上田久美子の結婚は不明。子育ての噂は人違い。退団理由&転職歴。京都大学卒で留学を決意

2006年に宝塚歌劇団の演出助手となって以来、退団するまで脚本演出家として活動した上田久美子(うえだ くみこ)さん。

2021年に月組公演『桜嵐記』の脚本が高く評価され、第25回鶴屋南北戯曲賞の最終候補に残りました。

しかし翌年3月末に宝塚歌劇団を退団したのは、どのような理由による決意だったのでしょうか。

今回は上田さんの結婚と子育てに関する情報から、退団理由に迫っていきます。

また転職、母校・京都大学での学業と、今後の留学についてまとめていきます。

上田久美子のプロフィール

愛称:ウエクミ

本名:上田久美子

生年月日:1979年4月12日

身長:非公表

出身地:奈良県天理市

最終学歴:京都大学文学部フランス文学専修

上田久美子が結婚しているか不明

2023年現在、上田さんが結婚しているか情報は見当たりません。

輝かしいキャリアを歩んでおり、経歴を見る限りでは、結婚して家庭を省みる余裕はなかなかなさそうです。

ただ経歴だけで判断はできないため、結婚を非公表にしているだけで、実際は旦那さんに支えてもらっているのかもしれませんね。


上田さんは宝塚歌劇団の演出家・脚本家として、タカラジェンヌから信頼され、ファンからはよく知られる存在の女性です。

2013年、月組バウホール公演『月雲の皇子 衣通姫伝説より』で演出家としてデビューを果たしました。

2015年には雪組公演『星逢一夜』で大劇場での演出デビューを果たし、第23回読売演劇大賞・優秀演出家賞を受賞します。

2018年には『BADDY 悪党(ヤツ)は月からやって来る』で大劇場作品のショー演出を担当しました。

しかし順調に実績を重ねている最中の2022年3月末、突然、宝塚歌劇団を退団してしまいます。

上田久美子は同姓同名の子育て専門家がいる

上田さんについてインターネット上で調べていると「子育て」という関連キーワードが表示されます。

やはり既婚者で、子育てが大変になり、宝塚を退団したということでしょうか。

しかし実際は、そのようなことはありませんでした。

上田久美子さんという同姓同名の子育て専門家がいることが、関連キーワードとして「子育て」が表示される理由です。

子育て専門家の上田久美子さんは、幼稚園教諭・保育士としてのキャリアがあり、今は親子カウンセラーとして活動しています。

2016年から「愛情が伝わる子育てセミナー」を全国で開催し、子育てに悩むママや保育士にアドバイスを提供してきました。

自身も男の子2人の母として、親子の信頼関係を築くのに苦労したそうです。


親の方が子供の気持ちに寄り添い、向き合うことで、うまく関係を築けるようになったといいます。

セミナーや座談会で親子の信頼関係を築くポイントやノウハウを共有し、頑張る大人たちをサポートする人材です。

脚本家の上田さんとは何の関係もありませんでしたね。

上田久美子の退団理由はフランスでの学び直し

『月雲の皇子』の脚本に加え、演出も手がけて鮮烈な演出家デビューを果たした上田さん。

宝塚ファンにとっては尊敬の対象だったはずですが、自身は人知れず悩んでいたようです。

自分が作りたいものを書くというよりも「出演者が人生をかけているのだから、ちゃんとした台本を書くべき」と考えていました。

出演者や観客が求めている作品を生み出せるよう「マーケティングを意識」していたのです。

ポスター写真で出演者がどのような衣裳を着ていたらチケットが売れるか。

ストーリーに入れ込むべき観客を感動させられる要素は何か。

マーケターのように冷静かつ客観的に分析しながら、作品を生み出していきました。

しかし徐々に社会全体が変化し、地球環境も悪化していることを感じ始めます。

宝塚入団から10年目頃までは「視野狭窄」、つまり閉ざされた空間で視野が狭まっていたそうです。

そこでこれまで無視してきた「社会・世界で何があったのか」という意識と向き合い、しっかり情勢を勉強し直しました。


結果的に「日本だけでなく、海外の視点も含めて現代社会を見て、危機感や疑問を取り入れた作品」を生み出したくなったのです。

「自分の内側にある危機感をろ過して、形にしたい」

到達した思いを実現させられる場所は、宝塚ではありませんでした。

今までは宝塚に関係する人たちのために、自分の気持ちは度外視して仕事に取り組んでいました。

しかし今後は自分の外側ではなく、内側にある感情を表現したくなったのです。

それを表現するには宝塚以外の場所を見つける必要があり、退団を決意しました。

宝塚の仕事を続けて外で活動することも可能でしたが、一度収入を断ち「背水の陣」で臨むのが性に合っていたそうです。

新天地を求めるための活動として、まずは文化庁の海外研修で1年間のフランス留学をすることになりました。

自身はこの留学を、社会で仕事をした後、いったん中断して学び直す「リカレント」期間としてとらえています。

フランスで現代演劇を制作する劇場で研修を受け、宝塚以外の舞台について現場で勉強するそうですよ。

非常に前向きな退団理由だったため、ファンの方々は安心したのではないでしょうか。

上田久美子は転職しないが過去に転職経験あり

上田さんは宝塚を退団しますが、決して転職するわけではなく、引き続き脚本家や演出家として活動予定です。

退団直後には朗読劇『バイオーム』を発表しており、在団中から先を見据えて準備していた戦略家らしい一面もうかがえます。


ちなみに同作は宝塚と同じ阪急・東宝グループに属する、梅田芸術劇場による企画でした。

つまり宝塚と完全に別離したわけではなく、円満退団であり、今後も協力関係であり続ける予定なのではないでしょうか。

そもそも彼女は、宝塚にとってはヒットメーカーですから、劇団側も邪険に扱うわけにはいきません。

今後も時には宝塚と手を携え合いながら、活動の幅を広げていくに違いありませんね。

ちなみに上田さんには、かつて一度だけ転職歴がありました。

上田久美子は京都大学卒業時に就職氷河期

上田さんは京都大学文学部フランス語学フランス文学専修を卒業した秀才です。

在学中から演劇に取り組み、ジャージを身に付け、黒髪はコケシのような形にカットした個性派の学生だったそうですよ。

広範囲で活動できるよう、ヒールの靴は履かずに、サンダルを愛用していたといいます。

京都大学はリベラルな教育を重視しており、名門でありながら保守的ではなく、自由な校風が魅力の大学でした。

リベラルな校風のおかげで上田さんは、自主性を大切に、のびのびと活動する人材に成長できたようです。

2004年に卒業した当時は就職氷河期でした。

就職が難しい時期に苦労しながらも、製薬会社に入社でき、2年間勤務を続けました。

しかし2006年には安定した職を捨てて、当初は演出助手として宝塚歌劇団に入団します。


転職理由は「劇場の仕事がしたい」という気持ちに従ったためでした。

プロデュースや劇場運営に憧れていましたが、作り手側の演出助手として採用され、いざやってみると向いていたそうです。

上田さんの作品は「面白い」と思わせる力があると評価されてきました。

安定を重んじず、自由に活動できる京都大学での経験が、斬新な作品を生み出す原動力になっているのかもしれませんね。

上田久美子はフランスに留学しリカレント教育を受ける

上田さんが宝塚を退団した理由についてまとめました。

「自分の内側にあるものを、より広い視点を踏まえて表現したい」と考え退団。

文化庁の海外研修制度でフランスに留学し、現場でリカレント教育を受けることで、実力をさらに磨く決意をしました。

同じく宝塚の演出家・木村信司さんは、在団しながらニューヨークとパリに留学しています。

しかし上田さんは「本気になる」ため、退団して収入を断ってからの留学を決意したのです。


これまでも本気で仕事に向き合ってきた上田さんが、さらに強い覚悟を決めた結果、どのような作品が生み出されるのでしょうか。

留学後の新たな「宝塚ではない」上田作品を観られる日が待ち遠しいですね。

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