90年代、『Love Letter』『PiCNiC』『スワロウテイル』などの作品を次々と送り出し、日本映画界でひときわ脚光を浴びていた岩井俊二(いわいしゅんじ)監督。
淡く美しい独独の映像美は海外でも高い評価を得ています。
そんな岩井監督のプライベートについてはあまり知られていませんね。
今回は岩井監督の結婚歴、妻、息子の情報とともに、作品に出演した夏目ナナさんや気になる新作について取り上げます。
岩井俊二監督作品に元AV女優・夏目ナナが出演していた!
夏目ナナさんは2016年の岩井俊二監督作品『リップヴァンウィンクルの花嫁』で、AV女優のマネージャー・恒吉冴子役を演じました。
夏目ナナさんという芸能人をよく知らない人のために、ここで簡単な経歴を紹介しましょう。
夏目ナナさんは1980年生まれのタレント、女優で、元AV女優です。
テレビレポーターを経てAV女優に転向し、並行してテレビ番組にも出演。
2007年にAV女優を引退してからはタレント、女優として活動しています。
主な作品は、テレビドラマ『怨み屋本舗REBOOT』、映画『鎧 サムライゾンビ』『KING GAME』など。
ちょっと気の強そうな整ったルックスと、Gカップのグラマラスボディの持ち主です。
夏目ナナさんはまた、女性誌『anan』の人気企画であるセックス特集の付録だった女性向けDVDにも出演していました。
当時は女性向けAVが浸透していない頃でしたが、こうした新しいジャンルが確立されるきっかけになったといわれています。
2006年には歌手デビューも果たし、山下久美子さんの『赤道小町ドキッ』をカバーしたシングルもリリース。
『リップヴァンウィンクルの花嫁』で演じたAV女優のマネージャー・恒吉冴子役は、冴子自身も元AV女優と解釈できる役どころであり、また演者自身の経歴もオーバーラップすることから、味わい深いものがありました。
夏目ナナさんの姉御肌な演技も魅力的でしたね。
岩井俊二監督の新作、『Last Letter』
1995年に公開された、岩井俊二監督初の長編映画『Love Letter』。
待望の新作は、そのアンサー映画となる『Last Letter』。
岩井監督自らが手がけた原作小説『ラストレター』の映画化です。
岩井監督は、
「SNSでやり取りできてしまうこの時代にあって、手紙を使った物語は現代においては不可能だと思っていましたが、ある日それを可能にするアイディアを思いついてしまったところからこの物語の構想がスタートしました」
と説明。
夏の仙台を舞台に、手紙の行き違いをきっかけにはじまった二つの世代の男女の恋愛が描かれます。
『Love Letter』公開当時は手紙のやりとりがあった時代でした。
通信手段の激変によりSNSが主流となった現在、手紙を使ったラブストーリーをどう描くのでしょうか。
川村元気プロデューサーは、
「とにかく脚本が面白い。
ラブレターの誤配送にギミック(仕掛け)がある。
三角文通の面白さがある」
とコメント。
新作『Last Letter』は監督自身の原体験をふんだんに盛り込みつつ、SNS全盛の現在だからこそ描かれた、集大成ともいえる作品だそうです。
俳優陣は松たか子さん、広瀬すずさん、福山雅治さん、神木隆之介さんほか。
すでに2018年の夏より岩井監督の故郷である宮城県で撮影に入っており、とても良い画が撮れているとのことです。
岩井監督から出演を熱望された福山雅治さんは、今回が岩井組に初参加となりました。
「唯一無二の美しさで描かれる岩井監督作品への初参加、そして、松さんとは、およそ20年ぶりにご一緒させていただけること、それぞれの出会いにとても興奮しています。
監督からオファーをいただいた役柄は、監督自身のドキュメントを色濃く反映しているキャラクターだと感じています。
その役を、監督の故郷である夏の仙台で撮る。
岩井監督が平成最後の夏に『Last Letter』という作品を撮られることの意味、そして、その現場に立ち会えることの幸運を、全身で感じながら撮影に臨ませていただきます」
『Last Letter』は2020年公開予定です。
岩井俊二は結婚している? 妻、息子について
2015年11月22日に放送されたトーク番組『僕らの時代』の中で、岩井俊二監督は、二度結婚しており、20歳の子どもがいると発言しています。
父親になったのは長編映画デビュー作『Love Letter』の頃ですね。
32歳の時でしょうか。
岩井監督の家族に関する情報はほとんどなく、現在二人目の妻と婚姻関係が継続しているかどうかは不明です。
息子はJUNGLE TOKYO所属のモデル・酒井樹(さかいいつき)さん。
以前ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)が展開するブランド、Ground Y(グラウンド ワイ)の2017年春夏コレクションで、父親である岩井監督とともにモデルを務めました。
同ブランドに「ファミリー」というコンセプトが新たに加わり、リニューアルしたことを記念して、16組の様々な「ファミリー」をモデルに迎えた企画でした。
樹さんのツイート内容から推測すると、誕生日は1995年2月11日のようです。
映画監督になるためには、普通は助監督という長い道のりを必要とするものですが、岩井監督はレコード会社に自作品のビデオを持ち込んで売り込んだといいます。
みんなが集まるところでは目立たないけれど、違うところから狼煙を上げれば目立つのではないかと考えたそうです。
そこからテレビドラマや映画へと世界が広がっていったのですね。
自身の集大成という新作が楽しみです。
周防正行と草刈民代が結婚。子供&自宅について。事務所はどこ?
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