羽田 孜(はた つとむ)さんは2017年8月に波乱に満ちた人生を終えましたが、周囲では脳梗塞やアルツハイマーなどの病気が話題になっていました。
一部では葬儀費用に税金が投入されたという噂もあるそうなので、今回は羽田さんの死因や様々な病気、葬儀費用をリサーチしていくことにします。
羽田孜のプロフィール
本名:羽田 孜 (はた つとむ)
出身地:東京都大田区
生年月日:1935年8月24日
没年月日:2017年8月28日 (82歳没)
最終学歴:成城大学(経済学部)卒業
主な肩書:内閣総理大臣(第80代) / 外務大臣(第116代) / 大蔵大臣(第96代)
羽田孜の死因は老衰と発表
まずは羽田孜さんの死因について見ていきましょう。
2017年8月28日、突如として発表された羽田さんの死は世間に大きな衝撃を与え、注目された死因については「老衰」という具体的な説明がありました。
【訃報】羽田孜元首相、老衰のため自宅で死去 82歳https://t.co/XcaNDY2GfJ
政治改革の実現を唱えて自民党を離党し、1994年に非自民連立政権で首相を担ったが、在職日数は現行憲法下で最短の64日間だった。 pic.twitter.com/JByojvwBGU
— ライブドアニュース (@livedoornews) August 28, 2017
82歳で”老衰”ということに違和感を覚えた方がいらっしゃるのも当然で、老衰で亡くなる方の大半は90歳以上の高齢者です。
また、別の病気があったとしても様々な事情から死因を老衰にする場合があるそうなので、数ある死因の中でも少しあいまいな病気(症状)だと言えるでしょう。
一部では”認知症が原因では?”との声もあったそうですが、死亡診断書を記入した医師が”老衰”と記しているので素人が色々と詮索するのは適切ではありません。
ただ、認知症は脳の機能だけでなく身体機能や免疫機能を低下させる傾向があるので、結果として老衰と似たような形で死に至るという面があるのも事実です。
いずれにしても、遺族が老衰と発表しているので死因は老衰で間違いありません。
晩年は脳梗塞によるアルツハイマーを患っていた?
若い頃の羽田孜さんは「省エネルック」を着こなす健康的なイメージが強くありましたが、晩年は一気に老け込んでしまったことに驚きの声があがっていました。
中でも話題になったのは2011年に行われた民主党代表選挙での姿で、議員や関係者に介助されながら投票をしている様子にショックを受けた方も多かったそうです。
羽田孜こんな自分で投票できないくらいなのに連れ回して死去のニュースって🤔 pic.twitter.com/U4lOBx8VLU
— Dateman➽波動上昇 (@datemankun) August 28, 2017
歩行の様子や目の焦点が不安定なことから脳梗塞やアルツハイマーを心配する声もありました。
当時は病気について公にされていませんでしたが、亡くなってから”多発性脳梗塞”を発症していたことが大きく報じられ、晩年は闘病生活を送っていたことも明らかになっています。
もうひとつのアルツハイマー(認知症)について触れている報道は見当たりませんでしたが、脳梗塞や脳出血を起こすと脳血管性認知症を発症することがあるそうです。
医学的に見ると「アルツハイマー型認知症」と「脳血管性認知症」は違うらしく、中には両方を併発した混合型認知症という病気もあるので一概には言えません。
以上のことから、羽田さんが脳梗塞を患っていたことは間違いないですが、アルツハイマー(認知症)を発症していたかまでをここで断定することは困難です。
ちなみに、羽田さんの体が不自由だったことは永田町界隈でも知られており、かつて自民党で同僚だった森喜朗さんは驚きの発言をしていました。
森喜朗さんの女性蔑視発言が話題となっていますが、脳梗塞で半身不随となった羽田孜さんに対する侮辱発言が何より許せない
羽田さんに限らず病気や障害でお身体が不自由な方すべてを傷つける発言だと思います
パラリンピックの責任者としてそぐわないと思います 辞任されましたが#森喜朗 pic.twitter.com/Y1q2O3FJYM— Atsuya Ogawa🇺🇦 (@gawagawa56) February 14, 2021
このような発言をする人が総理やオリンピック・パラリンピックの責任者だったと思い出すだけで頭痛がしてきますね。
あえて皮肉を言えば、森さんに投票し続けた有権者の方が遥かに偉いでしょう。
羽田孜の葬儀費用に税金が投入されていた
最後に羽田孜さんの葬儀費用の一部に税金が投入されていた件を見ておきます。
羽田さんに限らず総理大臣まで務めた人は党や出身自治体の市民葬などが行われますが、その際に税金が葬儀費用の一部として使われることは珍しくありません。
その中でも特に有名なのは中曽根康弘さんの葬儀に約1億円もの税金が投入されたことでしょう。
一方、羽田さんの葬儀は2017年9月8日に行われた「羽田家と民進党の合同葬」と、名誉市民を務めていた上田市が主催した同年12月25日の「市公葬」があります。
民進党の合同葬で使われた葬儀費用は明らかになっていなかったものの、合同葬であれば半分を党が負担するので1,000万円前後の税金が投じられた可能性があります。
この点については”寄付や党員費などで賄った”と言われるとそうなりますが、その穴埋めに政党助成金などが使われるので結果的に見れば同じと言えるでしょうね。
また、上田市の市民葬(市公葬)については補正予算で費用が計上されており、市のホームページにある資料には「名誉市民市公葬:8,669(千円)」とあります。
実際に全額が使用されたかどうかは定かではありませんが、予算作成時点で866万円という税金が羽田さんの葬儀費用として計上されていることが分かりました。
もっとも、約40年にわたって国政に身を捧げた功績を考えれば決して法外な額ではありません。
ある意味で葬儀費用の少なさも羽田さんのクリーンさや清貧さを表していると言えますが、全ての政治家に同じような生き方を期待するのは酷なことでしょうね。
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