小川糸、夫と離婚の噂。母と確執の過去から心情が変化&家族に姉が2人

執筆活動を10年以上続けた末に、小説家をあきらめる思いで書いた『食堂かたつむり』がベストセラーになった小川糸(おがわいと)さん。

年の差婚をした夫との離婚の噂が流れていますが、はたして本当なのでしょうか。

インタビューで時おり触れる母との関係や母の死による心境の変化、また姉など家族についてみていきます。

小川糸のプロフィール

別名義:春嵐(しゅんらん)

生年月日:1973年

出身地:山形県山形市

最終学歴:清泉女子大学

所属事務所:アミューズ(2008年~2012年)

小川糸が音楽プロデューサーの夫と離婚?

2008年の小説家デビュー作『食堂かたつむり』が若い女性の支持を受け、一躍脚光をあびた小川糸さん。

同作はのちに柴咲コウさんの主演により映画化されただけでなく、イタリアの文学賞であるバンカレッラ賞の料理部門賞やフランスのウジェニー・ブラジエ小説賞を受賞しました。

以降、『つるかめ助産院』『ツバキ文具店』はドラマ化され、『ライオンのおやつ』は 2020年の本屋大賞第2位に。


ご本人の穏やかな雰囲気からはイメージしにくいですが、念願の小説家デビューを果たすまでは波瀾万丈だったようです。

清泉女子大学卒業後に就職した会社は「本の世界にいたい」という理由で数か月で退職。

編集プロダクションでライターの仕事をはじめるものの、すぐに休刊となりリストラの憂き目に。

この時、住む部屋を失った小川さんが段ボール箱ひとつで移り住んだのが彼氏のところでした。

この男性がのちに夫となる水谷公生さんです。

水谷さんは多くのアーティストの作曲・編曲を手がけてきた音楽プロデューサーで、26歳年上。

出会ったのは小川さんが大学生の時で、水谷さんはバツイチの47歳でした。

二人は2000年に結婚し、夫の長年の盟友である浜田省吾さんとともにFairlifeを結成。

2016年のインタビューでは、いつまでも音楽が好きで子供のような心を失わない夫に惹かれていることや、仕事に対する姿勢を尊敬していることなどを語っていた小川糸さん。

ところが最近になって、ネット上に「小川さんは離婚したの?」という声がみられますね。

ご本人が雑誌の記事やその他の媒体で離婚したことに触れていたという情報があるのですが、残念ながら、これらの記事を確認することができません。

今のところニュースにはなっていないようなので、ファンとしてはよけいに気になりますね。

もしこの話が事実だとすれば、離婚は本当のことになりそうです。

ブログで離婚を発表していた?

離婚の噂がある割には確かな情報がないため、はっきりしたことがわからない小川さん。


Wikipediaにも水谷さんとの離婚情報はなく、2023年現在も夫婦になっているので、混乱する人もいそうですね。

ですが、SNSで見かける話題の中には、ブログで離婚報告をしたという情報もあります。

ただ残念なのは、当時のブログ記事がすでに削除されていることです。

2023年現在、小川さんのブログで閲覧できるのは2021年からの記事。

離婚について書いたと思われる2019年の記事は、確認できない状態です。

明確な報道の情報などが見当たらないのは、このブログだけで発表したからなのかもしれませんね。

ちなみに、離婚に至った理由についても、詳しいことはわかっていません。

2019年のブログで明かしていた可能性もありますが、理由についての噂は出ていないようです。

ちなみに、小川さんと水谷さんは26歳離れた年の差夫婦。

結婚するまでは、周囲から反対の声も多く上がっていたようです。

妻:会うまではいろいろ言われたりもしましたけど、会えば誤解も解けて、大丈夫でした。

夫:僕は周りに「犯罪だ!」って言われましたけどね(笑)。

こうした苦境を乗り越えて結婚したわけですから、2人の絆はとても強いものだったことが想像できます。


それでも別れてしまったのだとすれば、よほどの理由があったのではないでしょうか。

離婚後に名字が変わった?

2021年3月19日、夫婦別姓をテーマにした小川さんのブログ記事には、興味深い文章が含まれています。

私にとっては、夫と別居することも、元夫と同居することも、どこにディスタンスの重点を置くかの違いだけで、中身としては同じようなものだと思っている。

これがただの例え話でないとすれば、「元夫」という部分から、離婚はやはり事実ということになりそうです。

それに、同じ記事の中で名字が変わったことも明かしていますね。

私も去年、姓が変わることでどんなに不便を被るかを思い知った。

2021年の前年なら、2020年に名字が変わったはず。

離婚が2019年だとすれば、離婚して姓が戻ったという話ではなさそうです。

2020年に姓が変わったのは、もしかすると再婚したからなのかもしれません。

家族についてはあまり書かない様子の小川さんですが、2021年の記事にはパートナーの存在を匂わせる記述もあります。

それに今年は、初めてよそのおせちも頼んでみた。
ちょうど二人分というのがあり、プロのおせちがどんなものか、興味があったので。

20分前くらいに着いたら、店にはまだ鍵がかかっていた。
これは後から気づいたのだが、どうやら、今はコロナの影響で、客数を絞り、予約は私たち2人だけだったのだ。

ただ、こうしたブログ記事だけでは、やはり詳しいことはわかりませんね。


再婚や新たな恋の情報も表に出していないのか、SNSではあまり話題になっていません。

夫婦別姓の記事には「別居」という少々心配なワードも出てきますが、2023年現在の小川さんは、幸せに暮らしていて欲しいものですね。

小川糸と母の確執

泊まりのある仕事をしていた母親とは、幼い頃からうまくいっていなかったという小川さん。

それは大人になっても変わらず、ずっと距離をおいて接してきたそうです。

母親との苦しい生活

母親はとても厳格で、子供に対して支配的なところがあったようですね。

たとえば、まだ幼稚園児の小川さんに小学生用のドリルを解かせ、解けないと責めたり、子供へのクリスマスプレゼントにのし袋入りの1万円札を用意したり。

小川さんは子供心に違和感を感じていたようで、母親との関係がつらく、物語の世界に逃避するようになりました。

早く大人になって自立することばかりを考えていたという小川糸さん。

3年間のベルリン生活を終えたばかりの小川さんですが、ベルリンに渡った理由のひとつは、日本よりも自由に、自然体で生きられると思ったからだそう。

自由に対する意識が高いのは、幼少時から母親との関係に苦しみ、自由を欲していたからなのかもしれません。

母の死で変わったこと

大人になってからも母を理解して受け入れることはできず、「お互いのため」と思って連絡も断っていました。


その母が数年ぶりに電話をかけてきて、余命1年の宣告を受けたことを告げました。

あれほど高圧的で、子供にとって強い存在であり続けようとした母が、「死ぬのがこわい」と弱々しく怯えていたそうです。

母との闘いに苦しんでいた頃は、ひどい母親としか思えなかったという小川糸さん。

母の死で、目に見えないへその緒のようなものが切れ、それと同時に、負の側面ばかりを見ていたことに気づいたと述べています。

今では母の愛情を感じており、過去のつらい時期が小説を書く原動力になっていると思えるようになったのだそう。

人の死は喪失感や悲しみを伴いますが、物ごとのとらえ方を反転させるきっかけにもなることに改めて気づかされます。

世の中には確かに支配的な母親もいますが、彼女たちにしてみれば、自分なりの母親の役割を懸命に務めているだけなのかもしれません。

家族に姉が2人

小川糸さんは1973年に山形県山形市に生まれ、高校卒業まで同地で過ごしています。

実家では両親と姉二人、祖母の六人家族でした。

過去のインタビューでは、吉本ばななさんの『TUGUMI』を、姉の薦めで読んだことを明かしています。

姉が薦めてくれたんですが、登場人物に陽子さんという人がいて。姉も漢字は違うけれどヨウコという名前だし、なんだか二人の雰囲気が似ていて印象に残っていましたね。

どちらのお姉さんかは不明ですが、小川さんと同じく読書好きだったのかもしれません。

同じ趣味を持っていると、話も弾みますよね。

姉妹の間では、本をおすすめし合ったり、感想を言い合ったりすることもあったのではないでしょうか。


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