森絵都、旦那や結婚、家族は公表せず。作家としてどんな人?読書少なめの生い立ち

小説『みかづき』で学習塾を運営する家族の奮闘を描いた森絵都(もり えと)さん。

作品には塾の運営を巡りすれ違う夫婦の姿が描かれましたが、森さん自身に旦那さんはいるのでしょうか。

今回は森さんの結婚、家族に関する情報を確認していきます。

またすばらしいヒット作を生み出す彼女はどんな人なのか、知られざる生い立ちをまとめていきます。

森絵都のプロフィール

本名:雅美

生年月日:1968年4月2日

身長:非公表

出身地:東京都

最終学歴:日本児童教育専門学校児童文学科

森絵都の旦那や結婚に関する情報はない

森さんはプライベートに関する情報を公表しておらず、既婚者なのか独身なのか確認できませんでした。

2023年現在は55歳ですから、結婚しているとすれば成人した子供がいても不思議ではない年齢です。

ただ旦那さんや結婚に関する情報がない以上、独身で仕事一筋に生きてきた可能性もありますね。


森さんは夫婦・恋人、独身の人を問わず、さまざまな人生の機微を描くことに長けています。

作品に森さん自身の体験が投影されているとしても、読んだだけではどれが実体験か判断できません。

そのため作品をヒントに既婚か独身か判断するのも無理がありますね。

ちなみに「文藝春秋2018年1月号」では、若い頃は「他人の恋愛なんてどうでもいい」と考えていたことを明かしています。

人生でもっとも本を読んでいた20歳の頃、恋愛ものの小説は読んでいなかったそうです。

他人の恋愛に興味を持てないのですから当然ですね。

ただ、今では「他人の渦中を傍から見ると、渦中にいるときには見えないものがよく見える」ことを感じるといいます。

つまり恋愛で「渦中にいる」経験をしたことがあるわけですね。

一切恋愛に関心がなかったわけではなく、自身は恋愛の経験があるのですから、交際から結婚に至った相手がいても不思議ではありません。

旦那さんがいるとしても一般人のため、森さんが配慮し、個人情報が漏れないようにしているのかもしれませんね。

森絵都の家族は洞察力が鋭いかもしれない

森さんに夫や子供がいるかは、2023年現在は情報がなく断定できませんでした。

実家には両親や兄弟がいる可能性がありますが、そちらも詳細は不明です。

ただ児童文学・青春小説・恋愛ものなど、ジャンルを問わずさまざまな作品を描ける作家である点にヒントがあるかもしれません。


先述の通り、独身の人の心理も夫婦の心理も書けるほど、洞察力が鋭い人です。

筆者の推測ではありますが、文才と人間心理への洞察力が遺伝だとすれば、家族にも文筆家がいるのかもしれません。

あるいはカウンセラー、精神科医、教師など、人の気持ちを考えることに長けた人がいる可能性もありそうですね。

森絵都はどんな人?洞察力と思いやりがある

森さんは日本児童教育専門学校と早稲田大学第二文学部文学言語系専修を卒業しています。

フリーランスのシナリオライターを経て、1990年『リズム』で「第31回 講談社児童文学新人賞」に輝きデビューしました。

その後は映画化・アニメ化された『DIVE!!』やドラマ化された『風に舞いあがるビニールシート』などヒット作を生み出します。

今でこそ大人向けの小説を多く執筆している印象があるかもしれませんが、もともとは児童文学を中心に発表していたのです。

専門学校で児童の心理や発達などを学んでいたのですから、作家としても「子供が喜ぶ作品を描きたい」と考えていたのでしょう。


それは「作家になる決意をしたとき、最初に児童文学作家を目指した」と語っていることからもうかがえますね。

子供たちへの優しいまなざし、悩める大人たちに生きるヒントをもたらせる洞察力。

両者を兼ね備えた森さんは、深い思いやりと鋭い人間観察力がある人なのでしょう。

森絵都の生い立ち。幼少期はほとんど読書していない

1968年4月2日、東京都に生まれた森さんは、幼少期にほとんど本を読んでいなかったそうです。

大人しく読書するよりも、友達と外で遊ぶ方が好きな子供だったといいます。

優れた作家でありながら、読書量が少なかったというのは意外ですね。

小学校4年生の頃までは何かしらの本を読んでいたようですが、あまり覚えていないとのこと。

母親に図書館に連れて行ってもらったこともあるそうですから、記憶にないだけで本には触れていたのでしょう。


子供の頃に読んだ本で印象に残っているのは、土方久功さんの絵本『ぶたぶたくんのおかいもの』。

こぶたがお母さんに頼まれ、買い物に出かけるシンプルな物語ですが、個性的な絵やリアルなキャラクターが記憶に刻まれたようです。

1冊の絵本しか印象に残っていないほど読書量が少なかったものの、作文を書くことは得意でした。

高校3年生で進路の選択を迫られ、「作文くらいしか褒められたことがないから、作家になろう」と決意します。

児童文学について学べる専門学校に進学し、児童心理学・児童文化論・英米児童文学などを学び、創作にも挑戦しました。


実際に文学について学び始めたこの時期が、人生でもっとも読書量が多かったのですね。

森さんは生まれつき恵まれていた観察力と文才を、教育を受けることでさらに磨き上げ、一流作家となったに違いありません。

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