小畑健の画力がすごい。手塚治虫から天才の評価。絵の練習法。上手い理由&線画はアナログ

『ヒカルの碁』や『DEATH NOTE(デスノート)』などの大ヒット作の作画を担当した漫画家・小畑健(おばた たけし)さん。

「画力がすごい」「天才」と評価されていますが、具体的にどこがすごいのか気になりますよね。

小畑さんの画力と天才と呼ばれる理由、絵の練習方法を確認し、絵が上手い理由に迫ります。

併せて、線画の描き方も見ていきます。

小畑健のプロフィール

本名:小畑健

生年月日:1969年2月11日

身長:非公表

出身地:新潟県新潟市

最終学歴:新潟県立新潟東高等学校

小畑健の画力がすごい!

「週刊少年ジャンプ」の作品に関する最新情報やコンテンツを公開しているYouTubeの「ジャンプチャンネル」。

同チャンネルで小畑さんが代表作『DEATH NOTE』の主人公・夜神月を描き上げる動画が公開されています。

実際に夜神月を見事に描き上げるまでの流れが確認でき、その迷いのない筆遣いを堪能できます。


「異常」とも言われるほど高度な画力と速筆さが圧巻ですね。

高いプライドだけでなく、どこか憂鬱そうな感情もにじみ出ているように思える夜神月の表情に酔いしれたファンもいるでしょう。

小畑健は天才。手塚治虫からの称賛

小畑さんは16歳の頃、すでに「天才」と称賛されていました。

しかも称賛したのは誰もが知るあの巨匠・手塚治虫さんです。

「漫画の神様」とも呼ばれた手塚さんが1985年、当時「土方茂」名義で活動していた小畑さんの作品を講評。

10年周期で何人出るかどうかというレベルの「“天才性”を感じさせる逸材」と評していました。

大物から称賛された小畑さんは、きっとこの言葉を活動のモチベーションとしてきたのではないでしょうか。

 

小畑健の絵の練習方法

小畑さんはデビュー前の中学校時代から、漫画家として活動することを意識していたそうです。

車やバイクの写生、シルベスター・スタローンのリアルな肖像、友達から頼まれたイラストなど何でも取り組みました。

「今回は水墨画の『カリオストロ』の城」など、自分で独創的なテーマを決めて練習していたそうですよ。


絵を描くことが大好きだからこそ、毎回面白いテーマを考案するのも楽しかったに違いありませんね。

絵を上達させるために小畑さんが意識していたことは、思いついたテーマを片っ端から絵にしていくことだったのでしょう。

高校2年生のときに『CYBORGじいちゃんG』で連載デビューした後は、漫画家のアシスタントとして活動。

アシスタントの仕事だけでも、新人漫画家に必要な練習は十分できたと感じているといいます。

絵を描くスキルだけでなく、仕事場の空気を感じられたことで、プロとしての心構えができたようです。

周囲には「本気で取り組んでいる人」しかいなかったため、当然ですがやる気が出てきました。

プロ意識が高い集団の中で仕事に取り組んだ後、その勢いを持ち帰り、自宅でもネームを描いていたそうです。

新人の頃は週刊漫画誌の連載が苦しく、最初の連載を終えたタイミングで「もう無理」だと感じていました。

週刊ペースでストーリーを作るのに苦労し、大好きだった絵も満足に描けない時期があったそうです。

「向いていなかったんだ」というモヤモヤした気持ちも抱いていました。

その後もらった仕事『ヒカルの碁』で運命が好転。

ネーム原作がある作品、つまり構成ができ上がっている作品だったため、小畑さんは絵に集中できたそうです。

「漫画家は編集者・アシスタント・ネーム原作者など色々な人でできたチームの一員であればいい」

そう思えた瞬間、1人で抱え込まなくてもいいことに気付き、道が開けたように感じたそうですよ。

小畑健の絵が上手い理由

小畑さんの絵は緻密かつ繊細で、手塚治虫さんからは10代の若さで「天才」と称賛されたほど。

ただし生まれながらにして才能に恵まれていたのではなく、若い頃からの絵を描く習慣によって、画力を磨き上げられたのでしょう。

中には『バクマン。』以降は「絵が下手になった」という意見もあるようです。


このような意見が浮上するのは『ヒカルの碁』『DEATH NOTE』『バクマン。』では絵柄が大きく変化しているためでしょう。

昔のキャラクターを描こうと思えば今でも描けるはず。

「下手になった」と感じる人は、絵柄の変化に困惑してしまっているのかもしれませんね。

小畑健の線画の描き方

小畑さんは原稿を描く際、デジタル技術を取り入れていますが、キャラクターを描く際はすべてアナログのままです。

アナログで線画を描き、コピーした紙にコピックを使って、色を塗ります。

仕上げにパソコンを使うこともありますが、作業自体はすべて手書きです。

細かい部分は塗りながら作ることで、立体的に見えるよう仕上げていきます。

色を塗る際にはどんどん影を置いて、明るい部分は光を作り、最後に細部を作ることで立体感を出すそうですよ。

ラフの段階で大まかな流れを決めているものの、完成版は描きながら想像し、調整しています。

小畑さんのように線画を描いてみたい人は、ぜひ描き方を参考にして、まずは模写から始めてみてはいかがでしょうか。


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