富野由悠季、宮崎駿・安彦良和・庵野秀明との関係とは。ガンダムのハリウッド進出は?

富野由悠季(とみの よしゆき)さんと言えばガンダムや鉄腕アトムといったロボットアニメ界で有名で、活動や名言を通じて多くのクリエイターに影響を与えています。

今回は富野由悠季さんの名言やハリウッド進出についての情報や、宮崎駿さんや庵野秀明さんなどクリエイターとの関係について見て行きます。

富野由悠季と宮崎駿の関係

富野由悠季さんと宮崎駿さんは同い年(宮崎駿さんは早生まれなので学年は1つ上)で、同じ仕事をしている事からかなり意識していたそうです。


どちらかといえば富野由悠季さんが一方的にライバル意識を持ち、作品や手法に対して批判をしたりもしています。

このライバル意識は「嫉妬や憎しみ」ではなく、むしろ自分より優れていて乗り越えるべき存在と位置付けていました。

後に「機動戦士ガンダム」を制作した際には「コナンを潰すのが目標」と勢いよく語っていましたが、ガンダムの放送終了時に本音をこぼしていました。

ついにコナンは一度も抜けなかった

富野由悠季さんは反発心が強く、言葉が荒れがちで話題になってしまいます。

しかし、そこまで反発したり意識したりするのは相手を認めている証拠でもありますよね。

富野由悠季と安彦良和や庵野秀明との関係

富野由悠季さんと安彦 良和(やすひこ よしかず)さんは機動戦士ガンダムや勇者ライディーンでタッグを組んで活躍しました。

監督としての富野由悠季さんは思ったことをドンドン作品に入れたがるタイプで、作画などで現場を担当していた安彦良和さんは苦労したそうです(笑)

作品を巡って衝突する事が多かったそうですが、ふたりとも個性的なタイプなので当然かもしれませんよね。

しかし、安彦良和さんは富野由悠季さんに対して尊敬の思いを持っており、独特の表現で語っていました。

僕は世界の誰よりも富野由悠季をリスペクトしていると自負しています。こういうことを言うのは問題かもしれないけど、僕の中にいる38年前の”富野喜幸 ※当時のペンネーム” ですよ。その後に彼がどうなっているか、今どうかは知らない

38年前と指定してる点が面白いですが、当時の富野由悠季さんがそれほど個性と才能に満ちていた人間だったという事でしょうね。

現在でも交流はあるものの、ガンダムについて特に触れる事はお互いに無いそうです。

もうひとりのクリエーター、庵野 秀明(あんの ひであき)さんの作品に対して富野由悠季さんは批判的なコメントをしていました。

新世紀エヴァンゲリオンは病的。イデオンなどの後継的な作品とは言って欲しくない

エヴァンゲリオンは今までのロボットアニメとはかなり違うテイストの作品で、同業者からの評価もかなり分かれていました。

しかし、富野由悠季さんは庵野秀明さん個人に対しては共感する部分が多いらしく、気が合う感じの師弟関係のようなものになっていました。

その後は雑誌の対談などで宮崎駿さんの作風に文句を言って意気投合していました(笑)

富野由悠季さんは実写映画に強い思い入れがあり、自分のできなかった事をやり続ける庵野秀明さんを評価しているのかも知れません。

富野由悠季がガンダムでハリウッドへ進出した?

2014年1月21日に富野由悠季さんが都内で記者会見を開き、アメリカ・ハリウッドで新作映画を製作すると発表しました。

自身も参加している日本のプロデューサー集団「オオカゼノオコルサマ」と、映画「アバター」などを手掛けた「Legacy Effects」の業務提携が実現しました。

業務提携の第一作の監督として富野由悠季さんに決まりましたが、具体的な作品名は権利関係で公開できないとコメントしていました。

富野由悠季さんはガンダム系のリメイクを匂わせていましたが、この記者会見後は特に続報が出ていませんでした。

ネット上でも「オオカゼノオコルサマ」に対して違和感を持っている人が多いのが印象的でした。

実際に「オオカゼノオコルサマ」の公式サイトを見てもトップページしか表示されず、実質的に閉鎖されている様子。

さらに、2018年7月にガンダムの権利を持つ「サンライズ」がハリウッドで「機動戦士ガンダム」の実写映画化を発表していました。

この点から見ても、富野由悠季さんが制作予定だったハリウッド作品は中止になった可能性が高いと思われます。

もしかすると水面下で進んでいることも考えられますが、すでに発表から5年経過しているので制作している可能性は低いでしょうね。

富野由悠季の名言

富野 由悠季さんはアニメ監督に留まらず脚本家や作詞家、小説家としての一面も持っています。

考え方や世界観も独特ですが、作詞家や小説家でもあるので「言葉」で心情を表現する事が多く、その言葉が名言となってファンだけでなく同業者にも響いています。

観客に迎合することは、観客を舐めていることではないか

非常にシンプルな言葉ですが、この言葉はクリエイターの心にかなり響いたのではないでしょうか。

失敗したときは、他人の意見を優先させなさい。失敗したのは、自分の考えで失敗したのですから

これはクリエーターに限らず、私たちのような一般人にも通じる名言でしょう。

確かに、自分の中で明確に失敗原因が分かっていない場合は他人の意見が大事ですよね。

クリエイターに限らず、才能は育てられないものなんです。自分が気付いて改善するしかない

才能という物は生まれ持ったものであり、伸ばすものでは無く開花させられるかどうかだと思います。

頼るべきは原理原則


これは”基本に忠実であれ”と同じ意味であり、何事も地道にコツコツと積み重ねることが成功の近道といったところでしょうね。

富野由悠季さんの名言はシンプルに「運や偶然に頼らず、真面目に仕事に向き合うべし」といった感じでした。

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