アニメ化もされた大ヒット漫画『ヒカルの碁』の原作者で、自身も漫画家として活動実績があるほったゆみさん。
小学6年生の進藤ヒカルが、平安時代の天才棋士・藤原佐為(ふじわらのさい)に取りつかれる同作。
今なお人気を獲得し続けていますが、打ち切りに近い形で連載が終了し、ほったさんの名前を聞くことも少なくなりました。
今回は2023年現在、ほったさんがどのように過ごしているのか見ていきます。
また天才と呼ばれる理由、デスノートとの関係、『ヒカルの碁』の連載終了理由、死亡説について順に確認します。
なお「ほったゆみ」は堀田清成さん、堀田由美さんの夫婦共同ペンネームですが、この記事では由美さんについて解説します。
ヒカルの碁、全巻届きました。
めちゃくちゃ面白い!!!小畑健先生とほったゆみ先生、大好きです pic.twitter.com/uCjlIXWjp9
— 野島透也 (@nojimatoya) April 4, 2021
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ほったゆみのプロフィール
本名:堀田由美
生年月日:1957年10月15日
身長:非公表
出身地:愛知県岡崎市
最終学歴:非公表
ほったゆみは現在、名古屋市に在住
ほったさんは愛知県岡崎市出身で、2023年現在は名古屋市で暮らしています。
かつてほったさんは、名古屋市にある日本棋院中部総本部に所属していた水野芳香四段の教室に通っていました。
自身が囲碁を習った経験から『ヒカルの碁』が生まれたのです。
「#ヒカルの碁」14、15巻、#進藤ヒカル のライバル #塔矢アキラ が対局のため訪れた名古屋。#日本棋院中部総本部 が登場します。#新聖地めぐり 10月6日の読売新聞愛知・岐阜・三重版掲載#ほったゆみ #小畑健 #少年ジャンプhttps://t.co/yS19kcq6Hy
— 読売新聞中部支社編集センター (@chubu_yomi) October 5, 2022
天才囲碁棋士の霊に取りつかれたヒカルが、囲碁の世界で才能を開花させる「週刊少年ジャンプ」の大人気漫画『ヒカルの碁』。
第14~15巻に登場する日本棋院中部総本部は、実際にほったさんが目にした建物というだけあり、精緻に描かれていました。
総本部の外観から対局場の内部、当時の職員の姿まで、丁寧に描写されています。
会場の日本棋院中部総本部3階は、「ヒカルの碁」で塔矢アキラくんが対局で来た場所です。建物の内装まで忠実に描かれているのがあの漫画のすごいところの一つです。塔矢くんが座ったと思われる場所に座ってみました。(柳澤) pic.twitter.com/raCHWDuSlj
— 日本棋院若手棋士 (@wakatekishi_igo) March 17, 2018
ヒカルの碁(2001-2003) 59話
日本棋院中部総本部(名古屋市東区)
東片端交差点、地下鉄桜通線の高岳駅まで歩いていく塔矢アキラ。 pic.twitter.com/1goXfSFNKP— Ruby & Emmeline (@ruby_emy) June 2, 2017
原作者であるほったさんが実物の写真を撮影したため、作画担当の小畑健さんは迷わず、リアルに描くことができたのでしょう。
囲碁ブームを巻き起こしたほったさんですが、連載終了後はあまり目立った活動をしていません。
ただ2013年からは週刊少年ジャンプで『はじマン チャレンジ!はじめてのマンガ』の連載を開始しました。
ほったさんが、漫画家志望者向けに描き方の基本をゆるく解説する漫画です。
今は『ヒカルの碁』の印税や映像化の際の使用料などで生活しつつ、漫画家としてはゆるく活動している様子ですね。
ほったゆみは心理描写の天才
ほったさんは人間関係の機微や心理描写など、人の繊細な内面を描く天才とされています。
特にキャラクターがスランプに陥ったときの描写は生々しく、かつての挫折経験をまざまざと思い出した読者もいるほど。
『ヒカルの碁』でも主人公の葛藤や紆余曲折が描き込まれており、ほったさんが人生経験の豊富な人であることがうかがえます。
ただ人生経験が豊富なだけでは、それを多くの人の胸に迫るストーリーに落とし込むことは難しいでしょう。
したがって、ほったさんはストーリーテラーとしての才能に恵まれていることになります。
さらに棋士の苦悩を表現するために取材を重ね、構成を練るという努力も土台にしつつ、天才的な描写力で人の内面を描き切ったのですね。
ほったゆみはデスノートの作者ではない
ほったさんを大ヒット漫画『デスノート(DEATH NOTE)』の作者だと考えた人は多いようです。
『デスノート』と『ヒカルの碁』を読み比べた人は、絵柄が似ていることに気づいたかもしれません。
そのため両作を同じ作者の漫画だと考えた人もいるのでしょう。
『ヒカルの碁』の漫画を描いたのは先述の通り、小畑健さんです。
そして小畑さんは『デスノート』の作画も担当しているため、いずれも同じ漫画家が描いたことは事実でした。
【速報】「画業30周年記念 小畑健展 NEVER COMPLETE」開催決定🎉
『ヒカルの碁』『DEATH NOTE』『バクマン。』などの大ヒット作で知られ、その類稀なる「画力」で勝負し続ける漫画家・小畑健。東京・新潟・大阪と巡回した展覧会が、いよいよ秋田で開幕!
会期: 2020年3月20日(金・祝)~5月31日(日) pic.twitter.com/0gcfcAQwu2
— 横手市増田まんが美術館(公式)Japanese Manga Museum of Art (@m_mangamuseum) February 4, 2020
しかしほったさんは『デスノート』とは無関係です。
ほったさんも漫画家ではありますが、『ヒカルの碁』ではあくまで原作担当者で、絵を描いたわけではありません。
また『デスノート』の原作担当者は大場つぐみさんですので、ほったさんは『デスノート』に一切関与していませんでした。
ただ絵柄が同じであれば「同じ作者だったんだ」と勘違いしてしまうのは当然ですね。
ほったゆみのヒカルの碁は打ち切りか
原作者のほったさん、漫画担当の小畑さんによって生み出された『ヒカルの碁』。
「神の一手を極めたい」と考える幽霊・藤原佐為が、ヒカルの身体に移って対局するという斬新な物語は高く評価されました。
小学館漫画賞や手塚治虫文化賞新生賞を受賞し、フランスや中国、アメリカなどで翻訳され、世界中で愛されている作品です。
単行本は全23巻が出版され、累計発行部数は2,500万部を突破しました。
しかし作品のキーパーソンであり、人気キャラクターでもあった藤原佐為は、15巻で出番がなくなっています。
そこから17巻までの間は、佐為を失ったヒカルが立ち直るまでが描かれました。
ここで人気が下落してしまったようで、連載は打ち切りのような形で終わっているのです。
アニメがまだ続いていたため、漫画も続けざるを得なかった結果、最後の方は退屈なストーリーになってしまったという説もあります。
佐為が消えた辺りで連載を終了した方が良かったものの、無理に連載を続け、徐々に人気が下火になったようです。
ただしそのような事情を考慮しても、『ヒカルの碁』が時代を超えて人々の胸を打ち続ける名作であることに変わりはありません。
囲碁ブームを再来させることは難しくても、これからも新たなファンが希望を見出せるような作品であり続けてほしいものです。
ほったゆみの死亡説はガセ
ほったさんは『ヒカルの碁』の連載終了後も活動を続けています。
2005年には河野慶さんが作画を担当した『ユート』の原作を手がけました。
ジャンプ打ち切り漫画紹介210 ユート ほったゆみ/河野慶 2005年 北海道でスピードスケートの選手として期待されていたユートは、東京に引越しをしてリンクの少なさや競技人口、金銭コストに戸惑いながらもスケートへの情熱を捨てずに試行錯誤しながら競技を続けていく。 pic.twitter.com/LABadJ7jnK
— 津尾 尋華 (@utikirimanga) November 21, 2020
ジャンプオープン明け。本棚の奥から引っ張り出してきたユート読んでるけど、めちゃくちゃおもしろいな。ほったゆみネーム上手すぎるだろ。
— ヌールさとう (@nool_freeman) September 19, 2017
しかし『ヒカルの碁』以上の大ヒット作に関わっていないため、死亡説も生じてしまったようです。
実際にはガセネタで、ほったさんは2023年現在も健在です。
夫の漫画家・堀田清成さんとも協力し合いながら、自分たちにとって心地よいペースで活動を続けているのではないでしょうか。
『ヒカルの碁』に匹敵する大ヒット作を再び生み出す必要はないので、今後は楽しみながら無理なく活動を続けてほしいですね。
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