菅野よう子(かんのようこさん)は、アニメ「マクロス」関連作品や「攻殻機動隊」関連作品、数々のCM音楽などで知られる作曲家です。
音楽性の幅広さや、楽曲の唯一無二性から「天才作曲家」と言われています。
そんな菅野よう子さんの若い頃の活動や、最近の仕事の動向などについてお伝えします。
菅野よう子のプロフィール
本名:菅野洋子
生年月日:1963年(昭和38年)3月18日
身長:160cm
出身地:宮城県仙台市
最終学歴:早稲田大学第一文学部中退
所属事務所:グランドファンク
菅野よう子・天才作曲家の若い頃
菅野よう子さんは数々のアニメ劇伴やCMソング、またアーティストへの楽曲提供で知られています。
ジャンルの枠を感じさせない楽曲の広がり方や発想力、その独創性から「天才」と呼ばれています。
「菅野よう子」と書いて天才と読む
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海外での評価も非常に高く、現代ジャズ・フュージョンを牽引し世界に名を知られるパット・メセニーも、菅野よう子さんの楽曲の素晴らしさを認めているほどです。
すでに作曲をしていた幼少期
菅野よう子さんは2歳半頃から、親戚の家にあったピアノで作曲のような事をしていたそうです。
「まだ言葉で言えない事を音で表現していた。コミュニケーションの手段だったと思う。」とインタビューで思い起こしていました。
それを見ていたご両親が4歳の時にピアノを買ってくれ、ピアノ教室に通い始めたそうです。
ピアノの弾き方を教わる前に、すでに作曲を始めてしまっていたのですね。
芥川也寸志に言われた言葉
菅野よう子さんは4歳の時、ピアノの発表会で「あさ」という自作曲を弾きました。
その発表会には、芥川龍之介の三男で作曲家の芥川也寸志さんが来ていました。
自作曲について芥川也寸志さんから具体的なアドバイスをもらい、それを実践した時の衝撃を今でも覚えているそうです。
また、芥川也寸志さんから「もっと子供らしい曲を作りなさい」とも言われ、その言葉が大人になった今でも忘れられないそうです。
13歳から全く作曲をしなくなった
意外なことに、2歳からしていた作曲を13歳から20歳までは全くしていなかったそうです。
と言うのも、当時の菅野よう子さんの興味は文学にいっていました。
三島由紀夫や大江健三郎に傾倒し、三島由紀夫の文章を全てノートに書き写したりするなど、かなりディープな文学少女だったそうです。
菅野よう子さんのお父様が日本文学の研究家だったそうなので、少なからず影響があったのかもしれません。
ですが、1982年に早稲田大学に入学し、軽音楽サークルに入り音楽活動を再開させます。
そのサークルで組んだバンド活動に熱心になり、結局大学は1週間しか行かずに中退してしまいました。
「てつ100%」というバンドでデビューしていた
菅野よう子さんは、21歳の時に組んだバンド「てつ100%」でキーボードを担当し、1987年にCBSソニーからメジャーデビューしました。
てつ100%では半分近くの曲を作曲し、ブラスとストリングスの編曲も担当していました。
バンドのサウンド的にはファンクテイストのあるポップスという感じです。
4枚のアルバムを残し、1989年にバンドは解散してしまいます。
ですが、てつ100%を通じて知り合ったミュージシャンは、その後も長く菅野さんの作品に参加しています。
2011年から最近までNHK関連の仕事が続く
2011年の第62回NHK紅白歌合戦にテーマ曲「1231」を作曲して以降、NHK関連の仕事が続いています。
2012年にはNHK東日本大震災プロジェクトのテーマ曲「花は咲く」を作曲し、同年の第63回NHK紅白歌合戦では指揮者、審査員として参加しました。
2013年にはNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」の音楽を担当し、2017年にはNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の音楽を担当しました。
山中湖のスタジオ兼別荘が火事
2019年、菅野よう子さんの所有する山中湖の音楽スタジオが全焼したと報道されました。
以前から山中湖にスタジオを所有している事などはインタビューでも答えており、ファンを心配させました。
木造2階建て、約106平方メートルが火事で焼け、当時女性2人が利用していましたがケガなどはなかったようです。
女性2人の内1人は、菅野よう子さんだったのでしょうか。
菅野よう子さんの「カレーが食べたいから山中湖でレコーディングしよう!」の一言で、2007年マクロスFの仮歌の収録はビクター山中湖スタジオでおこなわれました。そこで録音した本番録りが「インフィニティ」です。17歳の時の歌声です。
(May'n甲府ライブのMCよりメモ。)— MIC(ミック) (@mic_goheimochi) July 12, 2014
菅野よう子さんが9年間プロデュースを務めた声優・坂本真綾さんの楽曲も、この山中湖を使ってレコーディングされていたそうです。
また、時期的に「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」にて奉祝曲を作曲する事も決まっていたため、楽曲のデータなどが無事だったのかも心配されました。
この火事に関して菅野よう子さんからの公式な発表などは特にないまま、2023年現在まで至っています。
エヴァ関連の仕事はしていない
アニメ劇伴での仕事が特に有名なため、エヴァンゲリオンの音楽も菅野よう子さんによるものと言われることがあります。
しかし、これは間違いです。
エヴァンゲリオンの音楽は、鷺巣詩郎さんによるものです。
鷺巣詩郎さんもエヴァンゲリオン関連以外でも「シン・ゴジラ」など、数々の映画音楽で有名です。
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