映画化された『人のセックスを笑うな』で鮮烈なデビューを飾った小説家・山崎(やまざき)ナオコーラさん。
結婚エッセイ『かわいい夫』でも人気ですが、夫はどんな人なのでしょうか。
今回は山崎さんの結婚の詳細、子供の出産、友人とされる西加奈子さんとの仲、出身高校の情報について見ていきます。
山崎ナオコーラのプロフィール
本名:山崎直子
生年月日:1978年9月15日
身長:不明
出身地:埼玉県
最終学歴:國學院大學文学部日本文学科
山崎ナオコーラ、夫との結婚
まずは山崎さんの夫と結婚の情報を見ていきます。
【新刊入荷】『かわいい夫』山崎ナオコーラ(夏葉社)。旦那さまのことや日々の暮らし、そして結婚について書かれた94本のエッセイ集。「多様性の肯定のために」と語るご夫婦の優しさが内包されており、心温まる一冊です。装画も素敵です。 pic.twitter.com/5h2JJ4ko17
— 本屋B&B (@book_and_beer) December 27, 2015
2004年に小説家デビューし、話題作を次々に発表していた山崎さん。
結婚したのは2012年のことで、相手は書店員の男性でした。
書店員は重労働のわりに稼ぎが低い仕事とも言われますが、実際に山崎さんの夫はかなりの低収入だそうです。
人気作家で大学の講師もしている妻の方が、断然年収が高いという現状。
それでも山崎さんは「低収入でもすばらしい仕事をする夫を尊敬する」と育児エッセイの中でも語っており、このまま書店員人生を貫いて欲しいそうです。
旦那さんはそんな妻を大切に思い、執筆に忙しい彼女の代わりに家事などもこなしています。
一般的な女性に比べて家事をさほど行っていないという山崎さんですが、2人がそれで良いと感じられるやり方を貫くことが、ご夫婦の幸せの秘訣なのかもしれませんね。
夫から見た妻の魅力
山崎さんは、自分自身の魅力について「きちんと稼いでいる」と語ったことがあります。
容姿が優れているわけでも、気づかいができるわけでもないと自分を分析する山崎さん。
一番の魅力と言えるのは、しっかりと収入を得ていることのようです。
この話を聞いて「自分のことだから控えめ」と感じる人もいるかもしれません。
ですが山崎さんによれば、旦那さんも同じ部分に魅力を感じているのだとか。
実際に言われたかどうかは不明ですが、稼いでいることについて「すごくいい」と思ってくれているそうです。
確かに、山崎さんの収入はすごいものでしょう。
複数の受賞歴があり、知名度も人気も高いわけですから、駆け出しの無名作家とは比べ物にならない稼ぎになることは想像できます。
山崎ナオコーラさん、第23回島清恋愛文学賞受賞おめでとうございます!🎉
『美しい距離』は、はじめ文學界で読んだのですが、とても良くって、単行本も買いました。
とうとう無冠の称号がとれて、ファンとしても本当に嬉しいです✨ pic.twitter.com/Y8Fqs8bXf0— ⓒⓞⓢⓜⓞ🏃📚 (@0702_cosmo) February 16, 2017
誰もが何かしら仕事をしているわけですが、「たっぷり稼いでいる」と言い切れるほど高収入の人は、その中の一部にすぎないはず。
山崎さんがやっているのは、誰にでもできることではありません。
そう考えると、たくさん稼ぐ能力があることは、立派な魅力といえます。
山崎さんの話から「それしか取り柄がない」的な遠慮を感じる人もいるかもしれませんが、確かな長所と考えることができますね。
それに、稼ぎという魅力があるからこそ、毎日がんばれるという山崎さん。
収入面はほぼ山崎さんが担っているわけですから、よく聞く夫婦平等とは違うかもしれませんが、不満は感じないようです。
しっかり稼げている事実は、山崎さんのポジティブな考え方にも影響しているのでしょう。
夫婦の日常が「かわいい」と話題
旦那さんとの日常は、エッセイで紹介されています。
2015年の『かわいい夫』などは評判が良いらしく、SNSでも多くの人がおすすめしていますね。
読んだ人は、「かわいい夫婦」「素敵な夫婦」といった感想を抱くようです。
山崎ナオコーラ「かわいい夫」読了。
かわいい。筆者も夫も。読みながらニヤニヤしてしまった。
置き手紙のやりとり、ドライヤーの下りが好き☺️
山崎ナオコーラ記念館がいつかできたら、絶対に行ってみたい🙌
文庫化待ち望んでたのですごく嬉しい😊こんな夫婦になりたいと思った、そんなホワイトデー。 pic.twitter.com/o1NnLyDXGe— 無花果@読書アカ (@mochi_0258) March 14, 2020
山崎ナオコーラさんの「かわいい夫」を読んだ。旦那さんとのやりとりがすごく可愛いらしくてこんな夫婦いいなと思った。
— katokichi (@katokichii) February 8, 2016
どうやら、非常に好印象のようですね。
くすっと笑えて温かくなれる、素晴らしいエッセイなのでしょう。
ファンの声には、旦那さんの可愛さや人柄を褒めるものもあります。
山崎ナオコーラ『かわいい夫』読書会に向けて目を真っ赤にして本を読んで、でもその感動をみんなと共有できず「こてんぱんにやられた」と言って帰ってくる旦那さんがかわいい!たまたま出会った本を自分なりの読み方で深く読み込んでいくのが素敵な読書やって書いてあるところ、その通りや!って思う。
— ミサ (@hyokofuji) February 24, 2016
山崎ナオコーラ『かわいい夫』 #読了
エッセイがおすすめと聞き、初の山崎ナオコーラさん。自分の考えはっきりとしていて、自分たち夫婦と周りや一般的な家庭を比較しないところに好感が持てた。歌舞伎のイヤホンガイドの話が好き。旦那さんの「立派な芸だよね」という一言に人柄の良さを感じる。— 葉鳥 (@htrcrn312) March 6, 2020
妻である山崎さんも、旦那さんのそんなところが好きになったのかもしれませんね。
山崎ナオコーラ、2人の子供を出産
次に山崎さんの子供について見てみましょう。
山崎さんは2016年に第一子を出産しています。
『かわいい夫』の夫妻に、子どもがやってきた! 見知らぬ驚きの毎日を〈率直な〉言葉で綴るエッセイ。読む人を支え深く通じ合うことが出来るのは、そうしたどこか距離が保たれている言葉。読んでいて、腑に落ちる。山崎ナオコーラ『母ではなくて、親になる』(河出書房新社) pic.twitter.com/3pUGFQGlob
— Title(タイトル) (@Title_books) June 17, 2017
さらに2019年には第二子を出産しました。
1人目を生むときと違い、緊張感はなく、楽に出産できたようです。
山崎さんは育児の大変さを覚悟していたそうですが、実際にはストレスを感じることがないとのこと。
「映画を観たいと思うことはあるけれど、子供の様子を見ている方が映画を観るより面白い」と語っています。
また「あきらめる」という言葉が好きだという山崎さん。
起こってしまったのだから仕方がない、という諦観を持つことが、ストレスを感じない秘訣のようです。
どうしても予定通りには進まず、ハプニングの連続なのが育児というもの。
それでも何かが起こる度に、仕方がない、と受け入れる心の余裕があれば育児もストレスではないのでしょう。
山崎さんの場合は、献身的に支えてくれる旦那さんがいるからこそ、それだけ泰然としていられる可能性もありますね。
ただ一般的な女性がストレスを感じずに育児をこなすのは、至難の業でしょう。
それでも山崎さんのエッセイを読み、少しでも参考になる箇所があれば、救いになるかもしれませんね。
山崎ナオコーラと西加奈子は仲良し
続いて、山崎さんと仲が良いとされる、直木賞作家の西加奈子さんとの関係について見ていきましょう。
西さんは『あおい』で、山崎さんと同じく2004年に小説家デビュー。
同期の作家同士、大親友の関係にあるようです。
2006年に作家のシンポジウムで出会った2人。
お互いの本の感想を、メールで送り合うこともあるそうです。
天然でかわいらしい雰囲気の山崎さんと、サバサバした関西育ちの西さんは、ボケとツッコミの関係なのかもしれません。
2人が対談などで話し合っている様子は非常に楽しそうで、話題が尽きることがないことからも、きずなの強さがうかがえますね。
西さんの短編小説集『炎上する君』に収録の「甘い果実」では、作家を志す主人公がひたすら「ナオコーラ」と連呼する描写があります。
★西加奈子『炎上する君』の「甘い果実」を70pまで読了です。この小説の中にあの、山崎ナオコーラさんが登場してますが最後はアッと驚く仕掛けが!小説家を目指す主人公が山崎ナオコーラに嫉妬する話。僕も誉められたいにゃ。
— 結南カイト (@yunakaito) September 11, 2010
筆者もこの作品を読んで、初めて山崎ナオコーラという存在を知り、山崎さんについて調べた経験があります。
宣伝効果のあるやり方で、ナオコーラという名前を読者に植え付けようという、西さんの友情の表れだったのかもしれませんね。
山崎ナオコーラの高校は非公開
最後に山崎さんの高校について見ていきます。
國學院大学を卒業し、同校の講師もされていたことはファンなら周知の事実。
しかし高校については情報がないのが現状です。
わかっているのは、北九州に生まれたのち、埼玉県で育っているので高校までは埼玉在住だったこと。
県内の高校か、あるいは都内で通える範囲内の高校という可能性が高いでしょう。
また代々木ゼミナールに通い、大学受験のため勉強に励んだそうです。
数学と英語が苦手で、完全な文系少女だったという山崎さん。
大学の卒論のテーマが『源氏物語』の浮舟だったことからも、根っからの文学好きだとわかりますね。
巧みな心理描写などの文学的才能が飛びぬけているだけでなく、どこか世間ずれした天然キャラも愛される理由なのでしょう。
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