペットを取り残してしまうことを気にする人は多いはず。

曽野さんはまだまだ元気に過ごす予定だからこそ、ペットを飼うという決断にも迷わなかったのかもしれませんね。

2020年に新型コロナウイルス感染症が流行すると、人と接しない生活スタイルが推奨されるようになります。

曽野さんは1人で生きることの大切さを語り続けてきたため、その考え方が注目される時代が来たと言えますね。

2021年には曽野さんの著作から文章を集めて編集された『ひとりなら、それでいいじゃない。』が出版されます。

先行きの見えない世の中でも、孤独を楽しんで生きることの大切さが伝わってくる書籍です。

ほかにも日々を自然に過ごす方法や人間関係のトラブルを解消する方法、穏やかに老後を送るためのヒントなどが詰まっています。

曽野さんは夫の三浦さんを在宅介護した末に看取っています。

1人になった後、寂しさに暮れて暗い晩年を過ごすよりも、1人の時間を豊かに生きていこうと考えているのでしょう。

曽野綾子の自宅は田園調布

曽野さんは3歳の頃から、東京都大田区の高級住宅街である田園調布3丁目に暮らしてきました。

父の町田英治郎は会社の重役だったため、箱入り娘として何不自由なく育ったのです。

三浦さんと結婚してからも変わらず田園調布で暮らし続け、約63年の結婚生活を送っています。

夫の葬儀も自宅で行いました。

夫婦はクリスチャンのため、葬儀では神父がハーモニカを奏でて、参列者が合唱したそうです。

親しい人たちに歌ってもらいながら、自宅から天国へ旅立った三浦さんの魂は、きっと幸せを感じていたに違いありませんね。

曽野綾子の別荘は三浦半島

曽野さんは田園調布の自宅のほかに、三浦半島にある小さな崖の上に別荘を所有しています。

1981年に建てられ、かつてペルーのフジモリ大統領が一時的に住んでいたとも噂されています。

ただし豪華な別荘ではなく、シンプルな平屋建ての一軒家です。

むしろ高級住宅街である田園調布の自宅の方が、立派な造りに設計されているのかもしれませんね。

曽野さんは別荘を仕事場として使っており、執筆に集中したいときは自宅からこの一軒家に移るようです。

優雅に休日を楽しむための建物ではなく、あくまでオフィスとして使っているため、別荘では忙しく働いているといいます。

近所に住むご夫婦が、近くの海でとれた魚介類や、農家からもらった野菜や果物を持って来てくれるそうです。

別荘は仕事場ではあるものの、ご夫婦と3人で食事を楽しむ場所としても理想的に違いありませんね。

曽野綾子の一人暮らしの様子

夫を看取ってから2年後、エッセイ『一人暮らし わたしの孤独のたのしみ方』が出版されました。

2匹の飼い猫とたわむれ、一汁一菜の健康的な食事をじっくり味わい、自身の半生に思いを馳せる。

エッセイからは曽野さんが、質素に、しかし豊かに生活を送っていることがうかがえます。

息子さんと一緒に暮らす選択肢もありましたが、あえて1人で自立した生活を送ることにこだわってきたようです。

社会貢献活動に全力を注いでいた曽野さんは、発展途上国の貧しい人々の生活を目の当たりにしてきました。

だからこそ衣食住に恵まれた自分の境遇に感謝し、誰からも面倒を見てもらえなくても文句を言わないことにしているのです。

ただ年齢的に、どうしても補佐が必要な場面も多い様子。

そのため仲良しの日系ブラジル人の女性や、秘書の女性に、雑務を手伝ってもらうことはあるそうです。

曽野さんは自身の生活スタイルを「2.5人暮らし」と名付けています。


「人に頼らない生き方」を提唱してきたものの、限界が来る前の段階で、適度にサポートしてもらうことにしているようです。

結局のところは、精神的に自立しながらも、適度に人を頼ることが大切なのかもしれませんね。

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